偶然から生まれた恋を小説風味にしてお届けいたします。やっと書き始める事ができました。
書く内容は過去の出来事なので一応書けるんですが、 なかなかどう表現していいのかまとまらず・・・書きあぐんでます(笑)一人でも多くの人が興味を持って読んでくれて、コメントなんかくれるとやる気充実するので皆様暖かく見守ってやってください。
涙を拭いたまゆを後ろから抱きしめていました。 ふと以前から気になる事があったのを思い出す。 まゆが俺の車の助手席に乗るとき必ずといっていいほどシートベルトを締めない 何度も何度も危ないからちゃんと締めろって言ったけど、夜だけは絶対に締めなかった。 なんとなくその事が、関係あるのでは?と思いその時聞けなかった答えが今聞けるんだな そんな予感がしていた。 まゆがまだ高校生の頃、その当時付き合っていた彼が友達とドライブをしていた。 彼は助手席に乗りシートベルトをしっかり締めていたらしい。その時事故にあってしまい 車は炎上する。シートベルトを締めていなかった他の友達は逃げ出して無事..
度も何度もデートをして、キスして抱き合って 色々な所に遊びに行って、楽しい日々はづっと続く でもその中で何度も何度も電話で喧嘩しちゃったね 内容も今は思い出せないけど、すーーごくつまらない事で 怒って八つ当たりして、それに耐えかねて怒ると いつも泣いてたね、俺はなんでそうなるのか? 次第に原因が何かあるって感じて、ある日勇気をだして 君に聞いたよね 「何もないよ、なんでもない」 って何度も言う君の目には、いつしか大粒の涙が そっと抱き寄せて、強く抱きしめる胸の中で やっと本当のまゆの姿を見れた気がした。 「私は幸せになっちゃいけないの」 「だからヒロといて幸せな気..
朝目覚めると、腕枕した状態で君が側に寝ている。 一度も口にする事が出来なかったけど、とても幸せだったよ その時は、彼女の抱えている大きな悩みも知らずに ただ側で眠る可愛い彼女を見て幸せ一杯だった。 彼女も幸せそうな表情で、笑顔だったね。 でも時折その幸せを壊してしまいたいって思える程に 君の心は荒れ狂い、俺はわけも分からずになだめることしか出来なかった。 デートを重ね距離が、心が近くなっていく事に、 訳の分からない不安が俺の中にも芽生えていたんだよ。 時折見せる暗い表情くらいなら いくら鈍感な俺にだって気づく事ができたのだから。 いつも強がってばかりの君は、中々心を開いて..
予定外に地元まで連れてきてしまったわけだが・・・ 正直長距離運転しすぎでまゆの家まで送るのは 辛いと思っていた。そんな気持ちを察してなのか? 「ヒロの家近いんでしょ?だったら行ってみたい」 当時の家は玄関別々で2世帯住宅となっていた。 実家だが、別に誰を連れて行っても親に干渉されることのない環境だった。 「別にいいけど、家帰ったら動く気力ないかも?だぞ」 疲れたのを口実にして、我ながら大胆な発言をしたのだが 「明日休みだから大丈夫だよ」 即答で返事が・・・一瞬言ってる意味分かってるのかなぁ?って疑ってしまった。 夜景ポイントから5分で実家に到着、真っ暗な中をしっかりまゆの手..
車に乗り込み暖房をマックスにして、 冷めた体を温めながら次のプランを練る 無言で考え込んでいる俺にまゆは、 「なーに?もしかしてHな事考えてる」 即答で「そんなわけあるかい」と答えると 「ヒロこわーい冗談なのに」と笑っているまゆに、 心の中を見透かされてるような気分だった。 頭を掻きながら、 「この後予定あるか?もう一箇所行きたい所あるけど」 「明日は休みだから大丈夫だよ」 「ならちとドライブするぞ」 エンジンをかけ再び移動を開始する。 目的地は家の近所の山K市の夜景とは比べ物にならないショボイ夜景だ、 1000ドルの夜景って所か?(笑) 初めて連れて行く地元への道..
車に乗り込むと夜景の綺麗なK市にある夜景スポットへ 山道に入ると快調にスピードを上げ夜景の見える中腹にある 駐車場へ到着。暗くなり丁度いい時間に到着したようだった。 辺りを見回すがまだ他のカップル等は居ないみたいだ。 「すごーく綺麗だよねぇ」 フロントガラス越しに見える夜景を満足そうに眺めているまゆ その手をギュッと握り外へ出ようと促す。 ここで思いを告げようとしていた俺の心臓は勝手に高鳴っている。 それを悟られまいとして、無駄に明るく答える。 「当たり前じゃん、誰がここに連れてきた?」 「ヒロだよ」キョトンとした顔で答えるまゆに駄目押しする。 「だろぉ?俺が連れてく..
ようやく勇気を振り絞り過去と決別をしたが もう1つ勇気を振り絞らなければならない 別れを告げる苦しさに比べると楽だったのかもしれない。 人生で初めて自分から好きだと言う日は とても晴れていて少し肌寒い季節だった。 9.11 PM7時 一人ドキドキしながら車を走らせる。 仕事を終えて、まゆに逢いに行く。プランは王道中の王道 ご飯を食べ、ドライブしながら夜景を観に行く。 俺の心臓は張り裂けそうなほど激しく強く高鳴る。 同日PM9時 地元にある少しお洒落なパスタ屋さんに到着する。 店には店員以外おらず、貸切だった。 二人で過ごす静かな時間、店内にはジャズが流れ、大..
