§33 理砂との思い出 #17

2010年のお正月･･･そう、元旦の10時ごろ、理砂から電話が来た。僕は気付いていたけど、わざと電話にでなかった。留守番電話には、いつもの口調であの子の声が録…

§32 理砂との思い出 #16

§31 理砂との思い出 #15

理砂の誕生日は8月19日だった。その前の週、12日に四谷での同期会の帰り、そう23時半頃、僕はあの子に電話した。"今から行っていい？"ってね。"来週誕生日だっ…

§30 理砂との思い出 #14

ねえ、荒川さんこれでよかったんだよね。僕はあの子の全てを受入れた・・・その後、6月の1ヶ月間、僕は毎週月曜日理砂の店に行った。もちろん、その前に常連の斉藤さん…

§29 理砂との思い出 #13

"思い出なの・・・""今までのことは忘れて欲しいの・・・友だちからはじめましょ"理砂は言った。"あなたとSexしただろってみんな言われた・・・""みんな、この…

§28 理砂との思い出 #12

5月下旬木曜日の昼13時半頃だった。僕は意を決して、理砂の店のなかに入った。理砂は掃除をしていた。前日、常連の良ちゃんと3時まで話してたらしい。理砂は"電話し…

§27 理砂との思い出 #11

手紙の内容はいたって簡単なものだった。今までの思い出と僕の決心について、1枚で綴った。僕の決心は、"1年後、理砂の誕生日まで待つよ。もし会いたいと思うなら連絡…

§26 理砂との思い出 #10

5月の連休明けに、理砂は上海に1週間ほど帰った。僕は悶々とした日々を過ごしながら、何度も理砂とのやり取りを思いだした。ねえ、荒川さんやっぱり単なる営業トークに…

§25 理砂との思い出 #9

その日はどうやって帰ったのか憶えてない。その晩は何度も理砂に電話したけどコールのみだった・・・週明けにもう一度理砂に電話した。"このまま終わりにするするには辛…

§24 理砂との思い出 #8

別れは突然やってきた･･･4月24日の金曜日19時10分頃、僕はいつものように店に行った。だけど、あの子はいつもと違うルートで店にやってきた。そして、いつも一…