BIBLE【2】
前回のBIBLE【1】の続きとにかく、「コヘレトの言葉」の「コヘレト」の意味も、その著者も、確かな事はハッキリとはわかってはいない、という事のようだ。因みに、禅や仏教の文献も、「コヘレトの言葉」と同様に、いつ誰が書いたのか不明であるものは少なくない。但し、ここで重要なのは、そこに書かれている内容だ。誰が書いたにせよ、禅仏教文献の中にも、『旧約聖書』「コヘレトの言葉」の中にも、学びとるべき珠玉の言葉は散見できる。さて、「コヘレトの言葉」の中で、特に注目すべき言葉の1つに、ヘブライ語で言うところの「へベル」がある。さほど長くはない「コヘレトの言葉」の全文のなかで、「へベル」という単語は、30回以上、40回近くも頻繁に出てくる。更に言えば、「コヘレトの言葉」全体を通しても、「いろいろあっても、結局は、“へベル”だよね...BIBLE【2】
2022/04/28 11:31