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酒乱童子
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2008/12/27

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  • 平成21年6月公演、最適の劇場(蟹洗温泉・蟹座)で、最高の舞台《「新月桂川」「命の賭け橋」》

    常磐線水戸経由でいわき駅、そこから二つめの四ツ倉駅で下車、旧街道筋とおぼしき通りをブラブラ歩きながら海岸線に出る。そこには「物産館」なる施設があって、土地の「海の幸」「山の幸」「工芸品」「加工食品」「地酒」等々、豊富に提供している。さらに海岸線に沿って北上すると、ちょっとした船溜まり、左手の山が大きく波打ち際に迫った場所(四ツ倉駅から徒歩20分)に「太平洋健康センター・蟹洗い温泉」は建っていた。右手は、まさに「太平洋」、およそ180度の視野で水平線を眺望できる景勝地、ロケーション「超1級」という折り紙付きの温泉施設といえよう。目玉は「日の出時刻」(今頃なら午前4時15分頃)、白みかけた水平線の一点に、針の穴ほどの「紅」が差したかと思うと、見る見るうちに半円、全円の「火の玉」が、天空に向かって上昇する、といった按...平成21年6月公演、最適の劇場(蟹洗温泉・蟹座)で、最高の舞台《「新月桂川」「命の賭け橋」》

  • 芝居《悲劇「里恋峠」、更科一家親分(座長)の「喜劇的な」死に方》(平成21年5月公演・太陽の里)

    芝居の外題は「里恋峠」。その内容は「演劇グラフ」(2007年2月号)の〈巻頭特集〉で詳しく紹介されている。それによると「あらすじ」は以下の通りである。〈賭場荒らし見つけた更科三之助(三代目鹿島虎順〉は、その男(蛇々丸)をこらしめようとする。そこに川向こう一家親分・万五郎(花道あきら)が現れる。実は、その賭場荒らしは万五郎の子分だったのだ。三之助は万五郎たち(梅之枝健、蛇々丸、赤銅誠)に一人で立ち向かうがすぐにねじ伏せられてしまう。この危機に、(更科一家・親分)三衛門たち(親分・鹿島順一、姉御・春日舞子、代貸し・春大吉)が現れ、三之助は助けられるが、早まった行為に怒った実父であり更科一家の親分の三衛門から勘当、旅に出ることに。その後、まもなく三衛門は病に倒れ、一家も落ち目になっていった。旅を終えた三之助が、更科一...芝居《悲劇「里恋峠」、更科一家親分(座長)の「喜劇的な」死に方》(平成21年5月公演・太陽の里)

  • 芝居《「仇討ち絵巻・女装男子」で「宴会劇場」制覇》(平成21年度5月公演・九十九里「太陽の里」)

    芝居の外題は、「仇討ち絵巻・女装男子」。開幕前のアナウンスは座長の声で「主演・三代目鹿島虎順、共演・《他》でおおくりいたします」だと・・・。何?「共演《他》」だって?通常なら、「共演・花道あきら、春日舞子・・・。」などと言うはずなのだが・・・?そうか、どうせ観客は宴会の最中、詳しく紹介したところで「聞く耳」をもっていない、言うだけ無駄だと端折ったか?などと思いを巡らしているうちに開幕。その景色を観て驚いた。いつもの配役とは一変、これまで敵役だった花道あきらが・謀殺される大名役、白装束で切腹を強要される羽目に・・・。加えて、その憎々しげな敵役を演じるのが、なんと座長・鹿島順一とは恐れ入った。「これはおもしろくなりそうだ」と思う間に、早くも観客の視線は舞台に釘付けとなる。筋書きは単純、秋月藩内の勢力争いで謀殺された...芝居《「仇討ち絵巻・女装男子」で「宴会劇場」制覇》(平成21年度5月公演・九十九里「太陽の里」)

