本日はウルタ君の14回忌。様々な方面で、猫に偏りすぎだと指摘される飼主ですが、疾風の勁草、埋もれ木の友、世界への窓であった存在は猫だけであったのだから当たり前のことです。猫への敬意が最優先。来世があるならば飼主も猫の国へ行きますね。教え込まれたので、一人前の猫の礼儀は身に付けてますよ。日没の背後にある山(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 毎日が猫の日
シニアになって毛が少なくなってしまったクルシャ君。これから伸ばす為にも日光浴をしてビタミンDを接種しなければならないとか。リビングの陽光が傾いていく通りに、彼も動いていって日光浴をしております。陽に晒したら、こまめにお手入れをしますと、自分のムダ毛も飲み込んでしまいますが、養分も取れるらしいのです。ヒトの場合、緑を見たり、自然の中にいると良いらしいのですが飼主にはどうも訳があってできないのであります。水のソーテール1:洗礼の天人(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 寒い日の楽しみ
本記事を書いておりますのは未だ去年であります。年末も年末、大晦日なのですがわざわざお出向きに為る方がいらっしゃるので飼主も外出です。うるたやの読者というのは大変に貴重でして、更に人丸と連絡して下さる方というのは希有な方でありますから、サービスになるかどうかも分からないのですが、飼主も頭を下げてお迎えするわけです。読者サービスの結果がどうなったか分かりませんが、失礼だけは避けて、全力で歓迎したいと思いますよ。愛されて生きるには、先ず普遍的な愛の段階を実現しなければならないのです。クルシャ君が愛されているのと同じですね。螢火白楊(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 読者サービス
クルシャ君が囓り削ったカーペットの端を覆うように豆型のマットを敷いております。敷物があるならば、況して自分が収まるほどの大きさの敷物ならば必ず収まりに行く、というのが猫。収まってくれながら振り向いてくれる顔を見ますと毎日のお世話や気遣いが報われます。報われると言うより、餘慶ををも頂いているような感じ。関係ありませんが、飼主が住んでいる周辺で開発が止まりません。開発自体は宜しいと思いますが、秩序と調和を維持して貰いたい。21世紀直前の隠秘学-謎奇現象方法論一(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 下敷き
飼主は最近簡単なモノばかり食べているので料理らしきものをしていませんでした。台所の人を見ているクルシャ君。飼主も、たまには料理でもしようかと思いますが量を作ってしまうと消費できないのですよね。見上げているクルシャ君の澄んだ目。何か貰えるんでしょうか。髭を前に出しています。ご存知の通り、猫が髭を前に出すのは期待と興味の気持ちの表現です。あ、髭が横になりましたね。がっかりしたのかな。水のソーテール5:ベッセン・ベリテン・ベリオ(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 料理をしましょう
今年も寒い日々が続きます。クルシャ君には冬毛の立派な姿を期待しています。夏毛のつるつるしたクルシャ君も素敵でしたがやはり冬毛のふわふわこそが、長毛猫の魅力ですよね。ウェブ上には、雪景色の中で悠然としている、ダルマみたいな長毛猫の写真がありますよね。彼等の冬毛が昔の大使が着ていたような外套だすると、クルシャ君の冬毛は燕尾服みたいなものです。あ、怒ってる?期待しています。これから冬毛を伸ばして下さいね。こうしてみると、それなりに冬毛ではありますがまだ冬毛の盛りではないのです。水のソーテール2:歌うメムノン(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 冬毛
