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ミステリーな森の生活 https://blog.goo.ne.jp/thomaz_2007

ミステリー(主に洋書)を読む楽しみを伝えたく思います。英語学習、洋画レビューもあります。

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2007/08/26

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  • ブラック・チェリー・ブルース(ジェイムズ・リー・バーク)

    ジェイムズ・リー・バークのMWA長編賞を受賞した本作品を翻訳で読んだ。正直言って、これを原書で読んだら、かなり、理解に苦しんだであろうと思った。翻訳版で読んでも結構、苦労したのだから。最後の解説で、ジェイムズ・リー・バークは、もともとは、純文畑に身を投じていたとのことだ。それで謎が解けた。何とも、その表現は、複雑で、拡張高く、情景描写が多く、ただのハードボイルド作品、ただのミステリー作品ではないのだ。ストーリーとしては、元警察警部補の主人公が、面倒にまきこまれて、ぶちのめした二人組の一人を殺した罪に問われる。実際に殺した片割れが証人になっており、覆すのが、絶望的な状況なのだ。保釈期間中に、何等かの手を打たねば、有罪になり、刑務所送りになってしまう。限られた時間なのだが、なかなか、スピーディーには、話が運ば...ブラック・チェリー・ブルース(ジェイムズ・リー・バーク)

  • 喜多川歌麿絵草紙(藤沢周平)

    藤沢周平の本著を読んでみた。最近、NHKの大河ドラマで、『べらぼう』を見始めた。大河ドラマを見るなんて、本当に久しぶりだ。そして、見続けている。理由は、時代劇であること。ストーリーも中々、面白いからだろう。本屋にも、蔦屋の特集本が出回っている。そんな中で、読んでみたくなったのだが、読み終えて驚いた。10年前に読んでいたことがわかったのだ。その時の感想が下記の通りだ。”歌麿の生活を想像して、見事に再現した作品。写楽の謎にも迫る部分があり、浮世絵小説として、興味があった。時代小説として、山本周五郎と比較されるが、山本の天才に比べ、地味であり、題材の妙で読ませる感じがした。その蛋白な雰囲気は、歌麿の生活そのものに現れている気がした。”何とも、10年前と今では、ちょっと、異なる感性になっているのかもしれない。歌麿...喜多川歌麿絵草紙(藤沢周平)

  • WHITE DOVES AT MORNING(JAMES LEE BURKE)

    今年初めての洋書として、JAMESLEEBURKEの洋書を読了した。JAMELEEBURKEは、日本では、あまり知られてないかも知れないが、エドガー賞に3度も輝いた、米国のミステリー作家だ。今回の洋書は、図書館にあったのだが、ミステリーとは、ちょっと、異なる南北戦争の中で、南部に住む人間の人間劇を描いた重厚な作品となっている。英語は、情景描写も多く、南北戦争の時代背景などを知らないと、ちょっと、読みにくい感じがした。あたかも、歴史小説?ノンフィクション?とも思えるような登場人物のその後の結末を簡単に書き記すような終わり方をする。エドガー賞受賞作は、翻訳したものしか図書館にはないようなので、今度は、それを読んでみようと思う。WHITEDOVESATMORNING(JAMESLEEBURKE)

  • 孤宿の人 上下(宮部みゆき)

    宮部みゆきの「孤宿の人」を読了した。裏表紙に著者の時代小説最高峰、感涙の傑作。と書いてあった。なるほどと思わせる作品だ。正直言って、今まで読んだどの作品とも異なる不思議な作品でもあった。不幸な少女、「ほう」が、やさしい人たちに出合いながら生きてゆく姿が描かれる。一方、幕府から押し付けられ幽閉された者を悪霊と領民たちは恐れおののく。その通り、次々に恐ろしい事件が発生する。この二つが、柱になるのだが、いったい、どうなるのか、謎に包まれた話の展開になるのだ。「ほう」という珍しい名前が、感涙につながるから不思議だ。孤宿の人上下(宮部みゆき)

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