ブログみるアプリ
日本中の好きなブログをすばやく見られます
無料ダウンロード
ブログ村とはIDが異なります
メインカテゴリーを選択しなおす
フォロー
マニア度に磨きがかかる「東京人」
雑誌『東京人』の今年8月号の特集は「東京23区の「島」散歩」。島しょ部ではなく23区にそんなに島があったっけ、と思って読んでいくとなるほど、と感心する。ま...
2025/07/09 21:25
吉村昭の罪と罰
吉村昭といえば父親の書斎にあった『戦艦武蔵』『零式戦闘機』。だからずっと戦記物の小説家だとばかり思っていた。最近、高校時代の友人からトンネルものも良いと言...
2025/07/09 20:39
FOUJITAのパリと戦争のこと
日曜日に訪れた美術展で買い求めた『藤田嗣治 パリを歩く』(清水敏男、東京書籍)を読了。美術評論家が藤田の足跡を追ってパリや周辺の町を追体験していくもので、...
2025/07/08 16:33
『ハルビン』で対峙する偉人たち
熱帯夜に映画『ハルビン』(ウ・ミンホ監督、2024年、韓国)を観た。昨年の百想芸術大賞の作品賞大賞を得たものだ。→https://harbin-movie...
2025/07/07 15:08
写実家としてのFOUJITA
友人から話を聞いて、ああそうだったと慌てて出かけて来た。『藤田嗣治 絵画と写真』展 @東京ステーションギャラリー。→ https://www.ejrcf....
2025/07/06 23:02
『国宝』を漸く観る
映画『国宝』(李相日監督、2025年)を漸く観に行った。→https://kokuhou-movie.com/小説を読んだときの記憶と異なるところが幾つも...
2025/07/06 07:48
久しぶりに2合目から頂上を仰ぐ
『今日もウルトラセブンのことを考えていた』(青山通、アルテスパブリッシング)に目を通した。読了した、と書けないのは、全く歯が立たなかったからで、二合目まで...
2025/07/03 09:57
成瀬巳喜男を味わえる歳になるか
今年は成瀬巳喜男の生誕120年ということで雜誌「ユリイカ」の7月号特集となっている。普段の「ユリイカ」の特集ものとは違って一冊の殆どが成瀬巳喜男の論評に費...
2025/07/02 13:41
パク・ジヒョンに悩殺され骨抜きになる
映画『秘顔』(原題:히든 페이스、英題:Hidden Face、キム・デウ監督、韓国)を観た。→https://synca.jp/higan/オーケストラ...
2025/07/01 23:02
隣国の現実『ルポ・韓国戒厳令』
『ルポ・韓国戒厳令』(日本経済新聞社 ソウル支局編、日本経済新聞出版)を読了。昨年12月3日の事件の背景とその後についてだ。戒厳令は、次のような時期に早く...
2025/07/01 15:38
高慢な目線を自制する
社会、会社、組織、学校、家族、趣味、部活など、様々な組織のなかで生きてきた。ひとは生まれてから死ぬまでずっとそういう組織の一員として、或いはそこに属した意...
2025/06/30 22:24
葛西界隈にて
僕の父親は鋼板を剪断する大型機械を設計製造する仕事をしていた。晴海で開かれていた国際見本市にも出展していて毎年連れていって貰ったし、ときどき会社にも連れて...
2025/06/29 18:46
小松崎茂のスケッチ集
赤瀬川原平の『ゼロ発信』に小松崎茂と会われたことが書かれていた。“あの小松崎茂さんである。軍艦と飛行機を描いたら日本一。ぼくはもういまを去ること小学生のこ...
2025/06/29 08:39
タイムトンネルとしてのカフェ
週中日は、あまり気乗りせぬまま外壕近くに足を向けた。大久保利通が暗殺された(紀尾井坂の変)のもこの近くだったなと再び思いだしながら、或る店に入る。約束まで...
2025/06/27 11:03
財閥家を観終える
漸くドラマ『財閥家の末息子』を観終えた。凄い作品だった。財閥が財閥として出来上がったあと、二世、三世、また四世と継承されていくことがある。跡取りが優秀であ...
2025/06/27 07:23
ほぼ塵芥と化す
このあいだ読んだ『日吉アカデミア一九七六』(原武史、講談社)が面白かったから、その著者の本業の著作『日本政治思想史』(新潮選書)を読んでみた。そして挫折し...