  • 舞踊・《忠義ざくら》(三代目虎順)は珠玉の名品、加えて若手新人の「変化」(へんげ)ぶり

    午後1時30分から「九十九里オーシャンスパ・太陽の里」で大衆演劇観劇。「鹿島順一劇団」。この劇場の客筋は「団体」「家族」で「海水浴」「温泉浴」「砂風呂」「バーベキュー」等々を「楽しもう」とする連中がほとんど、「なんだ、芝居もやっているのか。ついでに観てみようか」といった気持ちでやってくる。まさに「花より団子」、舞台よりは「食い気」、鰯の天ぷらや地魚の寿司を頬ばりながらの観劇とあっては、周囲は騒然、舞台の景色・風情を鑑賞するには「最悪のコンデション」といえるだろう。そんな中で、健気にも芝居の外題は「噂の女」。春日舞子主演、鹿島順一共演による「劇団屈指の名作」である。出来映えは、「いつもどおり」、絶妙な呼吸、音響、照明と「絵になる景色」の連続だが、客席の集中度は不十分、「宴会場の余興」程度に「汚されてしまう」のが、...舞踊・《忠義ざくら》(三代目虎順)は珠玉の名品、加えて若手新人の「変化」(へんげ)ぶり

  • 座長・誕生日公演・《越中山中母恋鴉・主役・浅間の喜太郎は「至宝級」》

    今日は座長・鹿島順一、54歳の誕生日、といっても特別な趣向があるわけではなく、強いて挙げれば、芝居の主役を三代目・虎順と交代したくらいであろう。外題は「越中山中母恋鴉」、どこの劇団でも定番にしているポピュラー(通俗的)な演目だが、この誰にでもできそうな月並みな役柄・浅間の喜太郎を、斯界きっての名優・鹿島順一がどのように演じるか、私にとっては興味津々、胸躍らせて馳せ参じた次第である。ゴールデンウィークの中日とあって、施設(「九十九里太陽の里」・千葉)は「大入り満員」、劇場も「ほぼ満席」状態,赤子の泣き声、食事客の私語、従業員の立ち歩き等々、「騒々しい」雰囲気の中での舞台であったが、出来映えは「お見事」という他はなく、通常は1時間半かかるところ、今日は55分で閉幕、まさに「綺麗に仕上がった」典型というべきであろう。...座長・誕生日公演・《越中山中母恋鴉・主役・浅間の喜太郎は「至宝級」》

  • 芝居《「木曽節三度笠」・虎順、当面の課題》(平成21年3月公演・川崎大島劇場)

    JR川崎駅から大師行きバスに乗り、追分停留所で下車、徒歩3分程度で「大島劇場」に着く。午後1時から大衆演劇観劇。「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)。座長の話では3月で「関東公演」は終わり、ということだったので、4月からは地元(関西)に帰るのかと思いきや、「演劇グラフ」の公演予定を見ると「えびす座」(福島県)となっている。なるほど「関東公演」は終わりだが、またもや「東北公演」が始まるということではないか、ならいっそうのこと、青森、新潟を回って再び「東京」(浅草または十条)を目指せばよい。先月の水戸ラドン温泉と違って、大島劇場は小さな、小さな芝居小屋、50人も入れば桟敷が一杯になるような「狭さ」、これまで見聞した劇団の中では「橘小竜丸劇団」だけが「大入満員」であった。今日は、初日の日曜日、開場1時間前に到着したが、...芝居《「木曽節三度笠」・虎順、当面の課題》(平成21年3月公演・川崎大島劇場)

  • 芝居《「人生花舞台」・水戸ラドン温泉千秋楽の夢芝居》(平成21年2月公演)

    2月公演の千秋楽、芝居の外題は「人生花舞台」であった。先月(1月公演・つくば湯ーワールド)とは違って、旧版どおり、元歌舞伎役者(老爺)・座長、清水の次郎長・花道あきら、一家子分大政・蛇々丸という配役だったが、水戸の舞台の最後を飾るためには「座長が主役」、なるほど、「立つ鳥は後を濁さない」という劇団(座長)の誠実さに脱帽する。花道あきらの次郎長、座長に比べて「貫禄は落ちる」が、彼独特の「人情味」(温かさ)の風情が魅力的、加えて、三代目・虎順の「三五郎」、蛇々丸の大政が舞台の景色を引き立てる。中でも、主人公・老爺(元歌舞伎役者)が次郎長に「昔話」を披露する場面(座長の長ゼリフ)で、一家子分役の、虎順、赤銅誠、梅之枝健、蛇々丸らが「凍りついたように固まって」座長の話に耳を傾ける様子は、圧巻。座長はいつも言う。「芝居で...芝居《「人生花舞台」・水戸ラドン温泉千秋楽の夢芝居》(平成21年2月公演)

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