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starry night(13)
家がめちゃくちゃになっても。 笑って。 真緒はいつもとかわらぬ風太の明るさに胸を痛めた。 「今・・住まいはどうしてるんですか、」 「ああ。店は市街地にあるから…
2024/09/30 07:03
starry night(12)
初音は首に掛けたタオルで顔を拭った。 「・・真緒さん?」 彼女がなぜここにいるのか。 自分に向かって走ってくるのか。 それを理解する間もなく 「初音さん!」 …
2024/09/29 07:04
starry night(11)
半日ほどで役所までは着いた。 「よ・・っと。 これで全部かな、」 北都が送ってくれた物資を天音がレンタカーで借りてきたバンに乗せた。 「さすが北都会長ですねえ…
2024/09/28 07:03
starry night(10)
翌朝 「あれからは連絡ないです・・。たぶん避難所の仕切りとかで忙しいんやと思うんですよね。家の方に降りてこられたら携帯も通じるようになると思うんですけど何もな…
2024/09/27 07:03
starry night(9)
「初音?? どこにいるの?大丈夫なの??」 母の慌てた声が聞こえる。 「今公民館や。みんな無事や。近所の人らも。まだ家周辺の様子はわからへんのやけど。だいぶ雨…
2024/09/26 07:04
starry night(8)
真緒はNCに出社して雑務をこなしていたが正直気もそぞろでうっかりすると泣いてしまいそうなくらい心配だった。 「・・野々村さんから連絡まだないの?」 紗枝が心配…
2024/09/25 07:03
つぶやき。
My sweet home~恋のカタチ。 いつも読んで下さってありがとうございます。 能登地方の豪雨災害、映像を見る度あまりの惨さに言葉を失います。 地震から…
2024/09/24 16:21
starry night(7)
相変わらずものすごい雨の音がする。 「初音、はよう!」 父の呼ぶ声に 「すぐ、行く! 車に乗って待っとって!」 初音は叫んだ。 あの浮き玉のチャームがどこかに…
2024/09/24 07:05
starry night(6)
『ええか。じいちゃんはおばちゃんとこの車に乗せて行ってもらったから。お母ちゃんと支度をして。お父ちゃん、この辺の人らに避難するように言うてくるから。すぐ戻るか…
2024/09/23 07:02
starry night(5)
いつもの朝だった。 東京はまだ梅雨明けの宣言が出ていなかったが朝からいい天気で。 真緒はいつものように黙々と朝食を摂っていた。 ニュースを見ようとテレビをつけ…
2024/09/22 07:05
starry night(4)
父はまっすぐに真緒を見て 「真緒も。自分が信じたことに突き進んでほしい。前の結婚のことが不幸だったとかそんなこと絶対に考えずに。お前はきちんと乗り越えてる。人…
2024/09/21 07:03
starry night(3)
父は羊羹に黒文字を入れながら 「・・感性は。おれとおまえはとても似ている、」 静かに言った。 「え、」 「昔からそう思っていた。おまえのセンス。いつも感心して…
2024/09/20 07:03
starry night(2)
少しでも自分が彼にとっての『価値』であるよう勉強も仕事もさらにギアを上げて頑張った。 カフェレストランのメニュー開発もシェフたちや栄養士などの専門家を中心に…
2024/09/19 07:05
ひとりで映画にゆく その②。
この前のお休みに再び映画をひとりで観てきました。 前に書きましたように今回は三谷幸喜さん脚本・監督の スオミの話をしよう です。 三谷さんと言えば「古畑任三…
2024/09/18 14:34
starry night(1)
「この前。あんなこと言っちゃって。ごめん、」 真緒は気まずそうに真太郎に謝った。 「え?」 「・・全部ひとり占めにしてって。」 「ああ・・」 少し照れ臭そうに…
2024/09/18 07:05
Regulus(20)