面白いのでまた表紙に、尻尾を頭に乗せているクルシャ君の写真を使います。縁起も良いので、見てやって下さい。しっかりと円環になっておりますよ。こんなことしてたんですね。これで、クルシャ君がまた長年希望していた虎への道が繋がっていくのです。また、どういうことかわかりませんが。マレーの虎、山下奉文陸軍大将を知っているだろう。マレー半島に上陸し、銀輪部隊と敵後方への兵員輸送によって前線部を孤立させて、包囲するという戦術は見事なものであって、別称サソリ作戦とも言う。え?まさか、サソリからマレーの虎を連想してそこから虎に繋がるのですか。もうね、虎ならなんでもいいじゃないか。パーシバルが可哀相だから虎は返上しますよ。じゃせめて、円環猫、ということで。水のソーテール1:洗礼の天人(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 虎と縁が出来た
飼主は長年狙っていました。クルシャ君の長い身体。相応の一尺ばかりの長い尻尾。常に鍛えている体幹とおしり。この条件ならば、クルシャ君はサソリのように尻尾の先を自分の後頭部に乗せられるのでは無いか。いつか彼が尻尾を頭に乗せている写真を撮りたいものだと。その時が来ました。どうです?尻尾の先を頭に乗せているではありませんか。尻尾の先を頭に触れさせたまま、目線まで呉れました。面白いので、変な顔しているところまで寄ってみました。遂に仮説を証明できた、貴重な写真です。変な顔してるけど。水のソーテール5:ベッセン・ベリテン・ベリオ(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 成し遂げた、頭に尻尾を乗せる猫
暖房の風が当たる場所で飼主をコントロールするのにもクルシャ君はすぐに飽きてしまいます。飼主としては、コントロールされながらでも首筋と頭に猫のふわふわを感じていられるのは幸せだったりするのですけれども。やはり静かに暖まっていたいということで、クルシャ君も布団の上に移動しております。飼主の手袋を洗濯した山の側で海老反りになって寝ていました。この姿が、ちょっと初めて見る姿勢なので、次回じっくり見てみたいと思うのです。水のソーテール1:洗礼の天人(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 居場所を替える
飼い主が座っている座椅子の上にクルシャ君がいます。寒くなると、エアコンの暖風がよく当たるので当に来ているのだと思うのですが。飼主にとってはクルシャ君が側に居てくれるので有り難い。しかし、クルシャ君も飼主の頭を目の前にして何もしないはずも無いわけで、髪の毛を引っ張ったり、要求したりします。手を動かせ、とか撫でろとか。居心地は良いし飼主をコントロール出来る最適な場所を見つけたようです。ウルタールのうる:巻十四(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 飼主コントロール
いつもはこのように好きな場所を占拠しているクルシャ君。陽に当たって寛いでおりますが、外猫は警戒しながら常に居場所を替えているようですよ。そんなにいい場所がたくさんあるんですか?そうでもない。安全な場所というのが、なかなか見つからないようです。注意深く探りながら歩き警戒を解かずに移動して移動先に何があるか、注意しながら進む。こんな感じですよ。京都怪異迷歩4(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 外猫の様子
クルシャ君の新調された冬用ベッド。ようやく現実を受け入れて、自分のモノにしたようですが。窓に反射しておりますが、いつもはリビングの専用ベッドで過ごしてみたりヒト用の椅子で寛いだりしております。ウルタールのうる:巻二十七(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや クルシャ君の拠点
前回からの続きです。猫ベッドを新調して暖かい冬を過ごせそうなクルシャ君。別どの下にはペットヒーターを敷くので、彼の冬場の拠点となるでしょう。嬉しさをまだ表現しております。クルシャ君のために用意したのだから、使って下さいね。いろいろと整理して、状況を受け入れはじめました。猫にもある状況を受け入れる心理的な段階。まずは、じゃれてみます。ウルタールのうる:巻十九(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 使ってみる
