詩2篇
追悼谷川俊太郎「生きる」生きているということいま生きているということいま遠くで犬が吠えるということいま地球が廻っているということいまどこかで産声があがるということいまどこかで兵士が傷つくということいまぶらんこがゆれているということいまいまが過ぎてゆくこと生きているということいま生きているということ鳥ははばたくということ海はとどろくということかたつむりははうということ人は愛するということ*普遍的なもの時の流れには誰も逆らえないどんなに美しいものもいつかは朽ちてゆく諸行無常のこの世界だからこそ感じられる今この瞬間の大切さそうしてその変化の果てにある変わらないもの自分を含めた存在の奥にある不変のものにさえ気づくことができる「ふくらはぎ」俺がおととい死んだので友だちが黒い服を着こんで集まってきた驚いたことにおいお...詩2篇
2024/11/23 12:25