chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
飾り切りの猫は美味い https://blog.goo.ne.jp/nametohanako/

ネタ系ほのぼのブログです。 自作小説を挿絵付きで公開しています。

絵の関係上更新がすこし遅れることもありますができるだけ早め早めに更新いたします。 コメントは大歓迎ですのでお気軽に感想。突っ込みをカキコしてください。

天和
フォロー
住所
太田市
出身
桐生市
ブログ村参加

2008/08/17

arrow_drop_down
  • No.06 猫の主人とお隣さん。 前半

    都心から離れた閑静な住宅街。どこにでもあるような平凡なアパート。そのアパートの一室で黒猫が日向ぼっこをしていた。猫は2歳くらいのオスの黒猫で、小柄で可愛らしい猫だ。黒猫は窓際で日向ぼっこが日課だった。「花子~。買い物行ってくるよ?」そういって一人の青年が部屋から出て行った。彼は猫の飼い主で都心の大学に通っている。顔立ちは幸薄そうでどこにでもいるような学生だった。「あれ?玲香さん。こんにちは、お出かけですか?」部屋を出てすぐのところで、青年が女の人と話している声が聞こえた。花子は少し気になったが、相変わらず日向ぼっこを続けた。「へぇ~。主人(シュウト)さんも買い物ですか?」玲香はそういうと軽く微笑んだ。彼女は主人のお隣さんで、歳は24歳栗色のふんわりしたロングヘアーでおっとりした雰囲気のある人だ。「はい。ちょうど...No.06猫の主人とお隣さん。前半

  • 初めに・・・。

    皆さんこんにちは。管理人天和の支配するカザ猫へようこそネタ系かつほのぼの進めていきますゆえ、中傷や管理人へのクレームは禁止です。普通に楽しんでいただく分には大歓迎です絵に関しては副管理人に著作権がありますゆえ勝手に持っていかないでください。※注意・管理人の判断でふさわしくないコメントは削除する場合があります。このことに関してのクレームは右から左です。・このサイトの絵や文章には著作権があります。勝手に持っていかないこと。・病的文章に激しく突っ込まない。・誤字脱字見つけましたら報告してくれるとありがたいです。・たまに副管理人が暴れます。流してください。(コメントは大歓迎。・中二病患者大歓迎・更新は週2回位を予定しております。都合により遅れることもありますが、ご了承ください。自己紹介を一応張ります。前略プロフさんです...初めに・・・。

  • No.05 飾り切りの猫とお友達。

    都心から離れた閑静な住宅街。そこに一軒の新しいアパートがあった。アパートの敷地内には、見事な桜の花が咲いており、敷地内は綺麗なピンク色で染まっていた。そのアパートの一室。一匹のオスの黒猫が気持ちよさそうに日向ぼっこをしていた。黒猫は1才ほどの細身で小さく可愛らしい猫だった。春の優しい日差しはひなたぼっこにはもってこいだった。しかし・・・ある一匹の猫にその平和は壊された。「おーい!!おーい!!起きろ~。ちびすけ起きろー!」その騒音は一匹のメスのミケ猫が鳴らしているものだった。ミケ猫は3歳くらいでこの辺に住んでいるノラ猫だった。「なんだよ・・・。ミケじゃん。もう少し寝かせてよ。」そう言うと"ちび"は"ミケ"に背を向けた。「寝るなよちび~。最近まったく見ないから結構探したんだよ。」ミケは少し寂しそうにそう言った。ちび...No.05飾り切りの猫とお友達。

  • No.04 飾り切りの猫の飼い主は。 後半

    都心から離れた閑静な住宅街のある、アパートの前に一人の青年が立っていた。歳はだいたい18歳くらいで影が薄く、幸薄そうな顔をしている何処にでもいるような青年だった。彼は今年の春から都心大学に通うため引っ越してきた。「あれ。部屋・・・どこだっけ?」彼はそういうと荷物をあさりだした。少ししてアパートから中年の男性が出てきた。男性はココの大家で彼の姿を見て出てきたらしい。「あれ?主人(シュウト)君だよね?待ってたよ。部屋に案内するよ。」主人は、はい。と言って男性についていった。部屋に着くと早速荷物の整理を始めたが、学生ということもあり最低限の家具しか持ってこなかったため、荷物の整理はお昼ごろには終わった。「さて、整理も終わったし、飯でも食いに行くかな。あ、でも…その前に挨拶かな?」部屋から出て近所の人に挨拶をしてまわっ...No.04飾り切りの猫の飼い主は。後半

  • No.04 飾り切りの猫の飼い主は。 前半

    蝉の声が響くにぎやかな夏の午後。時期は8月の前半、比較的湿気は少ないがとても暑い日だった。「だから。オレは東京の大学に行きたいんだよ。」一人の青年が少しイライラしながらそう言った。年齢は18歳で影の薄そうな雰囲気の青年だった。彼は今年高校3年生で、両親と進路の相談をしているところだった。「まぁ落ち着いてよく考えて見なさい主人(シュウト)お前の偏差値じゃ大学なんて無理だろう。」父親がそういうと主人は少し下を向いた。たしかにそうだった。彼は特別勉強が出来るわけでもスポーツが出来るわけでもなく。ごく普通の高校生だった。「確かにそうかもしれないけど・・・。でも頑張って勉強するよ。オレ、本気なんだよ。・・・来週、オープンスクール行って来るから。」そういうと青年は自分の部屋に帰ってしまった。その後も両親とはあまり進路関係で...No.04飾り切りの猫の飼い主は。前半

