サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十六弾はヘネシー系。*ヘネシーはホープフルSの勝ち馬で、種牡馬としても*ヨハネスブルグなど多数のGIウイナーを送り出すことに成功しました。日本でも単年リース供用されており、フェブラリーSのサンライズバッカスらを出すな
ロイヤルチャージャー系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十七弾はロイヤルチャージャー系。Royal Charger はご存知*サンデーサイレンスや*ブライアンズタイムらの父方祖先にあたる馬で、ほかにも輸入された*ロイヤルチャレンヂャーが名馬スピードシンボリの父となり、*ジルドレか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十六弾はモスボロー系。Mossborough は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、種牡馬としては英セントレジャーや凱旋門賞を制した Ballymoss などを出して英愛リーディングにも輝きました。日本では Ballymoss 産駒の持込
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十五弾はダンテ系。種牡馬としての父 Nearco の名を一躍高めたのがこの Dante で、目を負傷しての出走だった英2000ギニーこそ僅差の2着に敗れましたが、それ以外は英ダービーも含め圧勝続きという名馬でした。種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十四弾はネアルコ系。ここでついに世界の最大派閥の登場ですね。Nearco は Ribot と並ぶフェデリコ・テシオ氏の最高傑作で、伊ダービーやパリ大賞など14戦無敗の成績を残しました。ただ後の種牡馬としての成功を知っている
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十三弾はハードソース系。仏ダービーや凱旋門賞を制した Ardan を父に持つ Hard Sauce は父とは似ても似つかぬスプリンタータイプでしたが、種牡馬となってからは英ダービー馬*ハードリドン、持込馬として牝馬二冠を達成し
エピファネイア産駒ダノンデサイルが最内をついて突き抜け、世代の頂点に立ちました。ダノンデサイルの母父はエーピーインディ系の Congrats ですが、母父ボールドルーラー系がダービーを制すのはここ数年でもドウデュース、シャフリヤールに続く3度目で、3歳春に完成する早
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十二弾はファリス系。Pharis は仕上がりが遅く、さらに戦争の影響でわずか3戦しか走れませんでしたが、その中で仏ダービーやパリ大賞を制し世代最強を印象付けた馬で、さらにドイツ軍に接収されるという不運に見舞われなが
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十一弾はファロス系。Pharos は前回まで紹介していた Fairway の全兄にあたる馬で、英チャンピオンSなどを制した活躍馬であり、種牡馬としても英愛リーディングに輝く成功を収めたのですが、どちらかを選べと言われたら実績
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十弾はペティション系。Petition はエクリプスSなどの勝ち馬で、息子の Petingo 、孫の*ピットカーンともども英愛リーディングサイアーに輝いたほか、別のラインからも20世紀最高のマイラーの1頭である Brigadier Gerard を
フェアトライアル系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十九弾はフェアトライアル系。全兄 Pharos よりも長距離適性があったということで種牡馬として重用された Fairway でしたが、その後継種牡馬の中でも Fair Trial は多数のギニー馬を輩出するなどむしろマイラー種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十八弾はブルーピーター系。Blue Peter は英2000ギニー、英ダービーと完勝し、夏には古馬との初対戦となったエクリプスSを勝利。あとは英セントレジャーを制すのみとなりましたが、第二次世界大戦の勃発によりレース自体が
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十七弾はフェアウェイ系。距離に限界のあった全兄 Pharos と違い、英セントレジャーを完勝するなどスタミナも兼ね備えていた Fairway は真のチャンピオンとして種牡馬として重用され、しかも期待通りに次々に活躍馬を輩出、
オークスは2番人気のチェルヴィニアがしぶとく脚をのばし、GI初勝利を飾りました。*シンコウラブリイの母*ハッピートレイルズを祖とする牝系で、ここのところ多数の重賞馬が出ている優秀なラインですが、GI馬の誕生はその*シンコウラブリイ以来ということになるでしょうか。