新しいベッドを前にして、戸惑っているクルシャ君。直ぐに自分のモノだと理解したようですが、何か気恥ずかしいのかしれないけれども、床で前肢を伸ばして所謂ヨガの猫の姿勢をしております。なんとなく気持ちは分かる。照れ隠しですね。そうでしょう。でも嬉しい気持ちは隠せないから、転がって、幸せを愉しんでおります。クルシャ君素直な子です。京都怪異迷歩2(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや ねこのび
クルシャ君、最近良い顔してくれます。いつも同じ顔していた子猫の時代とは違って細かい気持ちまで顔で伝えてくれます。ナショジオの記事にありましたが、猫の表情は200種以上あって、そのうち六割以上が好意や親愛を示すらしいのですが、この写真などは好き、な気持ちを表す表情のひとつです。嫌悪や敵対的な表情というのは二割くらいしか無い、というので猫の豊かな情愛の表情というのが思ったより多種類あるということです。年を経て価値が高まるモノがあります。猫の表現力などはその類ですかね。こちらは思い切って開けた、5リットルくらいあるトスカナワイン。かなり覚悟して飲みましたが、熟成香が有り余るほどございました。何年寝ていたのかも分からない代物。日本酒の古酒などには数十万円するというものがございます。熟成された猫には、新しいベッドを...熟成
クルシャ君新年ですよおめでとう。飼い主のところも実は人手不足になっていまして、元日から忙しい。よく、猫の手も借りたいなどと言いますが、猫に手を借りると大変なことになりますよ。猫も好奇心から、ヒトの作業に手出しをすることがありますが確実にカオスなことになります。猫の手が空いてるなどと欲しがってはいけません。寝場所が無いからと言って蟻塚で寝るようなモノです。喩え方が酷い。猫の手はマイナス二人分。年明けから良いことを言った。ウルタールのうる:巻三十三(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 年明けクルシャ
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本日はウルタ君の14回忌。様々な方面で、猫に偏りすぎだと指摘される飼主ですが、疾風の勁草、埋もれ木の友、世界への窓であった存在は猫だけであったのだから当たり前のことです。猫への敬意が最優先。来世があるならば飼主も猫の国へ行きますね。教え込まれたので、一人前の猫の礼儀は身に付けてますよ。日没の背後にある山(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 毎日が猫の日
アリアンが居なくなってからひとりになったランス君です。ひとりになったランス君は、以前より穏やかで心も安定しているように見えました。彼もまた高齢なので、身体にはいくつかの慢性的不調があります。ひとりになって、その身体と付き合う時に、目を弱く開ける横顔には、飼主で無くても侘び枯れた寂しさを読むことができるでしょう。螢火白楊(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや ひとりになった猫
腕を組んで、なかなか態度が大きそうなクルシャ君です。そろそろ寒くなってきたから、避寒を兼ねて沖縄にでも行こうかなと思うのですが、クルシャ君も行きますか?良くありません。環境と稀少種を護るべきです。飼主のおかげで種が絶滅したらどうするんですか?飼主が独り行っただけで絶滅する種があるのですかね。ニッポンダルマクチカクシゾウムシはとても狭い樹冠部に生息しています。飼主のせいで簡単に絶滅するかもしれません。それ、最近発見された新種。随猫興説一上(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 態度の大きな猫
天高くなる秋ですよクルシャ君。水蒸気も塵も少ない青空の青い色は、底が黒く拡がって見えることがあります。高層大気を通して外気圏まで見えているんじゃないかと思いますね。地球は丸くないと信じてる集団があるそうですね。日常的に丸いかどうか実感せずに生きて行けるからなんだろう。紀元前三世紀にエラトステネスが確実に立証してるんですけどね。水平線が見渡せる岬の突端で観察すると、水平線が丸いことが分かります。歴史を持ち出さなくても、うまくすれば自分の目で地球の丸さを確認できますよ。青空の向こうが宇宙背景放射しかない真っ暗な宇宙だと実感するのは、どんなものですか?ああ、天に落ちていくような感覚ですね。目で見るニヒリズムですよ。明日は朝四時に起きてくださいね。生業と時間割が文明を四角い地球と、生命にフレンドリーな環境の基礎的...宇宙まで望む深い空
