大いなる決断/柳田邦男
『大いなる決断 (講談社文庫 や 2-1)』を読んだよ。高度成長期の原点。柳田邦男のノンフィクションが好き。しばらくは交通事故関係が続いていたけど、今回は経済。戦後の混乱期を乗り越え、日本の経済人はそこからさらにホップするために、どんなことをしてきたか、そして、どんな結果になったのか。様々な人物を取り上げて、詳細にルポしているよ。そして、時代は昭和三十年代。では、どんな人物、企業、業界が登場するか。まずは、松下電器の松下幸之助。東洋レーヨンを代表する合成繊維産業。国民車として開発されたスバル360。日本企業として石油の採掘事業を興したアラビア石油。はたまた、石油化学コンビナートの構築とか、経団…
2019/01/27 12:30