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2024年3月29日造本作家・デザイナーの駒形克己さんが永眠されました。 2012年に夏のセミナー「出版に向けた絵本の試作づくり」に参加した時が出会い。講師である駒形さんの授業が素晴らしすぎて、個別アドバイスも的確で、本当に勇気をもらえました。(板橋区立美術館が企画するイベントの講師陣がいつも凄い。私にとって最強の学び場です。) 「種を作って、広い所へまきに行きましょう」 駒形さんに背中を押されて、「よし来年、ボローニャへ行くそ!」と決意。いつかはボローニャに行くのが夢だけど、現実は無理だろう~とぼんやり思っていたことは、駒形さんに出会ったことで一変しました。 しかし、そのすぐあとに駒形さんは、病気で緊急入院。次回のセミナーは中止。というお知らせが…すごく驚きとショックで、何もするきになれず、気持ちが揺らいでいました。 そんな時、大病と闘っている駒形さんから発信がありました。..
インドのタラブックス社といえば『The Night Life of Trees』(日本語版『夜の木』)がとても有名です。手すきの紙にシルクスクリーンで一枚ずつ手刷りされ、手製本された本は、芸術作品です。どんなに爆発的に売れても、会社を大きくするより、作品や従業員を守る精神を大切にされています。 夜の木 出版社/メーカー: タムラ堂 発売日: 2012/07/17 メディア: 大型本 むかし、私は遠きボローニャブックフェアに必死でたどり着き、不安のなか最初に手に取った本が『The Night Life of Trees』だったのです。心が震えた思い出の本。その数か月後、代表のギータさんの来日を知り、連続5日間のワークショップに飛びつきました。 まだ日本ではタラブックスの知名度が低かったからこそ…今となっては奇跡的。 ワークショップ1日目から、..
お仕事と勉強で、脇目も振らずに毎日を過ごしてきたので、ようやく一息ついて… 懐かしい場所 浦和へ! 30年前この町で暮らしていた思い出。随分変わってしまったけれど、ヨーカドーとか、お世話になった小児科とか伊勢丹とか細い道は、変わらぬ佇まいでうれしい。 そして、やっと行けた美術館。 「ブラチスラバ世界絵本原画展」は、スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模の絵本原画コンクール。 世界で選ばれた芸術性の高い作品が並びます。感動の嵐です。 ★BIB 2019で、きくちちきさんの『もみじのてがみ』が金牌を受賞しました。原画を見たら、圧倒されました。すごい迫力で迫ってくる感じ。 もみじのてがみ 作者: ちき, きくち 出版社/メーカー: 小峰書店 発売日: 2018/10/26 メディア: 大型本 ..
「栞」の表紙と、目次絵などを描かせていただきました。 なんと十周年です! 今回からリニューアルということで、どんなデザインがいいか、あれこれ考えました。 栞という言葉の響きや意味から、私は植物を連想したので、ずーっと表紙にお花を描き入れています。 メインは「木靴」です。 オランダの伝統的なヒンデローペンでペイントされた木靴。その中に、ペチュニアのお花を飾りました。 あとタイトルは、ヨーロッパの鉄の看板風に描きました。 表紙から裏表紙までぐるりと色を付けてます。 中のイラストも木靴を描いてます。 「栞」の作家の皆さんは、それぞれ活躍されていて、素晴らしい。ここから賞を取ったり、出版デビューしたり…プロ集団です。 10周年…本当に継続は力なりです。
癒しの絵本「SECRETS OF THE MOUNTAIN」
「SECRETS OF THE MOUNTAIN」2018年 日本語版「山は しっている」というタイトルで、鈴木出版から今年(2020年)出版されました。 その紹介で表紙の絵をひと目見ただけで、くぎ付けになってしまいました。こんな素敵な絵が描けたらな…と。 地元の図書館に予約を入れ待ちに待って ようやく手にできました。 中を開いて、またため息… 表紙を開いて…見返しをめくって…扉をめくると…また別の扉が 目の前に広がって… 長い時間 それを繰り返していました。 文章を読むのが もったいない。読み始めると 終わってしまうから… 慣れない仕事を始めて、休日は寝込むことが多くて…横になりながら 絵本の2枚の扉を ただただ見つめていただけの一日目。でも、それだけで絵本は、私を違う世界へ連れて行ってくれ、癒されました~ 二日目に、やっと本文をめくって読みました。絵だけでも ..