夏の間、涼しげな居場所を求めて玄関の土間や洗面所、バスタブの中にまで進出していたクルシャ君ですが、涼しくなってようやく人の目に付く場所で時間を過ごすようになりました。飼主も年中同じ場所に張り付いていないで移動して下さい。秋から冬にかけて、何処へ移動したら良いんですかね?クルシャ君はどう思いますか。訊いてみましょうか。ウラン・ウデあたりに移動して下さい。ウラン・ウデ。ブリヤート共和国ですが。飼主ならウラン・ウデに居ても怪しまれませんよ。何語を使うの?ロシア語でいいんですかね。屋内にあるクルシャ君用のベッドを移動しながら暮らすついでに、飼主の様子を時々見に来るクルシャ君です。随猫興説一上(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 秋の居場所
AI描画ソフトDiffusionBeeを飼主も使うようになりました。道具なので使いようでありますよ。使い方はとても簡便。キーワードを入れて、変換イメージを伝えるだけで良いのです。上の画像を変換してみます。クルシャ君は猫なのでcatを入れてみます。!!!!!!だ、誰ですか?これが分からない。秋っぽくしてみました。落ちてるじゃないですか、fallって入れましたね?じゃ、autumnで。これは猫は?消えてるじゃ無いですか。跡形も無い。おかしいな。だから誰?君です。もっとアップの写真で生成してみよう。猫の画像ですよね。増えてるし、微塵もクルじゃないんですが?おかしいなあ。京都怪異迷歩(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや DiffusionBeeを使う
家の中で、互いに過ごしている場所が異なっていても、クルシャ君は一緒に居るつもりです。こちらは玄関なのですが、飼主が過ごしている場所は三階なので、随分と離れているわけですが、飼主が階下へ降りていきますと、彼は階上へ上がってきて挨拶します。飼主の気配が分かる範囲内であるならば、一緒に居るつもりなわけです。というわけで、飼主が寝室で身じろぎでもしますと、駆け上がってきてたたき起こすなどということが平気でできるわけです。ウルタールのうる:1巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 一緒に居るつもり
今年は夏が長かったようです。稀にクルシャ君がしっとり毛を濡らした姿でうろついているなと思ったら、浴槽で涼んでいました。身体を舐めて冷やすのも限度があるということですね。暑かった夏を工夫して過ごす気持ち分かります。京都市内の真夏と言えば、祇園祭でした。ほんの短い間で組み立ててて、また解体されてしまう山鉾たちです。今年は飼主も手近な辺りを通っただけでしたね。とにかく、人も多くなりますので、邪魔にならないようにしております。偶にこんなものを見つけては面白がって撮影しただけでした。螢火白楊(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 真夏のクルシャ
とある筋からサリー、あるいはレヘンガと呼ばれる民族衣装一式を頂いた飼主は、三階の手すりから二階に流す布として使えまいか、とその布を下げてみました。綺麗な装飾が施してあって、家のファブリックとして使うのには勿体ない品物であることが分かりました。その上、長すぎる。丁度一反くらいもあります。そしてクルシャ君ですが、余った布の真新しい匂いに夢中になっております。転がった上に引き被ってテンション高くなる。美形のクルシャ君と豪華な布がよく釣り合ってますよ。あまりこうして出していると贅沢な布が傷むかも知れませんのですぐに回収いたしました。いいものは猫をも虜にする。と篤胤:其の一天狗印刷(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや サリーの布に興奮する猫
