あなたが食べるかもしれないと 作ったご飯 淡い期待は 粉砂糖のようにとけさって のこったのは 一人分のご飯とおかず おかずはまた食べるかもしれないからと あなたの分の さめたご飯だけを食べる朝は
ここに綴ることばが ストレートに あなたのこころに響くのならば わたしは何をあなたに言うでしょう 好き でも 大切 でも ありがとう でも 言葉にすると とても薄っぺらくて 言葉なんかいらない
ここに綴ることばが ストレートに あなたのこころに響くのならば わたしは何をあなたに言うでしょう 好き でも 大切 でも ありがとう でも 言葉にすると とても薄っぺらくて 言葉なんかいらない
お土産を たずさえて あなたが帰ってくる コンビニで買ったゼリー 2つ お土産があることにではなく それを買おうと思ってくれた彼の心が愛しくて 本当は昼間買ったおなじゼリーを 食べていないふりを
ここに帰ってきたら すべて忘れられる。 そう言うのなら もう 帰るか帰らないか ハラハラさせないでください どうか、必ず帰ってくると 信頼させてください どうか、その笑顔の そばに置いてください
あなたが寝言で 関西弁を使い 笑っている 仕事では使わない言葉だから 二人のときにしか使わない言葉だから 夢の中で わたしが 笑っていることを 願う あなたの安らぎの中で わたしは どんな言葉で
今朝のあかるい光のなかには 確かにあなたとの幸せがあったのに 1日もたたないうちに もう そのかけらすら見当たらない 幸せなんて こんなにもはかなくて あなたがいないと 容易くなくしてしまう 一
あなたの腕に 触れていたくて マッサージという名目の 愛撫 眠りにおちる ほんのひとかけらの意識の中で 気持ちいいと あなたが言う時 触れているのはわたしなのに どうして こんなに気持ちがいいのだ
あなたの その少し笑ったような目をしたときの 表情がみたくて あなたへの いろいろをやってみるけど まったくお手上げ。 しょんぼりしている 私の背中を 後ろから抱くとき あなたはどんな顔をしている
わたしが すこやかでいることが あなたのしあわせだと そう 言うのなら もうすこし 一緒に過ごしてくれても いいのに 過ごす時間の 甘さと いとしさと 体の芯の切なさを 知ってしまったから も
たとえどんなに不安でも たとえどんなにさみしくても たとえどんなに切なくても あなたの大きな手が ぎゅうっとしたら それは消えてなくなってしまう これからどんな出来事がわたしに 起こったと
あなたのYシャツをたたむとき 「仕事がうまくいきますように」と願う あなたの靴を磨くとき 「良い場所へ導いてくれますように」と願う あなたの耳そうじをするとき 「よい情報が入ってきますように」と願う
同じ形の 同じ色の 当然 同じ大きさの あなたの靴下を くる日も来る日も 洗濯して たたむ しあわせ 毎日の同じことの しあわせ 「おんなじやから 大変やろ」 そういったあなたが 愛しくて 切ない
信じていないわけではなく 不安になっているわけでもないのに あなたからのメールを 違うフォルダに保存して 何度も 何度も もう覚えてしまった最初のメールを 読む もういいのに もういいやん とお
出会った時の幸福を お茶した時のほほえみを メールをもらった時の歓喜を 初めてごはんを食べた時の尊敬を 抱き寄せられた時の胸の震えを 初めてキスした時の驚きを 一緒にみた夜の海の色を す
6畳1間の 小さなアパートの部屋に ぽつんと残された時は あれほど幸福だったのに あなたが選んだすべてのもの あなたと暮らしているすべての空気 あなたが脱いだワイシャツと靴下 あなたに
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