オヤジのあくび545
近藤勝重「昭和歌謡は終わらない」を読む2 コロナ禍以来、電車やバスの窓が少し開いている。けれど元々は下から上に大きく開いて、旅行中は車内から駅弁を買っていたものだ。駅のプラットホームは今も昔もわかれの場だけれど、汽車なら間に合うのに電車は無情に走り去ってしまう。伊勢正三の「なごり雪」をはじめ、多くの曲が汽車と書いているのは別れの時間の感じ方が、汽車と電車で変わってしまったからだろう。 昭和の話題で避けて通れないのが、安保闘争・学生運動。西田佐知子「アカシアの雨がやむとき」、加藤登紀子「一人寝の子守唄」かぐや姫「神田川」、荒井由実「いちご白書をもう一度」をネタに、ラブ&ピースと題した章であの時代…
2023/06/28 08:22