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十六弾はトムフール系。Tom Fool は北米2歳チャンピオンに輝きながらクラシックでは調子が整わず出走すらできませんでしたが、古馬になって覚醒し、ニューヨークハンデ三冠を達成するなど10戦無敗の成績を残しました。種牡
ついにここから現代競馬における主流系統に入っていきたいと思います。といってもここまでで全体の1/3がようやく終わったあたりですから、もうしばらくお付き合いをよろしくお願いします。ということで「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十五弾はファラリス系
ラウンドテーブル系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十四弾はラウンドテーブル系。これにてセントサイモン系はコンプリートです。Round Table は5歳までの約4年間の稼働期間で66戦43勝の驚異的な戦績を残したタフガイで、種牡馬としても成功し、北米リーディングサイアーにも
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十三弾はプリンスキロ系。Princequillo はジョッキークラブゴールドCの勝ち馬で、晩成のステイヤータイプだったことから当初は種牡馬としてあまり人気がなかったようですが、プリークネスSの Hill Prince を出して人気に火
シカンブル系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十二弾はシカンブル系の続き。成功しながら早世した兄*モンタヴァルに代わる種牡馬として導入された*ムーティエはクラシック二冠を制したタニノムーティエなどを出して成功、兄に続いて2歳リーディングに輝くなど仕上がりの
シカンブル系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十一弾はシカンブル系。セントサイモン系の中でも特に日本と相性が良かった系統で、多くの成功種牡馬が輸入されており、2回に分けて紹介していきたいと思います。日本で初めて導入されたシカンブル系種牡馬は*シーフュリュ
ヴィクトリアマイルはあっと驚く14番人気テンハッピーローズが差し切り、大波乱を演出しました。3走前には牡馬に交じってオープンを勝つなど力は見せていましたが、鞍上の津村JともどもうれしいIG初勝利となりました。津村Jは今年重賞3勝目でこれは早くもキャリアハイの数字
プリンスシュヴァリエ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十弾はプリンスシュヴァリエ系。Prince Chevalier は仏ダービーなどの勝ち馬で、種牡馬としても仏ダービーの Charlottesville などを出して仏リーディングに輝いたほか、その Charlottesville や Court Harwell が英リーデ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第五十九弾はプリンスローズ系。St. Simon の血を現代に伝えるもう一本のラインですね。Prince Rose 自身は競馬国としては極めてマイナーなベルギーで競走生活を送った馬で、フランスでも大レースを勝つなどベルギー史上唯一世
ヒズマジェスティ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第五十八弾はヒズマジェスティ系。現在のリボー系の本流ともいえる馬ですね。His Majesty 自身は大した競走馬ではなかったのですが、Graustark の全弟という血統から種牡馬として期待され、実際に北米リーディングに輝くなど成
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第五十七弾はグロースターク系。Graustark はクラシックなど大レースに出走する前に故障で引退したため、競走馬としての知名度はさほどないかもしれませんが、デビューから連戦連勝で7連勝を飾った馬で、種牡馬として大いに期待
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第五十六弾はトムロルフ系。Tom Rolfe はどちらかというと欧州での良績が残る父 Ribot がアメリカで出した名馬で、プリークネスSやアメリカンダービーなどを制しました。種牡馬としては特に芝のクラシックディスタンス、それも
NHKマイルCは朝日杯FSを制したジャンタルマンタルがマイルに戻って本来の強さを発揮し、GI2勝目をあげました。いち早く父*パレスマリスの獲得に動いたダーレーの関係者はしてやったりというところでしょう。*パレスマリスもそうですし、ジャンタルマンタル自身も種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第五十五弾はリボー系。いまや絶滅寸前となったセントサイモン系の中でも本流と呼べるラインですが、やはりリボー系といえば「「一発大物」のイメージが大きいですね。特にクラシックディスタンス以上の大レースに強い産駒が多