癒しの絵本「SECRETS OF THE MOUNTAIN」
「SECRETS OF THE MOUNTAIN」2018年 日本語版「山は しっている」というタイトルで、鈴木出版から今年(2020年)出版されました。 その紹介で表紙の絵をひと目見ただけで、くぎ付けになってしまいました。こんな素敵な絵が描けたらな…と。 地元の図書館に予約を入れたのだけど、なかなか順番が回ってきません。待ちに待って ようやく手にできました。 中を開いて、またため息… 表紙を開いて…見返しをめくって…扉をめくると…また別の扉が 目の前に広がって… 長い時間 それを繰り返していました。 文章を読むのが もったいない。読み始めると 終わってしまうから… 慣れない仕事を始めて、休日は寝込むことが多くて…横になりながら 絵本の2枚の扉を ただただ見つめていただけの一日目。でも、それだけで絵本は、私を違う世界へ連れて行ってくれ、癒されました~ 二日目に、やっと本..
夏からしばらく更新していなかったら・・・ 美しく色づく秋がきて・・・ 洗濯物取り込もうと思ったら・・・ 雪がちらちら降ってきて・・・ 幻想的な川を渡ったら・・・ 毎年恒例の場所に来て・・・ 夢の時間を・・・ それはコンサートの次の日、選ばれた人限定の空間に・・・ ユーミンが! すぐ目の前で・・・! 光る山を越えたなら・・・ いつの間にか、春の訪れ。
今年、我家に初めてツバメが巣をつくりました!7月終わりのこと。 やがて、小さな卵から、小さな雛が4羽かえりました。 暑いよ~、おなかすいたよ~、おかあさんまだかな~ とんぼとか、バッタとかおいしいな。むしゃむしゃ… 生まれてはじめて地上に降りてみた。だけど、ここから動けないよ。 あれ?巣の中、雛が増えてる!? 巣の周りには、30~40羽のツバメが集まるようになりました。 私が近づくと、みんなサッと飛び立って、雛たちも一緒に飛ぶ練習。そんな中… 「こわいよ~」 一羽だけ まごまごして飛べないツバメが。 リアルピッピ!! こわがりつばめのピッピ (ともだちだいすき) 作者: こいずみ ゆうこ 出版社/メーカー: 童心社 発売日: 2017/05/01 メディア: 大型本 私が2年前に作ったお話で..
ブログと向き合うのは、とても久しぶりで、いろいろあって、この数カ月は、東京と新潟の往復を繰り返しています。まだしばらく、行ったり来たりが続きそうです。 東京は、どうしてあんなに人が多いのだろう…ギシギシ擦りあって、消耗していくようだ。それでも、みんなひとりひとり様々な人生を生きているんだ。ずっと都会で暮らしていたら、見えないものがある… 都会の人の波をくぐりぬけて、山を見ると、ほっとする。 ここに帰って来た~ 私の好きな、癒しの空間で ただわけもなく、川の流れを見ていた…買い物帰り そして、土手の上を歩いた。 天まで続いているかもしれない道。 パワースポットと言われるお寺 だけど本当は、大自然のすべてが、パワースポット! ずっと田舎で暮らしていたら、見えないこともある… *************** 私のイラストのHPは、こちらです **************..