2025/06/26 08:38
北のトニオに
斎藤宗吉が自分のペンネームを北杜夫とした理由はウィキペディアに次のように書かれている。“杜夫の由来は仙台(杜の都)在住時、心酔するトーマス・マンの『トニオ...
2025/06/25 08:01
外界とへの接続・・・『ゼロ発信』
坪内祐三の『文学を探せ』で取り上げられていた赤瀬川原平の『ゼロ発信』(中央公論新社)を読了。味がある一冊だった。2000年1月11日から6月4日まで読売新...
2025/06/24 13:23
Caféで勉強できた
学生時代から喫茶店が苦手だった。第一において飲み物は一気飲みするたちなのであっという間に手持ち無沙汰になる。(すると)第二に他の席の人のことが気になってし...
2025/06/23 09:50
三鷹の此の小さい家
真夏のような暑さだったけれど、ようやっと三鷹市美術ギャラリーを訪れることが出来た。太宰治展示室「三鷹の此の小さな家」の公開だ。→https://mitak...
2025/06/22 20:05
アジアの夕暮れと幻想
夕方、所用で銀座に向かう。地下鉄を下りたところで、その人込みに何か違和感を覚えたのだけれど、階段を上って四丁目の交差点に出たとき、そこは自分の知っている四...
2025/06/22 05:19
財閥家の内情にどきどきする
話題の韓国ドラマ『財閥家の末息子』(原題:재벌집 막내아들、英題:Reborn Rich,製作:jtbc、2022年)が今月からNetflixでも観られる...
2025/06/20 07:54
久しぶりの坪ちゃんから元気を貰う
友人が読んでいた本『文学を探せ』(坪内祐三、講談社文芸文庫)を貸してもらって読んでいたら、友人が言っていたように、「怒りながら書く人」だった。→https...
2025/06/19 20:23
火除けの碑を見に行きたくなる
このあいだ聴講した講座‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’(日本大学理工学部図書館公開講座)の結びのなかで、実は今日話した内容は司馬遼太郎の『街道をゆく 3...
2025/06/18 12:19
ヤン・ファン・エイクと藤田嗣治
新聞に連載されている美術コラム「塔のものがたり 十選」(山尾悠子)は、その初回がヤン・ファン・エイク(Jan van Eyck)の「聖バルバラ」が題材だっ...
2025/06/16 22:01
半島生まれの郷愁
『李朝残影』(梶山季之、光文社文庫)を読了。サブタイトルは「反戦小説集」だ。著者は1930年京城(現ソウル)生まれ。敗戦で広島に引き上げ学生時代から小説を...
2025/06/15 19:19
笠智衆が怒り心頭に暴れる『自由学校』
"「カンダ・オチャノミズ」を探る"という講義で、お茶の水が舞台という映画を観た。『自由学校』(渋谷実監督、獅子文六原作、1951年、松竹)。南村五百助(い...
2025/06/15 10:01
‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’、を聴講
昨夕は都市の変遷史の講座を聴講。題して‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’。日本大学理工学部の図書館公開講座だ(講師:建築学科 宇於崎勝也教授、後援:千代田...
2025/06/14 10:33
簡単なことは難しいのか
『ミュージック・ヒストリオグラフィ』(松本直美、ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス)を何とか読了。僕は音楽は好きなものを聴いていればよいじ...
2025/06/12 16:46
「歴史のダイヤグラム」の源
『日吉アカデミア一九七六』(原武史、講談社)を読了。「群像」の2024.1月号から2025.1月号に連載されたものだそうだ。中学受験で慶應義塾普通部に入学...
2025/06/11 13:18
其処此処に巣食う闇
友人から手渡された『対馬の海に沈む』(窪田新之助、集英社)を読了。2024年の開高健ノンフィクション賞を得た作品だった。読み終えてとても酷く昏い気持ちにな...
2025/06/10 15:29
『荷風の昭和 《後篇》』を読む
『荷風の昭和 《後篇》』(川本三郎、新潮選書)を読了。副題は「偏奇館焼亡から最後の日まで」。前後篇あわせて壮大な作品だった。東京大空襲では火消しをやらない...
2025/06/09 17:22
再び一年分の桜桃を食べる
昨年に引き続き、昨日は甲斐路・南アルプス市へ。カタカナが入っている唯一の市だという。予約できたのは昨年とは別の果樹園。車を駐めることが出来るのは公民館の駐...