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第五十三弾はラブレー系。Rabelais は凱旋門賞の Biribi などを出して仏リーディングサイアーにも輝いた馬で、その末裔からイタリアの誇る歴史的名馬 Ribot 、さらには自身は障害で活躍しながら種牡馬として仏リーディングサイ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第五十三弾はシンザン系。やはり20世紀を代表する日本の名馬といえばこのシンザンでしょう。戦後初めてクラシック三冠を達成、さらにその後天皇賞や有馬記念も制して史上初の「五冠馬」として堂々種牡馬入りすると、父としても
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第五十二弾はヒンドスタン系。*ヒンドスタンは愛ダービーの勝ち馬で、種牡馬として戦後初のクラシック三冠馬シンザンなど多数の活躍馬を送り出し、合計7度のリーディングに輝いた大種牡馬でした。特に大レースでの強さは格別で
「ブログリーダー」を活用して、Organaさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十六弾はヘネシー系。*ヘネシーはホープフルSの勝ち馬で、種牡馬としても*ヨハネスブルグなど多数のGIウイナーを送り出すことに成功しました。日本でも単年リース供用されており、フェブラリーSのサンライズバッカスらを出すな
今週は重賞レースが少なめでしたが、上半期のダートの大一番・帝王賞は1番人気ミッキーファイトが押し切り、GI初勝利をあげました。*ドレフォン産駒としてもダートGI初勝利ですが、産駒の活躍を見る限り、スプリンターだった自身の面影はどこにもありませんね。とはいえ、Gio
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十五弾はシャマーダル系。Shamardal は仏二冠などGI4勝をあげた活躍馬で、唯一の敗戦はUAEダービーのみと芝では底を見せておらず、種牡馬としても同じく仏二冠を達成した Lope de Vega や欧州チャンピオンスプリンターの Blue P
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十四弾はジャイアンツコーズウェイ系の続き。前述したように北米リーディングにも輝いた Giant's Causeway でしたが、活躍の舞台は主に芝コースで、米国ダートで活躍するような大物産駒はほとんどいませんでした。後継種牡馬の1
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十三弾はジャイアンツコーズウェイ系。量が多いので2回に分けての紹介です。Giant's Causeway はセントジェームズパレスSから愛チャンピオンSまでわずか2か月半の間にGI5連勝を達成して欧州年度代表馬にも選ばれた名馬で、種牡
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十二弾はイントゥミスチーフ系。Into Mischief は2歳GIキャッシュコールフューチュリティが唯一の重賞勝ちという馬でしたが、種牡馬としては圧倒的なアベレージの高さで次々にGIウイナーを輩出しており、6年連続で北米リーディ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十一弾はハーラン系。Harlan は初めて重賞に出走したのが4歳時、5歳時に人気薄で勝ったGIヴォスバーグSが唯一の重賞勝ちという馬で、種牡馬としてもフロリダダービーなどGI3勝をあげた Harlan's Holiday 、およびハスケル招待H
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十弾はテイルオブザキャット系。Tale of the Cat はGII時代のキングズビショップS勝ち馬で、種牡馬としてアーリントンミリオンなど芝GI7勝をあげ古牡馬チャンピオンにも選ばれた Gio Ponti 、ウッドメモリアルSなどGI2勝をあげ
函館記念は10番人気のヴェローチェエラがあのサッカーボーイのレコードを破って勝利し、重賞初勝利をあげました。ここまでどちらかというと長距離タイプとしてローテーションを組まれてきた印象ですが、この走りを見せられるとこの先の選択肢がかなり広がりますね。ラジオNIK
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百九弾はフォレストリー系とバーンスタイン系をまとめて紹介します。Forestry はキングズビショップSの勝ち馬で、北米並びに南米各国にシャトル供用されており、多数のGIウイナーを送り出すことに成功しました。もっとも有名な後
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百七弾はストームキャット系の続き。全盛期には最高で50万ドルの種付け料が設定されるなど、歴史的な大成功を収めた Storm Cat ですが、現在のストームキャット系の主流と言える Into Mischief の祖である Harlan 、および Scat D
