焼肉おわり

焼肉おわり

一ノ宮を見送り、イツキと黒川も店を出る。 マンションまでは歩ける距離で、一応、その方向へと歩き出す。 黒川が半歩先を歩き、イツキは後ろから付いていく。 手を、繋げるほど、まだ酔いは回っていないようだった。 重要な話の途中だった気もするが、2人きりになるとどうにも…言葉が詰まる。 酒と肉と、一ノ宮が間に入ってくれた方が素直になれるのか。 「……マサヤ…