真太郎が帰宅して一息ついていると、 「あ・・帰ってた?」 真緒がやってきた。 「ん?」 「あのー・・。 インテリアコーディネーターもワインアドバイザーも。一次…
2024/09/17 07:01
Regulus(19)
「あ、お疲れ様です。」 午後、そのまま出社してきた真太郎に社長室で執務をしていた高宮は一礼した。 「留守の間ありがとう。何か急ぎの要件は?」 「いえ、今の所は…
2024/09/16 07:04
Regulus(18)
本当に静かで。 鳥の声と木々の葉が風に揺れる音しか聞こえない。 「北都Gの総帥の妻であっても全く夫婦同伴のパーティーにも出ないし、女優も引退状態だし。父は仕事…
2024/09/15 07:02
Regulus(17)
「わ・・ きれいですねえ・・」 翌朝早く、真太郎は初音にホテルまで迎えに来てもらい彼の家の近くの小高い丘に登った。 そこからは朝日に照らされ少し霞んだような山…
2024/09/14 07:04
Regulus(16)
北都Gを継いだこの社長は。 まだ40手前で。 自分とそう年も変わらない。 どんなスーパーマンだと思っていたけれど。 初音には真太郎が等身大の青年に見えた。 …
2024/09/13 07:03
Regulus(15)
「ぼくにとって、ここはやっぱり大切な場所で。大きなお金を動かすことはできませんが農業にも誇りを感じています。その気持ちと。何かをやりたい、という思いもあって。…
2024/09/12 07:02
Regulus(14)
「そんな妹が。あなたと一緒に会社を作りたい、初音さんでなければ意味がない・・って言った時。ぼくはいったい妹にこれまで何をしてきてやれたのか、いや何を見てきたの…
2024/09/11 07:05
Regulus(13)
「実は。当社、NCからもあなたに引き続き仕事をしてもらえないかと要望もあるんです、」 真太郎はまっすぐに初音を見た。 「えっ・・」 目を見開いてしまった。 「…
2024/09/10 07:02
Regulus(12)
「真緒ちゃん、何とか頑張ろうとしてるみたいだよ、」 南は遅くに帰宅した真太郎の脱いだスーツの上着をハンガーにかけた。 真緒と二人で話したことは南にも黙っていた…
2024/09/09 07:01
Regulus(11)
「名前?」 NCでの会議で紗枝はメンバーに資料を手渡した。 「代理店の人とも話し合って候補はいくつか上がっているんだけど。ピンと来なくて。もう時間もないしいろ…
2024/09/08 07:06
ひとりで映画にゆく。
先々週の日曜日。 映画「ラストマイル」見てきたんですよ。 ひとりで。 映画をひとりで観るって初めての経験だったのですが、好きな時に好きな作品をふらっと見に行く…
2024/09/07 14:46
Regulus(8)
もちろんこのことに関してまだ初音からYesの返事ももらっていない。 心が揺れた。 迷った。 でも。 あの光景を見てしまったから。 紗枝に連れて行ってもら…
2024/09/05 07:02
Regulus(7)
「これで彼の仕事の進め方の素晴らしさの理由がわかったよ。これは高野じゃなくても手放したくないよ。・・たたき台だけ作って丹波に帰ってしまったって。まあ・・天音く…
2024/09/04 07:05
Regulus(6)
「・・ここのスペース。もったいなくないですか。このワゴンの向きを変えて。お客さんが入って来る方に向けて。売れ筋のものは奥の方に陳列してもみなさん探して買ってく…
2024/09/03 07:02
Regulus(5)
「だから! 10年くらい前に高野で音楽配信のアプリ開発してて。その発案者である兄ちゃんを伯父さんも母も、いや会社の上層部もその腕を買ってて。その時も高野で正式…
2024/09/02 07:05
Regulus(4)
リアクションのない真緒に紗枝は怪訝そうに 「どしたの?」 と顔を覗き込むと 「う・・」 真緒はぽろぽろと涙をこぼしてしまった。 「・・真緒さん、」 「う、嬉し…
2024/09/01 07:04
2024年9月 (1件〜100件)
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