付き合いだしてから常々俺が言っていた事は、 「別れるって言われるのはとても辛い事」 簡単に口にしていい言葉ではないんだよ。(最期の最期まで直してあげれなかったね) 「俺が別れを口にした時は、何があっても必ず別れる時だからね、俺に言わせないで」 ふとそんなことを言ってたりしたことを、美穂はしっかり覚えていた。 「ヒロが別れるって言ったら戻れないって分かってるつもりだけど・・・」 今日も同じような電話の内容を聞くが、俺には何も言えない。 「美穂の事嫌いにはならないけど・・・でももう戻れないんだよ」 そう一言言うのがやっとだった。 (この時はまだ優しい言葉だけが傷つけない方法だと思..
まゆとの関係を踏み込めないでいる理由は、まだ過去との決別がついてないと感じているのが一番の理由だった。 はっきりさせなければ、そう思いながらも勇気が持てない自分が情けなかった。 前の彼女はとても依存心が強く、何かがあると別れる、別れるというタイプだった。特に別れる理由もなくそう言われ続けるのが辛くて、ついに耐え切れなくなり別れを切り出したのは俺だった。 彼女の名前は美穂 年上でちょっと不思議な感じのオーラをもっていたのだが そこがまた惹かれた要因なのかも知れない。 AB型は2重人格だとよく言われるが、その典型みたいな感じで・・・調子の上がり下がりが激しかった。 美穂..
肝心の映画の内容は?というと、不思議な事に何を観たのか覚えてなかったりする。 ただ覚えていることは、まゆが映画中何度も何度も俺の手を握り締めて、終わって明るくなった時には手が真っ赤になってしまっていた事をはっきりと記憶している。 ポップコーンを2人で買って、ジュースを飲んでそんな定番のデートだったが、とても楽しい時間であっという間に終わってしまったなという感じだった。 帰り道疲れたのかすぐに寝てしまった、まゆの姿をみて可愛いなと素直に思えた。 (でも車ですぐ寝ちゃうから俺と一緒だとつまらないのかなぁって本当に悩んだりしちゃって) この時どうやってまゆを彼女にしようかと、色々と思いを巡..
朝心地よく目覚めると、早速メールを送る。が反応はない・・・ まだ寝てるのかな?それとも?いやそれはないハズ・・・ 色々な考えが頭の中で巡りつつも、出かける準備をする。 30分後 準備完了。再びメールを送ってみることにした。 「準備出来たから、今から向かうね。到着は1時間後の予定」 ・・・送信完了・・・ 車に乗り込むと、先日まゆを送ったコンビニを目指して出発 元々方向音痴で、道を覚えるのは得意な方ではないのだが・・・ 2回しか通った事がない道のりだが、不思議と迷う事も無くついてしまう。とりあえず電話してみる・・・出ない 一旦切ってもう一度掛け直してみる・・・やっと通話の文字を..
その日から、朝起きるとメール 仕事終わるとメール 寝る前にメールと電話という日々が始まる。 面倒くさがりな俺だが、不思議とそのメールのやりとりと 電話は苦痛ではなかったのは、今考えると奇跡だったかもしれない。 メールのやり取りと電話で繋ぐ日が1週間くらい続いただろうか? 何気なく「明日は休みだからのーんびりメール出来るよ」と送ったら 笑顔の顔文字と共に送られてきたメール 「明日は私も休みなんだよ♪明日ヒロに予定が無ければ逢えるね」 「特に予定ないぞ、何かしたいの?」 そっけなくメールを返す、少し天邪鬼な俺がいた。 がそんなメールお構いなしみたいな返事が即届く。 「映画に行こ..
温泉から帰り道は、まゆの好きなマイラバを 聴きながら静かに運転をしていた。 流石に連日の長距離移動で疲れたのか・・・ まゆはゆっくりと眠りについた。 眠りについた横顔をそっと見つめながら、ふと考える (年下だしな ドジでちっこくて可愛い妹みたいだな) まゆの寝顔を見つめながら、俺は好きになるのかな? 無邪気に眠ってしまったまゆを見ながら、 長い長い一日を振り返り、ふとそんなことを考える。 例えばどうにかして君のなか入っていって その目から僕を覗いたら いろんなことちょっとはわかるかも 愛すれば愛するほど君の中迷い込んで ..
ようやく温泉へ到着、受付を済ませ奥へ進むと 混浴のご案内が書いてある。 まゆがそれをみると 「混浴あるんだぁ 良かった♪一人で入るのは寂しいから」 「他に人いるかもしれんし、やめといたほうがいいぞ?」 「寂しいよりはいいもん、タオル巻いてるから平気だよ、ヒロは一緒じゃ嫌なん?」 「嫌というわけじゃないが、逢って2日目で混浴かい(笑)」 終始まゆに引っ張られている感じを受けながらも、別に嫌じゃない自分に気付く。 入り口は別々にあるため、一旦別れて中へ入る。手早く体や頭を洗うと早速、外にある混浴露天へ すぐ傍には、川が流れていて川のせせらぎの音が聞こえる。とても雰囲気の良い温泉だ..
決めた温泉は、川沿いの露天風呂があり、男女混浴のある風情のある温泉旅館だった。 歩いて温泉を目指すが、まゆは何もないところで躓いて躓いて・・・(何度躓けばいいんだろ?) と思うくらい躓く、たまらず手を握り手を引いて歩く。 「えへへぇ いきなり手を繋ぐんだもんビックリしたよ」 と照れながら言う、まゆ反応は嫌そうではなかった。 「そりゃ誰だって何も無い所でそんだけ躓けば普通繋ぐって」 照れ隠しに、そうぶっきらぼうに言い放つと 「躓いてなんてないよぉ」 膨れっ面になってそう反論してきたまゆが、とても可愛らしく 「はい、はい、お姫様の言うとおりという事にしときます」 また恥かしい台..
「ブログリーダー」を活用して、HARUさんをフォローしませんか?