「暗黒旅人」大沢在昌
大沢在昌さんの作品はハードボイルドでありながら、SFや超常現象のようなストーリーも多い。私は妄想癖があるのだけれど、スケールもだけど想像の次元がかけ離れていると思う。本当に作家って凄いわ。暗黒旅人(講談社文庫)大沢在昌講談社大学を中退し作家を志すが才能が認められない32歳の御岳と女優を目指すが何の特徴もない27歳の由子は、絵に描いたような貧乏生活をしていた。ある日、死を決意した二人は樹海をさまよっていた。そこへ・・・・謎の老人が現れ語る。「成功を授けよう。ただし男女の仲を捨て、男は使命を受けろ。」・・・9年後、男は流行作家となり富と名声を得た。女は大女優になっていた。御岳と由子は老人の言うとおりに男女の関係を捨てたが同じマンションの別部屋に住んでいた。御岳の小説は映画化され由子が主演する事もあった。御岳は...「暗黒旅人」大沢在昌
2022/10/31 22:09