山女日記(湊かなえ)
湊かなえの「山女日記」を読んだ。湊かなえの作品では、「告白」以来である。この「山女日記」は、山ガールの人生を描きながらそれぞれの山に登る8篇の連作になっている。自分の登ったことのある山も一つあり、前半は、結構、面白く感じたが、後半、特に、一番、長い作品だった「トンガリロ」は、15年前と現在の二部構成が、ちょっと、わかりずらくもあり、退屈に感じてしまった。しかし、普通の山岳小説とは、ちょっと、違った人生模様も描けているのは、さすが、湊かなえと言えるかも知れない。山女日記(湊かなえ)
2024/06/20 17:28