封筒の差出人名は「天の使い」。83年から毎月1000円、栃木県鹿沼市社会福祉協議会に郵送される寄付が300回になった。「誰なんだろう」。24年間、差出人は分からないままだったが、この10月、同市内の女性が名乗り出た。病床の夫を励ますための妻の決断だった だが、99年に後継ぎの長男を白血病で失い、昨年には秀雄さんも手足の神経障害で入院。4代続いた老舗(しにせ)理髪店を閉店せざるを得なくなった。収入が絶え、寄付を続けることは出来なくなった。 「200回目の直前に息子が亡くなり、『もうやめる』と言った時、夫は『せっかく続けてきたんじゃないか』と励ましてくれた。やめるにしても300..
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