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  • 蝋梅

    蝋梅や卑屈にならず出しゃばらず蝋梅やぽつりぽつりと吐く本音蝋梅

  • 霜の朝

    物の怪の宴の果てか霜の朝鶏鳴の告げるあかとき霜の声口づけの甘き残り香寒の紅霜の朝

  • 葉牡丹

    葉牡丹の渦めく女心かな葉牡丹や解けぬ心のわだかまり余生てふ身軽さ朝の寒蜆葉牡丹

  • 寒蜆、鋤炭

    高望みしない幸せ寒蜆乱歩に耽りし少年の日の助炭かな鋤炭する“もつたいない”の温みかな寒蜆、鋤炭

  • 鎌鼬

    偶然の再会恋の鎌鼬寒垢離を終へて女の弥勒顔鎌鼬

  • 霜焼・湯冷め

    霜焼や子らの写真のセピア色霜焼けの心温めてコツプ酒ぬるま湯のたつきに気づく湯冷めかなもらい風呂したる夜道の湯冷めかな霜焼・湯冷め

  • 大寒

    大寒や京都の駅のゼロ番線大寒の北国行きの発ちにけり大寒や祖母が草履を編む夜んべ大寒

  • 阪神忌

    寒灯や一・一七のまた巡り教へ子はそろそろ四十路阪神忌身の内の揺れなほ止まず阪神忌阪神忌

  • 小正月

    持ち帰るどんど煙の匂ひかな小正月詣る老躯の丸きかな老後資金二千万とや粥施行小正月

  • 歯固め、十日戎

    歯固や吽形狛の憤怒相大判を担ぐ社用や戎笹かくもまあひび割れし国鏡割歯固め、十日戎

  • 寒の内

    寒風に阿形の狛の猛りかなにらめっこ勝つも負けるも福笑ひしゅんしゅんとやかん泣く夜や寒の内寒の内

  • 手毬7

    謎深む幽と悪魔の手毬唄手毬唄手逸れしままに七十坂手毬唄九つ数え逸れにけり手毬7

  • 人日

    飲み喰いの胃薬漬けや七日粥人日や絶滅危惧の星に生き人日や石牛さする治癒祈願人日

  • 小寒

    歌舞伎絵の睨み効かせて寒の入り狛犬の開きたる口に寒の風小寒や火炎仏は食ひしばり小寒

  • 正月遊び

    負けん気が顔に出てる子独楽回し羽根突やオリムピックはすぐそこに老心の甘えを射貫く破魔矢かな正月遊び

  • 初四日、初昔

    だるまさんがころんだりして初四日駆けつこで遊ぶ爺孫初四日灯明に偲ぶ亡き母初昔初四日、初昔

  • 元朝

    元朝の阿形の狛の気炎かな元朝の雲の明け間や日野山河冠を正して今日の年迎へ元朝

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