死ぬる世の今どのあたり秋惜しむ 玉宗…
足袋穿いて死者に一番近くをり …
落葉掃くことより習ひ始めけり 玉宗…
捗らぬ終活酒を温めむ 玉宗
柿を剥く母を見てゐてこころ足り 玉宗…
勤行や雁がね寒きあさぼらけ 玉宗
柿剥いてくれる妻ありしづかな夜 玉宗…
弔ひの夜はよく爆ぜる炭火かな 玉宗
汝がために摘む撫子ぞ命がけ 玉宗 恥ずかしながら、…
絶望に何かが足りぬ糸瓜かな 玉宗…
露けさに眠るも僧となりしより 玉宗
随分と生きて来たよな芒かな 玉宗
能登沖を走る白波小豆稲架 玉宗
鳥渡る五七五の彼方より 玉宗<…
雲のこころ水のこころや爽やかに 玉宗
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