秋の金沢 3
300年前、犀川から金沢城内に水を引くための石の導管。低地から高地に水を引くため、昔は苦労した。ポンプがない時代はサイフォンの原理を使うしかなかった。石同士がピッタリ合うように細工されている。継ぎ目はさらに粘土で固めて空気が漏れないようにしたのだろう。今なら合成樹脂のパイプがあるが、石工の技はすごいものだ。金沢にはあちこちで歴史の断片が見られる。今日は解禁されたばかりの蟹を食べに来た。店は金沢駅前の「大名茶屋」。なかなか予約が取れない店だが、金沢の家内の母にお願いした。ゆで加能蟹。福井では同じずわい蟹のことを越前蟹、山陰では松葉蟹という。どこも地物にプライドがあるので、金沢で「越前蟹」と注文しないようにしたい。脚にブランドの証明タグが付けられている。(取り外し出来ない。)身を蟹酢でいただく。香箱蟹はズワイ...秋の金沢3
2022/12/27 19:46