魚沼地域では、毎年ホワイトクリスマスです。年末を越える頃は、雪が降りすぎ、街は埋もれ、外出ままならず、気持ちが暗くなります。それが、大雪の合間、ほんの僅か晴れた時、一瞬 凛とした景色に心うばわれます。 そんな心情を絵にしたのが、この一枚です。 大雪の中でも、希望の花が咲くように・・・ 児童文学の作家さんが、切磋琢磨して作った作品が詰まった本です。すてきな内容。読みごたえあります。 その表紙を描かせていただきました。 今年もありがとうございました! **************私のホームページです**************
突然、家族が入院しました。今の医学では治せないと…新潟と東京を何度も往復しながら、ただ祈ることしかできません。大切な命。難病と言われても、必ず解決法があると信じて。 *******人の命が いつ終わるかなんて わからないけれど、必ず死は訪れる。だけど、魂だけは残っているのだろう。そしてまた生まれ変わっていく。 *******不思議な体験をしました。訳もなく悲しくて、苦しくて、涙で眠れないことが続いた ある時、違う世界の中へ… 広い丘の木の下。20歳前後の若い私が横たわっていたのは、五角形の棺の中。長い髪。白いドレス。太くて長い剣。騎士団の人。・・・時代は、中世ヨーロッパ。 私の身体は、死んでいるよう。 だけど魂は、棺の自分や、回りの人の様子を見つめた。それが絶望感…。苦しい気持ちのまま…。 数分間、時空を越えた旅をした。 しばらく涙が止まらなかった。 前世、ヨーロッパの何処か..
「三鷹市 星と森と絵本の家」のコンクールで、優秀賞をいただきました。 その作品が今 展示されています。9月19日~11月19日まで。 丸2ヶ月間。 「ながれぼしにおねがい」15ページ全部の原画と文章。 順番にたどっていくと絵本よめます。 自由展示は、江戸時代から続く「はんぺん」のお話。 原画は5枚です。 絵本の部屋につづいてる 回廊ギャラリー。 なかなか行けないので、感想ノートのコメントがうれしいです。 昨年度につづき、今回も入選できたこと、奇跡的。ありがとうございます。 ********** 追記:展示終了しました。皆様、遠くから足を運んでいただき、ありがとうございました!感謝感謝です。。。 ************ こいずみゆうこ HP ************
越後妻有アートトリエンナーレ2018・ 大地の芸術祭が始まっています。http://www.echigo-tsumari.jp/ 2018.7月29日~9月17日 私は、しばらく休養していたのですが、久しぶりの制作。「絵本と木の実の美術館」で! 3年に一度の大きな芸術祭です。その準備期間中のことを 少し書きます。 新潟県十日町市の鉢集落に 泊り込みで作業。しばらく来てないうちに、ヤギの赤ちゃん産まれてたよ~ホタル、昼もいっぱい飛んできます。夜は、満天の星空と、頭上を飛び交うホタルで、幻想的世界。自然が創るアートみたい。 でっかいマムシトンネル!昨年の 木や竹を切る作業から、ひとつひとつ、田島征三さんのアイディアを、皆で造りあげていく… 「木遣り」で神様に安全をお祈り。心が洗われるよう。森に、心に、響く歌声。 私は、征三さんから 地図描きを命ぜられ、嬉しいことです。が、悩..
その土地でしか 味わえないものがあります。 JAで木の芽を買ったら、お店の方が「よかったですね~。」って…今、地元の方が獲ってきたばかりの山菜だそう。 手に入れたのはいいが、どうやって料理するのだろう…「木の芽」ネットで調べると、出てくるのは、「山椒」を使った料理ばかり… う~ん、ちがう…もっと探してたら、これは、魚沼地域だけのものでした! 「木の芽」とは、アケビの新芽のことです。(魚沼だけ)魚沼の深雪が、木の芽のアクを 上手に抜いてくれるのだそう。アケビは日本中あるけれど、他県のものは、苦みが強くて 食べられないそうです。 おひたしにして食べました。すごく美味しかったです。豪雪地帯ならではの ご馳走。 山菜づくし… これは、天ぷらにして食べました。 山の恵み 雪の恵み 土地の恵み に感謝。 **********
三鷹市 星と森と絵本の家での、約2ヵ月間の展示が終わりました。たくさんの方々に観ていただいたようです。来館者様、スタッフの皆様、どうもありがとうございました! 展示物の片づけに行ってきました。そしたら・・・ えんぴつ入れの中に、毛糸のポンポンが…子どもの服から取れちゃったのかな?落し物かな? つまんでみたら、あら? かたい実、種。これは、きっとトトロかからのプレゼントだ! と思いました。感激!ありがとう~トトロとは、純真な子どもの心です。 ******* 片づけ後、絵本「つきとすっぽん」を編集者さんたちに見てもらいましたよ。子どもには難しい素材で、理解できないと… 全くダメダメでした。… しょんぼり… ******* だけど、常時居られない私に代わって、置いていた感想ノート。びっしり感じたこと書いてくれたり、絵をマネして描いてくれたり…たくさんの人たちが、いろいろ書いてくれて..
