傷だらけの人生
1963年鶴田浩二主演の『人生劇場飛車角』が大ヒットし「任侠映画ブーム」が始まる。なぜか映画界はやくざ(暴力団)を賛美礼賛してきた。裏でつながっていたか。「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます」の名セリフは、私も随分と使わせてもらった。曰く「尺八なんぞというと、古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます」そして、その時々の「流行り歌」を尺八で吹いてみせた。「でも、どこに新しい仕事がございましょう。今の世の中、コロナコロナで右も左も真っ暗闇じゃござんせんか」何から何まで真っ暗闇よ筋の通らぬことばかり右を向いても左を見てもコロナコロナのせめぎあいどこに男の夢がある付くな離れろと鬼ごっこが罷(まか)り通る世の中でございます。罹(かか)る罹らぬはもと...傷だらけの人生
2021/01/29 01:05