映像作品とクラシック音楽 第72回『ライムライト』とチャップリンの音楽

映像作品とクラシック音楽 第72回『ライムライト』とチャップリンの音楽

今回はチャップリンを取り上げますクラシック音楽とチャップリンと言えば、だれもが『独裁者』のハンガリー舞曲の床屋のシーンを思い浮かべると思いますが、ここではクラシック音楽ではないですが『ライムライト』を取り上げますチャップリンは生涯で3回アカデミー賞を受賞していますが、いわゆる主要部門、つまり作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞は一度も受賞していません。3回のうち2回は「名誉賞」で、あと一回が実は「作曲賞」になります。作曲賞は1973年に『ライムライト』の音楽に対して授与されました。ところが『ライムライト』の初公開はロンドンで1952年でした20年もたってからの受賞理由はといえば、ロサンゼルスで『ライムライト』が初公開されたのが20年もたってからの1972年だったからです。じゃあなんで初公開まで20年かかった...映像作品とクラシック音楽第72回『ライムライト』とチャップリンの音楽