No64 ＝春の予感（3）＝

その興味は、とても魅力的に、私の心惹かれるものに変わっていった。（もう一回、恋にチャレンジしてみようかな・・・。）自分自身の気持ちにサクラ咲くような明るい気持…

No63 ＝春の予感（2）＝

好きなアーティストのライブに陶酔したせいかとても心地よい時間を過ごした。乳がんがわかってからはそのショックに加え、失恋までして自分の運命を恨み人生を投げ出した…

No62 ＝春の予感＝

いつもなら、何を差し置いてもOB会には顔を出すのに陸上部の仲間より、星野さんをとった自分の選択が意外だった。（先に約束が入ったのが星野さんの方だから仕方ない・…

No61 ＝出会い（4）＝

「杏先輩、久しぶり！元気？」いつも通りの無邪気な明るさで慎吾が電話をかけてきた。「来月、陸上部のOB会があるって連絡来たけど杏先輩知ってるかなと思って・・。」…

No60 ＝出会い（3）＝

私は、星野さんから渡されたチケットをどう扱ったらいいのか迷っていた。優しくて感じのいい星野さんに好意を持ち始めていたのは確かなこと・・・。でも、簡単に誘いに乗…

No59 ＝出会い（2）＝

その後、その商品は最近入った高校生のアルバイトのミスで他の荷物の中に入れてしまっていたということが判明した。私は、すぐに、お客様のところへ連絡を入れその日のう…

No58 ＝出会い＝

コンビニのアルバイトも、そろそろ慣れ始めたころアクシデントが起きた。年頃は25歳前後の、背の高い男性がインターネットで注文をした品物を受け取りに来た際どこを探…

No57 ＝一歩前へ（2）＝

コンビニは社会の縮図だなぁと思う。今までは、自分が買い物をする朝から夜に掛けての様子ぐらいしか知らなかった。それが、バイトを始めて様々な時間帯のコンビニの姿に…

No56 ＝一歩前へ＝

美咲たちといた職場をやめてから近所のコンビニで、週に4日程度のバイトを始めた。治療が落ち着く頃に備えて家に居る時間が長い今のうちに何か資格を取っておこうと思い…

No55 ＝明日を夢見て（3）＝

私は、涼子さんに会うたびに元気をもらっている。さぁ、何を始めようかな・・とやる気が湧いていくる。（まずは・・部屋の掃除から始めようかな）気分を一新するために部…