My sweet home　〜恋のカタチ。

Spica(12)

天音は少し考え込んでから意を決したように顔を上げた。 「真緒さん、兄ちゃんのこと。どう思っていますか。」 もうまっすぐな目でそんなことを言われて 「はっ・・？…

2024/07/31 07:04

Spica(11)

両親の離婚も 子供たちを丹波に残したことも 全て間違っていなかった  ゆかりの言葉に天音もなんだかグッとくるものがあって思わず唇をかみしめた。  20年ぶりに…

2024/07/30 07:01

Spica(10)

「でも。ユキちゃん。ひとりだけ連絡取っていた人がいたのよね、」 ゆかりはふふっと笑った。 「そう。運転手の村本さん、」 「あ、さっきの・・」 真緒は自分たちを…

2024/07/29 07:01

Spica(9)

「芸能界って。ホントに厳しいんだね…。昔気軽にそこに足踏み入れようとした自分が愚かだわー」 真緒もやけ酒のようにグッとシャンパンを飲んだ。 「まあ。なんでもや…

2024/07/28 07:04

Spica(8)

「めちゃくちゃカッコイイでしょ？もうあたしもこの人しかいない！ってなっちゃって、」 ゆかりは隣の真緒をバシバシと叩いた。 「痛い痛いって・・ へー・・あの無口…

2024/07/27 07:04

つぶやき。

言ってもしょうがないんですけど 暑いですねえ・・ もう私の知っている『夏』は戻ってこないのでしょうなあ。 夜中もゆるくクーラーをつけっぱなしでないと眠れません…

2024/07/26 14:02

Spica(7)

「それとは別に仕事もまだ残っていて。急にやめることも会社にとっては困ることで。しかも看板女優がいきなり妊娠したなんてことになったら。スキャンダルもいいとこだし…

2024/07/26 07:03

Spica(6)

「その頃、ユキちゃんのお母さんも病気療養していて。心配かけたくないって言ってたしね。色々悩んでたわよね・・」 ゆかりはしみじみ言った。 それを同じようにしみじ…

2024/07/25 07:04

Spica(5)

「芸能界を、辞めたかった・・？」 真緒はシャンパングラスを持ったまま固まった。 「うん。お芝居は好きだったけど。とにかく忙しすぎてね。3年間くらいほぼ休みなし…

2024/07/24 07:04

Spica(4)

『私、高野有希子といいます。どうぞよろしくお願いします、』 『え？いくつ？ピアノどのくらいやってるの？』 『あ・・ハタチ、です。音大の2年生です。ピアノは・・…

2024/07/23 07:01

Spica(3)

そこに 「・・どうも、」 天音が遠慮がちに顔を出した。 「あ！天音くんも？ どうぞどうぞお座りなさいな、」 ゆかりは嬉しそうにソファの自分の隣をポンポンとして…

2024/07/22 07:04

Spica(2)

時を昨夜の8時ごろに巻き戻すと。 パーティーも終わり、ほとんどの客が引けて行ったあと 「は？帰った？？」 天音は伯父の高野社長に思わず聞き返してしまった。 「…

2024/07/21 07:02

Spica(1)

【これまでのお話】初音と天音が高野楽器の副社長の息子、と知った真緒。高野のパーティーに天音と天音の父、そして真緒と母ゆかりも招待者としてやってきます。鉢合わせ…

2024/07/20 07:01

おしらせ。

いつもMy sweet home～恋のカタチ。をご覧くださっている皆様。 ありがとうございます。 ずっとお休みしていましたが、明日から小説を再開させていただき…

2024/07/19 14:53

つぶやき。

My sweet home～恋のカタチ。を読んでくださっているみなさま。 いつもありがとうございます。 すみません、いつまでもお休みしてしまって。 しかもお話…

2024/07/07 12:59