集団生活になじめない子と過ごすかけがえのない時間
いきなり個人的な話から入って悪いのですが、わたしは子どもの頃からの夢だったこともあり、虹色教室の合間に物語を書いているんです。これまで3作書いたのですが、そのうち2作は原稿用紙300枚を超える長編になってしまい、字数制限の厳しい新人向けの公募先が見つからず、いつかチャンスがめぐってくるまで家で寝かしておくことになりました。そうやって物語を書きながら、子育てについて感じたことがあるんですよ。物語書いていると、書いているうちに、「生む」行為に夢中になって、だんだん何が何やらわからなくなって、どこか客観的に自分の書いているものを見ていない親バカ状態になるんです。すごくいいとか思っているわけじゃないんです。わが子だから、どんなだってかわいい!という心境です。そんなことを考えるうち、実際の子育てでも、そして物語の創作でも...集団生活になじめない子と過ごすかけがえのない時間
2022/03/28 20:00