2025/06/09 06:40
高揚する音楽を前に佇む
家人たちに連れられて歌手MISIAのコンサートに出掛けた。「STARTS presents THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEV...
2025/06/07 10:11
濹東の根っこを確かめに
荷風の本を読み進めていると荒川放水路のことがやはりどうしても気になって、その源をこの目で確かめたくなった。岩淵に行ってみると、赤門と呼ばれる旧水門と青門と...
2025/06/07 00:12
軍・官吏のいうことを妄信するべからず
今週(第1週)の朝の連続テレビ小説『あんぱん』のテーマは「生きろ」。これは大きな転換への始まりとして心に刻んだ。のぶ(今田美桜)が夫の次郎(中島歩)と話を...
2025/06/06 08:44
雪村いずみの和製ミュージカル映画
和製ミュージカル映画の代表作という触れ込みに惹かれて、神保町の夜の上映で『君も出世できる』を観た。ストーリーは月並みな陳腐なもので余り関心しなかったが、そ...
2025/06/05 23:16
荷風とドビュッシー、そして映画
川本三郎の『荷風の昭和』(新潮選書)、その《前篇》を読了。沢山の触発があったけれど、荷風がドビュッシーをかなり早期に日本に紹介していたことを知った。“一方...
2025/06/03 21:29
千桜小学校の界隈の市
久しぶりに千桜小学校の学区に足を運んだ。千代田区岩本町は、神田岩本町の一部のほか、神田大和町、神田松枝町、神田元岩井町の全部、神田豊島町、神田東松下町の各...
2025/06/01 20:24
『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』で再び泣く
『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』を観てしまった。最初に観たのが2012年だったけれど、そのときのメモを振り返る。同じように同じようなところで感銘した...
2025/06/01 11:07
てよだわ言葉は癖になる
朧気には知っていたけれど、川本三郎の『荷風の昭和《前篇》』にその説明があって大いに頷いてしまった。小説「かし間の女」の主人公・菊子と女友達・登米子の会話だ...
2025/05/31 10:21
余が帰朝以来馴染を重ねたる女
川本三郎の『荷風の昭和《前篇》』(新潮選書)を読み始めている。初めて知るようなことが沢山あってグイグイと惹き込まれる。『断腸亭日乗』の昭和11年1月30日...
2025/05/31 09:28
記録と記憶
友人が京都を旅して有名な和菓子屋が大切にしていることを紹介していた。・正直なるべきは無論の事 表には稼業大切に 内心には欲張らず品物吟味して乱造せざる事・...
2025/05/30 08:11
桁違いに凄いジャズ映画
高橋源一郎の『ラジオの、光と闇』のなかで、アニメ映画『BLUE GIANT』が紹介されていた。小学館の「ビッグコミック」連載漫画が原作のものだ。→http...
2025/05/28 23:20
ラジオを聞かずにイントロだけ読む
高橋源一郎の『ラジオの、光と闇』(岩波新書)を読了。NHKのラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」の冒頭に読み上げられる始まりの言葉を集めたものだそうだ。20...
2025/05/27 22:35
スローなテンポに転するとき
朝の連続テレビ小説『あんぱん』を固唾を飲んで観つづけている。今週は月曜日から切なすぎる展開で、嗚咽を漏らす暇もなく人間が生きる日々の無常さとそこに対峙する...
2025/05/26 21:27
曇天のなか大切なことを思い出す
日曜日の昼、テレビを点けて番組表を繰っていると映画『Always 三丁目の夕日』をやっているチャンネルがある。→https://www.necoweb.c...
2025/05/26 07:35
川本三郎のトーク会
週末の川本三郎氏の「荷風の昭和」刊行&昭和百年記念トーク会「ひとり暮らしの老人の昭和」は為になった(2025.5.23(金)18:30-19:30 於:東...
2025/05/24 10:16
淋しく哀しくなる『近代日本の地下水脈 Ⅰ』
『近代日本の地下水脈 Ⅰ』(保坂正康、文春新書)を読了。薄々気づいてはいたのだけれど、とても哀しくなった。最初に次のように語られる。“「歴史の地下水脈」と...
2025/05/24 09:22
ルドンとシェリー酒
このあいだ行った美術館のミュージアムショップで買い求めた一冊は「ルドン 《アモンティラードの酒樽》」(ダリオ・ガンボーニ、三元社)。その題名の木炭画の背景...