3月3日 盛大な祭りのあとは、さみしい… けれど、時は流れている射す光が変わっていく 前にしか進めない 冷たい雪の下には、待ってるものがあるから… 訪れた妖精たち 気づいているのに、気づかぬふり 4月10日、ほころび始めたつぼみ東京では、もうとっくに葉桜らしい。 遅いとか早いとかは、どうでもいい。 比べられたくないのだ。 ********** ぼーっとしてる間に、季節が変わっていたよ。。。 ********** 小泉由子イラストレーションhttps://yukoi.jimdo.com/ **********
三鷹市 星と森と絵本の家で、絵本の原画展が開催されています。 H30年2月14日~4月23日(月) 約10週間 公募で「つきとすっぽん」が受賞し、副賞として個展をさせていただいております。 お近くの方、ご覧いただけるとうれしいです。 自由展示コーナーには他の作品も… 感想ノートも置いてあります。書いてね~。あとで読むの楽しみです。 会場は、国立天文台の敷地内に。 火曜定休 星と森と絵本の家 ******* 私のホームページで、「つきとすっぽん」の画像少し紹介しています 小泉由子 Gallery作品https://yukoi.jimdo.com/gallery/ 個展のお知らせ News制作だよりhttps://yukoi.jimdo.com/news/ *******
車で1時間ちょっとの旅。 この辺は、ウチより雪少ないです。 昼の12時。部屋の窓からは、スキー場。 上から眺めていました。人がいっぱい。 スイスイ上手に滑る姿を、眺めていました。 ずっとずっと、眺めていました。 そしたら、日が暮れちゃいました。。。 夜の9時。待ちに待った時間がやってきたー! (サンケイ) 熱いカーニバル!ノリノリで、楽しみましたよ。生で 近くで 感じることができて、感動です!ありがとうございます~! 中学の時に 初めてユーミンさんのアルバムを聴いてから、その世界に引き込まれてしまいました。 あれから何十年経っても、ユーミンさんの曲は、ずっと私のバイブルです。 ********** 夢のあと リゾート地苗場から 豪雪地魚沼に向かって行くと・・・ そこは、本物のブリザード!
お久しぶり。お元気ですか?こちらは、寒さが厳しいです。 家のベランダから…つららのカーテン 家の前の道…除雪追いつかず、ミラーが埋もれてるよ~ 庭から駒ケ岳と八海山を望む…田んぼの上は、3mの雪原 久しぶり晴れた日の買い物ドライブは、気持ちいい~! やっぱり八海山…心奪われるほど美しい 窓を開けたら…まるで雲海の中にいるようこのあと、大雪に。。。 ********** 毎日、雪、雪、雪、雪、雪。。。 白黒の世界の中に居ます。 時たま太陽がちらり…その時だけ姿を見せてくれる山。 大自然の摂理に逆らわず 厳しい時は、もがかず、じっと種を守ります。 やがて雪が解け、美しい花を咲かせる時がくるから。。。
Tara Books,インド イタリアのボローニャブックフェアーに、初めて一人で行った日のこと あまりの大きさに圧倒されて、どうしたらいいのか分からなくなり、不安がつのるばかり…私は、広い海の上を ゆらゆら漂っている舟のよう。 その時、一番最初に手に取った本が 「The Night Life of Trees 」 でした。ずっしりと手に馴染む 黒い紙の本。シルクスクリーンの インクの香り。引き込まれそうな 神秘的な絵。 今まで見たことのない絵本に すっかり魅了されてしまった。そうだ、私は こういう出会いを求めて、イタリアまで来たのだ! と、我に返った。 大きな世界の市場で、初めて手にした一冊の本は、運命の本でした。 ********************* その年の夏・・・偶然か必然か・・・あの本の編集者ギータ・ウォルフさんが、夏のアトリエの講師で、私は、とびきりハードで ..
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