わが家にやって来た、忠猫とお転婆猫 または、野良猫と捨て猫 ・ 二人と二匹の小さな家族
フォト・エッセイを目指しています。 犬と人との、心の交流を書いたものは見かけますが、猫と人については、数少ないと思います。 なにせ、猫は、人に従いませんから。 従うのでなく、信頼して、いっしょにいてくれる。 そんな、猫のすばらしさをテーマにした、物語にしたいと思います。
○ お転婆チャビ チャビは、子ネコの時はとても可愛らしかった…
○ マガルーの憂鬱 そのうちチャビも成長して、和室に押し込めておくのは無理になってきました。 和室の中で走り回るくらいになりました。 後足が強く、チョロQのように動き回ります。 マガルーも嫌がってはいても、チャビを攻撃する様子はないので、 思い切って、チャビをリビングに出してみました。 マガルーは、無視しています。
○ マガルー怒る 小さめのケージを和室に置いて、 子ネコは当分、その中で育てることにしました。 「ネコは愛情を独占したがる。新しいネコが来ると、古いネコは去っていく。 あるいは、相手が子ネコならば排除しようとする」 ネコの本にそのように書いてあったからです。 でも、マガルーに、一度は子ネコを見せておこうと考えて、 妻が子ネコ抱いて、マガルーを和室に呼びました。 マガルーも、…
○ 子ネコがやって来た 私の体調は、夏にはかなり安定し、 リハビリのため、プールにも通えていたのですが、 秋を迎え、また調子を崩してしまいました。 季節の変わり目になるとおかしくなる。手術前と同じです。 その頃の気持ちを表す言葉は、 「失望感」 そんな日々を大きく転回させる事が起きました。 仕掛けたのは、わが妻。 彼女は、なかなか良くならない私の様子を心配していました。 そ…
○ 療養生活 T先生の見解 「手術は成功しました。脳幹などにもいっさい損傷は見られません。 頭痛・頻尿があるようだが、時間をかけて経過を見ていくようにしましょう」 頭痛は、入院前から看てもらっていた、 心療内科医院のK先生に、またお世話になることになりました。 一番のショックは、腰の椎間板ヘルニアが、 入院生活で再発してしまったことです。 何年もかけて治療して、やっと良…
○ 手術 そして再入院。 やがて手術の日がやってきました。 やはり、頭に穴をあけるのは気持ちのいいものではありません。 それでも、妻の手を握って 「生まれ変わって来るから」と明るく言えました。 手術台にのせられて「それでは麻酔しますよ」の次の瞬間から、 何も覚えていません。全身麻酔です。 手術は、腫瘍が一部崩れていたので、十時間ほどかかりました。 「終わりましたよ。気が…
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