ガザへの、どうにも表現しようもない、戦争犯罪という言葉を定義しなおさければならないほどのイスラエルの行為に対して、世界中で市民の抗議デモが連日繰り返されています。日本でも行われてはいるものの、あまりの参加者数の桁の違いーおそらく3桁以上ーに愕然とし、同じ日本人として日々恥ずかしい思いがします。こればかりは「政府の責任」ではない。市民運動、そしてその指導者の責任です。これとも密接に関連する話題です。なぜ日本の市民運動はかくも力が弱いのか。 「選挙で変える”しか”ない」という言い方は、おそらく市民運動圏でよく耳にする言葉だと思います。確かに選挙は極めて重要、しかしおそらくそのつもりで言われるこのこの「口癖」が、実は市民運動の阻害要因に、ひいては民主主義的変革の阻害要因になっていると主張します。この言葉は暗に、政治は議席数で、少なくともその期間は事実上決まってしまうということを意味し、例え..