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百六弾はストームキャット系の続き。国を問わず成功種牡馬を次々に送り出している偉大な系統ですが、中でも南米、特にアルゼンチンでの成功が目立つ印象ですね。当然お国柄それほど経済的に豊かではないので、導入される種牡馬も
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百五弾はストームキャット系の続き。これだけ欧米および南米、オセアニアでも活躍馬を輩出している系統ですが、日本での Storm Cat 産駒は勝ち馬率こそ極めて優秀だったものの、50頭以上走ってJRA重賞ウイナーは1頭だけで、あまり
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百四弾はストームキャット系。ダンジグ系に続くノーザンダンサー系の主流系統ですが、やはり細かい分岐が多く、全部で4回に分けての紹介となります。Storm Cat 自身は2歳GIヤングアメリカSが唯一の重賞勝ちで、チャンピオンには若
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百三弾はスニッツェル系。*スニッツェルはGIオークリープレートが唯一のGI勝ちと競走馬としては超一流レベルではありませんでしたが、種牡馬としては3頭のゴールデンスリッパーS勝ち馬をはじめ20頭以上のGIウイナーを送り出すこと
米子Sが重賞格上げとなって施行されたしらさぎSですが、オークス馬カムニャックの兄キープカルムが重賞初勝利をあげました。さすが血統馬というところですが、ロードカナロア×サクラバクシンオーという血統ながらまだスプリントは未出走ですね。この先出走することはあるで
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百二弾はリダウツチョイス系。Redoute's Choice はブルーダイヤモンドSなどGI4勝をあげた活躍馬で、種牡馬としても多数のGIウイナーを送り出すことに成功し、豪リーディングにも3度輝きました。さらに種牡馬の父としても成功し、G
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百一弾はショワジール系およびマスタークラフツマン系をまとめて紹介します。Choisir はオーストラリア産馬で、豪GIライトニングSを勝ったほか、後に英国でGIゴールデンジュビリーSを勝ちました。種牡馬としても同じく豪GI勝ちか
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ、記念すべき第百弾はデインヒルダンサー系。節目の回ですが、全体で見ればまだまだ折り返しを少し過ぎたところというところで、もうしばらくお付き合いをお願いします。Danehill Dancer は2歳GIを2勝したものの、3歳以降はさっぱり
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十九弾はファストネットロック系。Fastnet Rock はライトニングSやオークリーSを制したスプリンターで、種牡馬としても大成功を収め、豪リーディングにも輝きました。産駒は自身のようなスピードタイプも多かったですが、中には
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五弾はボールドルーラー系。それではナスルーラ系最後の分岐に入っていきましょう。Bold Ruler はプリークネスSやウッドメモリアルSなど32戦23勝の成績を残した名馬で、種牡馬としても大成功を収め、計8度の北米リーディン
プロキオンSはダートで圧勝続きのヤマニンウルスがここも楽勝でデビューからの連勝を5に伸ばし、重賞初勝利をあげました。デビュー時から大いに期待された馬がようやく一つの形になったわけですが、もちろん同馬のポテンシャルからすればここはまだまだ通過点でしょう。とに
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四弾はコジーン系。Cozzene はBCマイルの勝ち馬で、種牡馬としてはBCターフの*ティッカネンやBCクラシックの Alphabet Soup など多数の活躍馬を送り出して北米リーディングにも輝きました。もともと米国のグレイソヴリン系
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三弾はカロ系。Caro は仏2000ギニーなどを制した活躍馬で、父*フォルティノが日本に輸入された後も欧州に残って種牡馬入りし、仏リーディングに輝く活躍を見せ父系を繋ぐことに成功しました。後継種牡馬としても仏ダービー
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二弾はフォルティノ系。*フォルティノはアベイドロンシャン賞などの勝ち馬で、11歳時より日本で種牡馬入り。輸入後に祖国で名種牡馬 Caro が出て父系を繋ぐお決まりのパターンですが、日本でも毎日王冠など重賞3勝をあげた