2025/05/21 20:53
河合優実への見えない糸
先日、友人と歩いていたときに彼がふと漏らした言葉が頭に残っていて気になっていた。松本清張原作の映画『天城越え』(三村晴彦監督、1983年)での田中裕子が凄...
2025/05/20 18:25
やはり此処だったと安堵する
パナソニック汐留美術館の『オディロン・ルドン展 光の夢、影の輝き』に足を運んだ。https://panasonic.co.jp/ew/museum/exh...
2025/05/20 16:37
ユニークな関川の『昭和時代回想』
関川夏央の『昭和時代回想 私説昭和史3』(中公文庫、2025年)を読了。もともと『昭和時代回想』という題で1999年に上梓されたものが改題されたものだ。著...
2025/05/19 16:27
区ではなく都や国が取り組んで欲しい
昨日は、すみだ郷土文化資料館へ初めて足を運ぶ。向島の見番通りを入ったところで、企画展「東京大空襲80年」という企画展が開催されているのだ。→https:/...
2025/05/18 19:01
『司馬遼太郎の「かたち」』で深く頭を垂れ哀しくなる
『司馬遼太郎の「かたち」』(関川夏央、文藝春秋、2000年)を読了。司馬遼太郎の慧眼と関川夏央の鋭い推察が掛け算になったような一冊で、久々に深く頷き頭を垂...
2025/05/15 15:54
『日本経済の死角』でガックリと肩を落とす
ブログ先輩が読まれて感嘆されていた『日本経済の死角』(河野龍太郎、ちくも新書)を漸く読了。副題は「収奪的システムヲ解き明かす」。最初の章で、すでに結論とも...
2025/05/14 14:50
名脇役が主演した『逃走』
幼少の頃、母親が大切な買い物をするとなると必ず吉祥寺だった。「名店会館」。子供の僕らは嬉しかった。屋上の大きなロケット状のオブジェのところにある乗り物に乗...
2025/05/11 20:41
『パン屋再襲撃』を噛み分ける
『パン屋再襲撃』(村上春樹、文藝春秋、昭和61年)。古書市で格安で初版本があって買い求めた。以前も読んだはずなのに内容を覚えていない本というのが沢山あって...
2025/05/10 10:40
『アンパンマンと日本人』
実は僕はアンパンマンのことを殆ど理解できていない。だから最近いくつか読んで彼のことを知ろうとしている。友人からこの本も紹介されたので読んでみた。『アンパン...
2025/05/09 21:32
厄除札代わりの『厄除け詩集』
今週の朝の連続テレビドラマ『あんぱん』で、東京高等芸術学校に入学した柳井崇(やなせたかしに相当)が、書店で本を手に取る場面があった。井伏鱒二の『厄除け詩集...
2025/05/09 20:39
『アンパンマンの遺言』の淡々
『アンパンマンの遺言』(やなせたかし、岩波現代文庫)を読了。NHKの朝の連続ドラマで描写されていたシーンが幾つもあって面白かった。ドラマの今後の展開を事前...
2025/05/08 21:24
品川区に疎かったけれど
このあいだの休みに品川区立品川歴史館を訪れた。訪れた目当ては「昭和100年しながわめぐり」という歴史館リニューアル1周年記念企画展。昭和100年を記念して...
2025/05/07 21:33
東京モノレール秘話
このあいだ訪れた港区立郷土歴史館で買い求めた資料「1964年東京オリンピックと都市の交通」(港区教育委員会、2020年)は面白かった。あの時期の都市交通発...
2025/05/06 10:29
白金台から上野まで
昨日は白金台に出掛けた。旧国立公衆衛生院だ。田町の区立三田図書館内(慶応仲通りの一本裏)にあった郷土資料館がここに移転したことをついこのあいだ知ったのだ(...
2025/05/05 14:28
『翻訳する私』で成る程と思う
ジュンパ・ラヒリの『翻訳する私』(新潮クレストブックス)を大まかに読んだ。前半には自身がここ七年ほど翻訳について考えたことやエッセイがまとめられている。後...
2025/05/05 09:23
『昭和的』と『新幹線大爆破』そして大洋ホエールズ
関川夏央の『昭和的』(春陽堂書店)を読了。「オリジナリ」(ビーグラフィックス)に連載された「昭和残照」と春陽堂書店WEB連載「昭和的センス」をまとめたエッ...
2025/05/04 21:55
日本国憲法の実物を見る
憲法記念日にテレビのニュースを観ていたら、日本国憲法の署名原本が期間限定で公開されていると知った(通常は複製が展示されている)。→https://www....
