結~大島万寿美
結妹背山婦女庭訓波模様(文春文庫お73-3)大島真寿美文藝春秋☆☆☆操浄瑠璃作者と歌舞伎芝居作者と黄表紙の作者と、自分の書きたいもの、世に出したいのにどれに乗せて発表するか悩む。同じに見えて微妙に違い、小屋元とのご縁もあって水のごとく自然と落ち着く処へと流れていく。芸事にとって、なんの舞台に上がるかは非常に大事なことです。さらに作者にとって一番大切なことは、何を描くか、何を語りたいかで、ここでは、種、種、種と言われています。芸事って、常に頭の中にあって、芽が出るのを、水をまき、日をあて、ひたすら待つ・・・この辛抱、根気、忍耐、が肝心なんですな。結~大島万寿美
2024/11/30 06:06