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百一弾はソヴリンパス系。Sovereign Path はロッキンジSなどを制した快速馬で、種牡馬としても仕上がりの早いスピードを伝えて父系を大きく発展させました。日本にとってのグレイソヴリン系のスタートはこの系統で、ミドルパ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ、記念すべき第百弾はトニービン系。ここでようやく全体の折り返し地点というところですので、気長にお付き合いをお願いします。*トニービンは凱旋門賞などGI6勝をあげたイタリアの歴史的名馬で、種牡馬としても二冠牝馬ベガ、
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十九弾はゼダーン系。*ゼダーンは仏2000ギニーなどの勝ち馬で、仏2000ギニー親子制覇となる Kalamoun などを出したのちに14歳で日本に輸入されましたが、エリザベス女王杯のキョウワサンダーや最優秀障害馬にも選ばれたヤマ
ラジオNIKKEI賞は Farhh 産駒の英国産馬*オフトレイルが豪快に差し切り、重賞初勝利をあげました。ヌレイエフ系としては昨年の*シンエンペラーに続く重賞勝利となりましたが、その前ということになるとチェレブリタの京都牝馬特別までまで15年近くさかのぼることになりますか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十八弾はグレイソヴリン系。プリンスリーギフト系と並んで日本に非常になじみ深い系統ですね。Grey Sovereign 自身は一介の重賞ウイナーといったところで、その期待は英ダービーを勝った半兄*ニンバスに及ばなかったのです
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十七弾はレインボウクエスト系。Rainbow Quest は凱旋門賞(繰り上がり)などを制した活躍馬で、種牡馬としても英ダービーの Quest for Fame 、凱旋門賞の Saumarez など多数のGI馬を送り出すことに成功しました。日本で走っ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十六弾はキャンディストライプス系、ラーイ系、ナシュワン系をまとめて紹介します。Candy Stripes は競走馬としては平凡でしたが、アルゼンチンに輸出されて大成功を収め、アメリカに逆シャトルされる大種牡馬へと上り詰め
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十五弾はブラッシンググルーム系。レッドゴッド系の本流中の本流で、今も残る直系はほぼこの Blushing Groom を経由した系統ということになります。Blushing Groom はロベールパパン賞、モルニ賞、サラマンドル賞、グランク
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十四弾はレッドゴッド系。Red God はリッチモンドSなどを制した程度の並の重賞馬というところでしたが、20歳を超えて産駒の Blushing Groom が仏2歳GIを総なめにし、翌年の仏2000ギニーも制したことから歴史にその名を残し
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十三弾はシャーリーハイツ系。Shirley Heights は英愛ダービーを制した活躍馬で、種牡馬としても仏ダービーの Darshaan などを出して成功し、ミルリーフ系の本流として障害が中心とはいえ今でもそれなりの勢力を保っていま
久々の京都開催となった宝塚記念を制したのは3番人気ブローザホーンでした。あいにくの雨模様で重馬場での開催でしたが、ここまで不良馬場を含め道悪で4勝をあげていた同馬にとっては恵みの雨だったようで、他馬が伸びあぐねる中、大外を豪快に差し切って勝利をもぎ取りまし
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十二弾はミルジョージ系。*マグニテュードと並ぶミルリーフ系の成功種牡馬で、*ミルジョージ自身は故障のため競走馬として大成することはできませんでしたが、種牡馬としては特に地方で圧倒的な成績を残し、地方リーディン
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十一弾はミルリーフ系。Never Bend が残した最高傑作で、英ダービーや凱旋門賞など当時の欧州の大レースを総なめにし、欧州最強馬の1頭にも数えられる歴史的名馬です。種牡馬としても大成功を収め英愛リーディングにも輝く
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十弾はブレイヴェストローマン系。*ブレイヴェストローマンは米GII勝ち馬ということで競走馬としての実績はそこそこといったところでしたが、とにかくタフさが売りのパワータイプで、JRAダートリーディングに7度輝く大活躍
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十九弾はネヴァーベンド系。Never Bend はクラシックでは一歩足りない早熟快速馬というような馬でしたが、種牡馬としては欧州最強馬の1頭、Mill Reef を出すことに成功し、英愛リーディングにも輝きました。さらに Mill Ree