2025/05/04 17:34
手に汗握る『新幹線大爆破』
NETFLIXで新作映画『新幹線大爆破』(樋口真嗣 監督)がトップ1になっていて、思わず観てしまった。→https://www.netflix.com/j...
2025/05/02 08:53
『花まんま』で号泣する
昨日は昼下がりに『花まんま』(前田哲 監督)を観た。→https://hanamanma.com/かなり泣けるらしいよ、と家人から言われていたが、そんなに...
2025/05/02 07:35
『レイブンズ』の迫真
映画『レイブンズ』(マーク・ギル監督)は衝撃的だった。北海道出身の深瀬昌久という天才・鬼才写真家の生涯を赤裸々に描いたもの。→https://www.ra...
2025/04/30 20:58
健一さんの講演(と声)を遂に聞く
兼ねてから吉田健一の講演と声を、どうにかして一度は聞きたいと思っていた。その願いがようやっと叶った。早稲田大学の演劇博物館に音声資料があることまでは突き止...
2025/04/30 18:32
ヘブラーのフランス組曲が
街中からCD店がどんどん減ってゆき今では殆ど見かけることがない。そんななか、ちょっと遠くの(とはいっても遠すぎはしない)ショッピングモールを訪れたところ、...
2025/04/30 09:16
『片思い世界』の灯台で
昨日は快晴の空のもと、犬吠埼まで出かけた。50年ぶりに訪ねたのだけれど、道の佇まいや灯台の近隣の風情はほとんど当時と変わらないように思えた。そして灯台に至...
2025/04/29 22:32
アレグリの「ミゼレーレ」が呼応する
このあいだ観た映画『教皇選挙(Conclave)』のなかで、システィーナ礼拝堂だったか教会のシーンでミサ曲が流れていた。何の曲だったろうかとエンドロールで...
2025/04/28 17:41
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』に深く吐息をつく
映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(第九明子監督)を観てきた。→https://kyosora-movie.jp/友人が甚く感じ入っていた通り...
2025/04/28 17:12
『大磯随想』のなかの「大磯清談」
『大磯随想』(東京白川書院)は吉田茂と吉田健一のそれぞれの随想、そして二人の対談「大磯清談」からなる。この対談の方だけ読み終えた。茂の外交官としての有識ぶ...
2025/04/27 19:28
『熟柿』ということ
佐藤正午の最新作を読んだ。『熟柿』(角川書店)。一気に読んでしまった。「小説 野生時代」に連載されたものだそうだ。この著者を初めて知ったのは『永遠の1/2...
2025/04/25 19:39
奇譚と不条理の狭間・・・『武蔵境のありくい』
村上春樹の新作『武蔵境のありくい』を読了。文芸誌「新潮」2025年5月号に掲載された中篇小説だ。副題に「〈夏帆〉その2」とある。同誌の昨年6月号に発表され...
2025/04/24 16:31
『散歩の達人』の神田・神保町・御茶ノ水に驚く
雑誌『散歩の達人』の5月号が「神田・神保町・御茶ノ水」特集だよと友人から教えてもらって、さっそく書店に駆け付けた。ページを繰っていく。知らない店が続々と出...
2025/04/24 06:46
『吉田健一対談集成』を読み進めていたら
このあいだ神保町の春の古本まつりで買い求めた『吉田健一対談集成』(小沢書店)を読了。読みながら既視感に捉われていたのだけれど、一昔前に文庫本で読んでいた。...
2025/04/23 20:28
フランシスコ教皇の生き様を初めて知る
示唆に満ちた素晴らしい作品だった。亡くなったフランシスコ教皇(旧称:ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿)のことを、初めて知った。『二人のローマ教皇』(フェル...
2025/04/23 06:27
『片思い世界』は両思いだった
話題の映画『片思い世界』(土井裕泰監督、2025年)を漸く観に行くことができた。→https://kataomoisekai.jp/素晴らしいストーリー、...
2025/04/20 18:48
多和田葉子の『白鶴亮翅』
多和田葉子の『白鶴亮翅(はっかくりょうし)』(朝日新聞出版)を読了。2022年2月から8月まで朝日新聞に連載されたもの。白鶴亮翅とは白い鶴が羽根を広げると...