アリアンが去ってしまう二日ほど前、飼主は様子を見に行きました。この日の三日ほど後が満月。中秋でした。猫たちの生滅は月のサイクルとほぼ同じなので、飼主もこの日が彼女と会う最後の日だと覚悟して居りました。最早自力では起き上がることも出来ず、頭を持ち上げること位しか出来ません。彼女がまだ元気だったとき、抱っこが苦手なアリアンを抱いて、飼主は軽くキスをしました。その際、目を大きくして喜んだことを想い出します。この日は飼主がアリアンに近寄って、軽くキスをしました。朦朧としながらも、キスには応じてくれました。そしてまた横になる。どうか旅の途中でもウルタ君と出会って欲しい。二度、そして三度、アリアンにキスを。全ての炎を使い切ったアリアンにも最後のキスを。ありがとうと告げるために、花を献じました。アリアンに最後のキスを
細くなりながら、食事も喉を通らず毎日頑張っていたアリアンが去りました。大型の猫でしたが、弱くなった頃には体重も1.6キロになっていました。耳も聞こえず、彼女の視界に入って挨拶してから触れなければ驚かれて仕舞う状態でした。去ってしまう二週間ほど前のアリアンでしたが、この後急激に衰弱していきます。瞳の色も澄んでいました。ウルタ君を記憶としてこの世界に保っていたアリアン。辛そうにはしていなかったのが救いです。最後の一月間程は排便にも苦労していましたので、襁褓をしていました。とても細くなったアリアン、子猫の時、段ボールに入れられていた時に迎えに行った日のことを飼主は何度も想い出します。「ここから早く出して」と飼主の胸に飛び込んできてくれましたね。そしてウルタ君としばらく暮らしている間「こんなに幸せでいいの」といつ...アリアン去ってしまう
今年のワクチン接種を終えたクルシャ君。病院では良い子でした。戻りますと、息を荒くして、はあはあしておりました。ワクチンの所為なのかどうか分かりませんが、とにかく数日は安静にするようにと注意されています。丸一日しますと、落ち着いたようです。身体が弱いクルシャ君はワクチン接種でも体調を壊すので見守る飼主も気を遣います。体重はやや増えました。弱くても長生きする猫になりましょう。螢火白楊(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや ワクチン接種おわり
日本銀行券の新札を目にするようになりましたね。飼主はAA券というものを保存しております。記番号がAAで始まる新札のことです。また変なもの集めてますね。珍しい札で発行初期にしか手に入らないというお宝なのですよ。どれくらい珍しいかというと、AA券で検索すれば分かりますよ。猫に検索はできんか、ははは。侮ってはいけません。飼主の本が如何程売れているか、夜中にこっそり調べてますよ。それはお見逸れしました。このように、クルシャ君は何処にでも自分の場所を持っておりますから、対面して飼主と雑談をする毎日なのです。随猫興説四上(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや どこでもクルシャ
彼女は死の過程にあります。7キロあった体重は4キロ台となり、クルシャ君より軽くなりました。病院との往復もしていますが、話し合いを続けて彼女の衰弱に関して無理なストレスを与えずに、ある程度自然な流れに任せるという方針に決しました。食事量も激減して、運動量も減りました。今はお世話と愛情によって余命を繋いでいる具合であります。すべての猫が経ていく過程です。飼主は最初に彼女と出会った閃きのような生命力と活力の印象を決して忘れません。随猫興説五下(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや アリアン細くなる
昼間、少し事情がございまして、少し仰向けになって身体を横たえているとクルシャ君が走り寄ってきて髪の毛を引っ張ります。彼がじゃれる時によく髪の毛を引っ張るという行動を示します。毛繕い行動の変化かも知れませんね。寝転ぶ、腹を見せるという行為は、猫にとって遊びに誘っているような行動とすっとこどっこいなのですね。どっこいどっこい、ですね。いや、クルシャ君にやられたな。しかし、あまり人の間違いの揚げ足を取っているとめぐみ殴って自分にふりかかるのですよ。巡り巡って、ですよね。めぐみって誰ですか?殴らないで下さいよ。誰が殴られてるんだ。助けなければ。義を見てセザールはマンションだな。随猫興説一上(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 仰向けになると襲う
