新緑と沙羅双樹(夏椿)の鹿王院
右京区嵯峨にある鹿王院(ろくおういん)。開基(創立者)は足利義満、開山(初代住持)は春屋妙葩(しんおくみょうは)の臨済宗単立寺院。山門には義光の筆になる「覚雄山」の扁額がかかります。境内には客殿、茶室、本堂、舎利殿が回廊で繋がっています。金閣寺そっくりの舎利殿は工事中で残念ながら雄姿を見る事ができません。鹿王院は天龍寺や竹林などの嵯峨・嵐山人気スポットとは少し離れた場所にあるためあまり観光客が立ち寄らない隠れた新緑、紅葉スポットです。今は山門から中門にかけての参道は青もみじや新緑が美しく、訪れる人も少ないので静寂感に包まれます。今回訪れたお目当ては沙羅双樹(夏椿)。回廊の近くには小さな沙羅双樹がありますが、やはり客殿前の枯山水庭園の奥で咲き誇る沙羅双樹。客殿の廊下に座って眺めますが、運良く許可を得て普段は入れな...新緑と沙羅双樹(夏椿)の鹿王院
2021/06/25 16:45