所有不動産記録証明制度(相続登記漏れを防ぐために)
愛読者の皆さん、こんにちは。以前、ここで相続登記漏れの話をしました。司法書士が関与していながら相続登記漏れかよ-司法書士佐季papaの毎日が一期一会(goo.ne.jp)このときは司法書士の確認が杜撰だったからだと思っていますが、たとえ資料(権利証、固定資産評価証明書、名寄帳等)を入念に確認していたとしても、それでも相続登記漏れが生じることは十分にありえます。それは、固定資産評価証明書や名寄帳は市町村単位で作成・交付されることもあって、請求した市町村以外に存在する不動産はそこには記載されないからです。残念なことに現時点で全国規模で被相続人名義の所有(共有)する不動産を網羅的に抽出する公的な手続はありません。だから、知りえなかった他市町村の不動産に関しては相続登記がされないままの状態となります。そこで、この...所有不動産記録証明制度(相続登記漏れを防ぐために)
2023/02/28 14:23