  • No.03 飾り切りの猫のお隣さん (花子編

    ある晴れた日の日曜日日差しは暖かく日光浴にはもってこいの日だった。オスの黒猫がお気に入りの窓際で日光浴に勤しんでいた。黒猫はだいたい2歳ほどで細身で可愛らしい猫だ。しかし今日はすこし落ち着かなかった。窓の外は騒がしく人が行き来する声が響いていた。猫は寝ることをあきらめ外を見ると、引越し用のトラックがアパートの前に停まっていた。しばらく様子を見ていると塀を伝って見慣れた三毛猫が歩いてきた。猫は4歳くらいのメスの三毛猫でこの辺に住んでいるノラ猫だ。「おーい。ゆうぞうー。」ゆうぞうと呼ばれた三毛猫は嬉しそうにかけてきた。「花子おはよう。なんか隣に誰か引越して来たみたいだよ?」黒猫は花子という名前らしい。このアパートは都心から離れていることもあり。家賃は安めでペットも飼えることから結構人気な物件だった。「様子。見にいこ...No.03飾り切りの猫のお隣さん(花子編

  • No.03 飾り切りの猫のお隣さん (主人編

    日曜日の午前中のこと。青年はお気に入りのソファでのんびりテレビを見ていた。彼は都心の大学に通う大学生で、日曜日の今日は学校も休みのためいつもよりのんびりしていた。「そういえば・・・なんか、外が騒がしいな。」青年はそう思い窓の外を見ると引越しのトラックが一台停まっていた。そして業者の人たちが青年の隣の部屋へ荷物を運んでいた。「ぴーんぽーん。」部屋に気の抜けたインターフォンの音が響いた。誰か来たらしい。「はーい今行きます。」そういうと青年はドアノブに手をかけた。部屋の入り口には一人女性が立っていた。歳はだいたい24歳くらいで、背はすらっとしていて髪は長く栗色でふんわりしていた。「はじめまして。隣に引っ越してきた、玲香です。」そういうと玲香は軽く会釈した。「あ。どうもはじめまして。主人です。よろしく。」主人も軽く会釈...No.03飾り切りの猫のお隣さん(主人編

  • No.03 飾り切りの猫のお隣さん (お隣さん編

    都心から離れた閑静な住宅街にあるアパートいつもなら静かなはずだが・・・今日は騒がしかった。朝からトラックが何台も来て荷物を運び込んでいた。「あ、このタンス、ココにお願いします。」準備を進める引越し屋に紛れて、一人の女性が家具の配置をしていた。歳は大体24歳くらいで髪が長く背はすらっとしている。そして彼女の隣にある棚の上にペット用のカゴが置いてあった。カゴの中にはフェレットがいてなにやら騒がしく動いていた。「ねぇー。ご飯。ねぇーねぇーご飯頂戴ー。お腹すいた。」フェレットはそう言いながらカゴの中でソワソワしていた。「マロンくんちょっと待ってね。今ご飯あげるからね。」そういうと女性は部屋の中に散乱しているダンボールをあさりだした。しばらくしてダンボールからフェレットフードを見つけ出すと女性はマロンをカゴから出してエサ...No.03飾り切りの猫のお隣さん(お隣さん編

  • No.02 飾り切りの猫の友達は。 後半

    商店街から住宅街に入りしばらく歩くと、ゆうぞうは一軒の民家に入っていった。「おばあちゃーん。おやつ頂戴。」そう言うとゆうぞうは家の前をふらふらしている。しばらくして家の奥から猫用のおやつを持ったおばあさんが出てきた。「タマよく来たね。あら。今日はお友達も一緒なのね。おやつ持ってきたよ。ゆっくりお食べ?」タマ?さっきの魚屋といいどうやらゆうぞうはいろいろな呼ばれ方をされているらしい。まぁ・・・ノラの猫には良くあることだが。ゆうぞうは名前などまったく気にせずおやつに夢中になっていた。食べているときのゆうぞうは本当に幸せそうだ。「おばあちゃんありがとう。」ゆうぞうは食べ終わると満足そうな顔でいった。「ゆうぞうそろそろ帰ろうか?そろそろ主人が帰ってくるよ。」「うん。わかった。おばあちゃんまたねー。」そういうと花子たちは...No.02飾り切りの猫の友達は。後半

  • No.02 飾り切りの猫の友達は。 前半

    「花子ー!!起きろ!」都心から離れた閑静な住宅街にある、アパートの窓を一匹の三毛猫が引っかいていた。三毛猫は大体4歳くらいでこの辺りに住んでいるメスのノラ猫だ。「うるさいなぁ・・・。もう少し寝かせてよ。」花子と呼ばれた黒猫は、一度大きなあくびをするとゆっくりと立ち上がった。黒猫の名前は花子といい細身で可愛らしい黒猫だ。「なんだゆうぞうかぁ。今日は主人(シュウト)は学校だよ?」主人とは花子の飼い主で影が薄く、幸の薄そうな顔をしたどこにでもいるような大学生だ。歳は19歳で都心にある大学に通っている。「違うよ。ご飯を食べに来たんじゃないよ。暇だから一緒に散歩に行こうよ。今日は商店街の魚屋さんが特売日だよ。」商店街の魚屋が特売日・・・?確かに近くに商店街はある。主人もよくその商店街にはお世話になっている。だが猫に魚屋の...No.02飾り切りの猫の友達は。前半

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、天和さんをフォローしませんか?

ハンドル名
天和さん
ブログタイトル
飾り切りの猫は美味い
フォロー
飾り切りの猫は美味い

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用