ブラック・チェリー・ブルース(ジェイムズ・リー・バーク)
ジェイムズ・リー・バークのMWA長編賞を受賞した本作品を翻訳で読んだ。正直言って、これを原書で読んだら、かなり、理解に苦しんだであろうと思った。翻訳版で読んでも結構、苦労したのだから。最後の解説で、ジェイムズ・リー・バークは、もともとは、純文畑に身を投じていたとのことだ。それで謎が解けた。何とも、その表現は、複雑で、拡張高く、情景描写が多く、ただのハードボイルド作品、ただのミステリー作品ではないのだ。ストーリーとしては、元警察警部補の主人公が、面倒にまきこまれて、ぶちのめした二人組の一人を殺した罪に問われる。実際に殺した片割れが証人になっており、覆すのが、絶望的な状況なのだ。保釈期間中に、何等かの手を打たねば、有罪になり、刑務所送りになってしまう。限られた時間なのだが、なかなか、スピーディーには、話が運ば...ブラック・チェリー・ブルース(ジェイムズ・リー・バーク)
2025/02/26 20:29