2025/04/20 08:30
拓けた世界への予見・・・『教皇選挙(Conclave)』
夜に映画『教皇選、挙』(原題:Conclave、エドワード・ベルガー監督)を観に行った。友人が言っていたように凄い作品だった。コンクラーベのことは『天使と...
2025/04/17 22:45
大崎善生の遺作を読む
昨夏に亡くなった大崎善生の遺作を読み終えた。『リヴァプールのパレット』(KADOKAWA刊)。表題作のほか「僕たちの星」「彼女が悲しみを置く棚」の三つの短...
2025/04/17 15:30
イカれた国に容易に負けた・・・『日ソ戦争』
読まなくてはという呼ぶ声が頭のなかに響いて買い求めていたものを読了。『日ソ戦争』(麻田雅文、中公新書)。予想はしていたけれど、その予想を遥かに上回る酷い歴...
2025/04/16 17:00
食べず嫌いを押し通せない
テレビを灯ければ10中8、9は食べものの紹介や食堂、レストランの食リポであるような氣がする。今の今だけ大阪万博のパビリオン紹介に取って代わっているものの、...
2025/04/15 07:23
ドラマ『しあわせは食べて寝て待て』
最近、NHKのドラマ10の質が高いと感じる。前作『』で癒され、いまは『しあわせは食べて寝て待て』で癒されている。主人公は麦巻さとこ。膠原病を患い身体の怠さ...
2025/04/14 07:29
朗読に異を唱える詩人
荒川洋治の批評やエッセイにはいつも唸らされる。『文学は実学である』(みすず書房)もそうだった。1992年から2020年の28年間に発表されたエッセイから選...
2025/04/13 10:22
『天使も踏むを畏れるところ (下)』を読了
こんな背景があったのか!と驚愕した。『天使も踏むを畏れるところ (下)』(松家仁之、新潮社)を読み終えてのことだ。ハッピーエンドになるのかと思いきや、現実...
2025/04/11 14:36
そうか、そうだったのか、グリーグは
友人からグリーグの弦楽四重奏曲のことを教えてもらった。聴いた覚えがない。しかし自分の過去の音盤歴を調べてみると何と持っていた。シベリウスとグリーグの弦楽四...
2025/04/10 21:53
対話のない世界
火器による戦争だけだなく、輸出入障壁というものが実際の武器として使われようとしていた。いきなりの、一方的な、片務的な、独断な設定に世界は唖然としたが、主導...
2025/04/10 07:04
三世代に渡る激動を捉えた佳作『おつかれさま』
韓国ドラマ『おつかれさま』폭싹 속았수다 (済州島方言)を漸く観終えた。1950年代から現代に至る三世代の女性とその家族らを描いた作品だったが、自分のそれ...
2025/04/08 15:57
誰もが幸せになること
韓国ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』(原題:김비서가 왜 그럴까)を漸く観終えた。→https://bs.tbs.co.jp/kimhisho/abo...
2025/04/06 16:26
夜桜を楽しむ
昨晩は千鳥ヶ淵の夜桜を見に行った。ライトアップされた桜か美しかった。ここの花見客の増加ぶりは凄い。海外からの旅行客たちも加わっていることもある。混雑緩和の...
2025/04/06 09:09
若きヴァイオリニストに驚き始める
一昨日にテレビ朝日の「報道ステーション」で放映された、若きヴァイオリニスト・HIMARIの取材がYouTubeのお薦めに出てきたので、何の気なしに観てみた...
2025/04/03 20:03
『私のティーアガルテン行』の豊かな世界
気になる作家、平出隆の作品『ベルリンの瞬間』を以前読んで感銘を受けていた。→https://hankichi.exblog.jp/20465326/それな...
2025/04/02 23:46
久々に西に向かう
久々に(西に向かうプラットフォームは修学旅行や団体旅行の客たちでごった返していた。海外からの旅行者の影が薄くなるほど。少し待つだけで列車が入線してくる。向...
2025/04/02 08:54
フリッツが隣にいた
つい先日、ああこのままでいるとどうなるのかしら、というような状況に陥った。自分一人では、にっちもさっちも抜け出られないような状態になってしまって、家人たち...
2025/04/01 07:13
『天使も踏むを畏れるところ 』に繋がっていた
『天使も踏むを畏れるところ』の上巻を読了(松家仁之、新潮社)。文藝誌「新潮」に連載されていたものだ。→https://www.shinchosha.co....
2025/03/31 07:57
1件〜100件
「ブログリーダー」を活用して、はんきちさんをフォローしませんか?