新しい店の名は
「暮らす。」― それは、十年程前、当時の僕が抱いていたフレッシュな野望を体現した店名です。ただ、この店の名前については、ここ数年、いろいろな思考がぐるぐると頭の中を回っていた、というのが偽らざるところ。大きく風呂敷を広げ過ぎたネーミングであったなあ、と思ったり、いろいろなものを背負わせ過ぎたかな、と思ったり。この名がもたらすイメージから、これまで様々な方々に大変な買いかぶりをしていただいたようにも感じていました。 ただ、僕はそんなごたいそうな人間ではないので、もっと矮小な自分でいたい、というのが本音。矮小という言葉の印象があまり良くないとすれば、こぢんまり。箱庭的なサイズのフィールドで生きる中…
2018/01/27 14:36