オヤジのあくび599
立川志の輔・玄侑宗久「風流らくご問答」を読む 落語と琵琶は昔寄席に掛かっていた芸能として共通点があります。一席がおよそ15分であること。この15分がビミョーでして、長すぎてひたすら我慢を強いられる時間になるか? 耐えられずに席を立ってしまうか? あっという間に過ぎ去るか? それが芸の質なのでしょう。 お坊さんが講話の中に、笑いを巧みに取り入れているエピソードが出てくる。中身が退屈ならせめてどこかに笑いを誘う場面がないと聞き手は寝てしまうだけだろう。 我が身に引き寄せて考えてみれば、琵琶はもとよりコーラスの練習にも当てはまるような気がしますね。 「あくび指南」に話題が及ぶ。対談の片割れ宗久さんに…
2023/12/30 06:01