知念実希人『優しい死神の飼い方』
知念実希人著『優しい死神の飼い方』上司命令により、犬の体に封じられて地上に左遷(派遣)された死神。ホスピスの看護師、菜穂に「レオ」と名づけられ、未練から地縛霊となりそうな患者たちの心残りを解消していく。2作目の『黒猫の小夜曲』から先に読んでしまったので、今回も全員の未練がつながっているんだろうなと思ったけど、つながりかたがいろいろで、すごくおもしろかった。おもしろかったけど、やっぱり人が亡くなるので、悲しかったな。だけど、患者たちは未練を解消されて穏やかに最期を迎えることができた。悲しいけど温かい。でも、やっぱり悲しいかな。知念実希人『優しい死神の飼い方』
2022/10/30 16:43