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2010/08/02

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  • 翡翠

    近くの公園で、カワセミに出会った 2年ぶりの再会 初めて写真に収めることができた 遥か遠くにいたから、 ぼんやりとした画像になってしまうのが残念 ドジョウに似た長い魚を捕まえた 何度も叩きつけている。 安全に食べられるよう、骨を砕いているらしい メダカ飼いには心が痛む… 自分では食べずに、何処かへ運んでいった もしかしたら、ヒナがいるのかも 今日、..

  • 半夏生

    半夏生の花が咲き、葉が白く染まる頃 長い夏の入口に立ったなと、しみじみ思う 今年はどんな夏になるのだろう 無事に夏を越せるだろうか 来年、この白い葉を見る時 もっと美しい色に見えますように…

  • 願い

    何機もの航空自衛隊の戦闘機や練習機が 爆音を立ててやって来ては 北東の空へと飛び去っていく 毎年見る光景 ブルーインパルスを見たこともある 青空に映る機影は美しく、想像力を掻き立てる 体を重力から解放し、軽くしてくれるし 心を遥か遠くへと運んでもくれる この国の空は、いつまで青いのだろう 鳥たちの翼を武器が切り裂いても 平和を願いながら去っていった人々の骸を 鉄の弾が打ち砕いても 為政者たちが血を流すことはない すべての人の上にある空が 明日も明後日も いつまでも青くあること..

  • 青梅雨

    8ヶ月ぶりのツーリング 亡き祖父母の家があった場所へ この水田で、祖父はいつも働いていた 優しい笑顔と、その姿が見えるようだ 後ろに見える丘の裏側、 小高い山の上で祖父母は眠っている ここにいるよ なんとか生きてるよ、と話しかける 祖父母の家があった場所は、国道になっている 罪悪感を感じながら、その上を走り、 祖父母と最後に花見をした場所へと向かう 七百年前、後醍醐天皇はこの川面を、 どんな気持ちで眺めていたのだろう 焦燥、後悔、懺悔、静穏… 山の上には笠置寺があ..

  • 雨音

    今日は曇り空 午後からは雨 ホトトギスが 梅雨を呼んでいる 最近、昔のことを頻りに思い出す 雨音と湿った風が 遠い記憶を運んでくる 甘酸っぱいものではなく、 古きもの、新しきものと闘い続けた記憶 眼には見えない、小さな闘いが道を創って行く わたしが果実を得ることはない だから、遠い未来を想像してみる

  • 雨のにおい

    晴れた日でも、 遠くから雨のにおいが漂ってくる。 梅雨時の造形は、 どれも清浄で瑞々しい 無垢な生命で形づくられる 無数の円環 疑うことなく、 自分が在ることを賛美する この美しい光景を あと何回、見ることができるのだろう

  • みのり

    ちいさな枇杷を収穫 8年ほど前に蒔いた種。 ようやく実をつけた。 風に吹かれて、雨に打たれて、 簡単ではない道のり… ブルーベリーも青い実をつけている。 太陽の光や大気の震え、 磁場を読んで、 青空の底まで燕が舞い上がる季節、 必ず実をつける。 今日の小鳥… ホオジロ ホトトギスは、ホオジロやウグイスに托卵する。 今日も近くの森の奥から ホトトギスが梅雨を呼んでいる。 ホオジロたちは、繰り返される謎めいた旋律を、 どんな気持ち..

  • ひととし

    きなこが来て、1年が過ぎた。 暖かくなってきたからか、 最近、更に機嫌が良く、 尾びれを振りながら上へ行ったり、下へ行ったり。 踊るように泳いでいる。 表情は満面の笑みを浮かべているかのようで、おおらか。 自らの生命が在ることを、 体いっぱいで祝福しているかのよう。 魚は言葉を持たないが、 体中から染み出した感情で、 いろんなことを語りかけてくる。 生き物たちの多くは言葉を持たない。 言葉など無くても、 この世界を支え、美しく生き、 誰かの心をあたためることも、 労ることもできる。 人の言葉..

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