昼間、自分の好きな場所で寛いでいるクルシャ君。夏の終わりに接種しなければならないワクチンの案内が来ましたよ。自分のことについては聞き逃さないクルシャ君。不機嫌そうです。まあ、年に一度、短時間のことなので我慢しましょう。今年はよく食べたので、体重も増えていると好感されるかもしれませんよ。本当ですか?病院の評価が良ければ、検診も臨時の検査も減りますよ。飼主を誘う際に、こうして階段の途中で待って見返ることの多いクルシャ君の姿を写真にしました。待っている間に、つい自分の考えに捕らわれてしまうこともあります。雑念の多い猫です。篤胤:其の一天狗印刷(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 階段待ち
旧暦盂蘭盆会の中日です。世間的には夏祭りも落ち着いた頃でしょうか。京都市では五山送り火を見ますと、夏も過ぎていくのを実感できるようになります。聞こえたぞ、笑ったな。誰だ、今笑ったのは。うう。夏祭りと申しますと、正に盛夏とも呼ぶべき時期に祇園祭があります。地方によって盛夏となる期間が違うと思いますけれども、京都市に限っては丁度先月の半ば辺りが特段夏の厳しい期間となります。急に暑くなるから厳しさを増して感じるのかもしれませんね。悪事でも中半端にやると失敗するんだよ。highwaymanやるんだったら、道を確り塞がないと、逆に獲物から追い詰められてしまうぞ。木乃伊盗りと同じだよ。はっ。そんなわけで、夏祭りの夏と申しましても細かく分かれて居りましていよいよ夏も押し迫って参りますと、地蔵盆という行事がございます。に...夏祭り
『篤胤:其の一天狗印刷』が出版されました。篤胤:其の一天狗印刷(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 平田篤胤と言えば、冥界や幽界について極めてゾロアスター教的な考え方を鼓吹した畸人として日本の歴史上唯一無二の提唱者であります。ゾロアスター教ではメーノーグとゲーティーグという世界の二面性を強調致します。人丸はこの人物を放っておくことが出来ないので、彼を取り上げて十年ほど前に創作をしておりました。その結果いくつかのシナリオ原作を作成し、漫画化の依頼をしておりまして、時を経て漸く出版となったわけです。続編もございますが、未着手の状態です。原作原稿は既に出版済みとなっております。琅玕筠庭録翠一(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや個性の強い篤胤の魅力を引き出すために、武士の家に入り婿として入った篤胤の人物を見抜...篤胤:其の一天狗印刷
クルシャ君の尻尾を接写しております。どうも洗面所のドアを開けたいようです。いつもは開いているのです、この後で直ぐに開けました。洗面所にはクルシャ君のトイレがありますので洗面所のドアが閉まっているというのは彼にとっても切実な難儀なのであります。トイレから戻ってきたクルシャ君。洗面所のドアは外開きなので、飼主が間違って閉めない限り開いています。というより、必ず開けておくことにしています。しかし、外開きということは、クルシャ君が伸び上がって推すと閉まると言うことでもあります。難しそうな顔をしているところを見れば、どうもやはり自分で閉めておきながら、飼主に洗面所のドアを開けておくれと訴えていたようです。猫と暮らすというのは、どんな部屋から部屋へのアクセスでも可能なように、開かれた風通しの良い暮らしをするということ...おしりと顔
初夏頃から毎朝四時丁度に、寝ている飼主を起こしに来る猫のおしりです。このところ、よく食べて居るのと無関係でも無いとは思いますが、おしりが立派になって参りました。族長の面目躍如。よく育ったおしりは、良い食事からですね。朝四時丁度、殆ど深夜ですが、この時間にフードを要求するのは、Dawn&Dusk仄暗い時に活性が高くなる猫の性質と関係あると思いますよ。そうしますと、秋を過ぎて日が短くなりますと、起こしにやってくる時刻も遅くなる筈です。写真からなんとなく判るように、体長も長くなっております。その証拠が臍の上下長の拡大でありますよ。大抵の猫の臍というのは丸いのですが、クルシャ君の臍は縦に長いのです。成長につれて、臍も長く伸びているという訳です。その臍ですが、以前に計測したときより、更に長くなりました。うちのラガマ...族長の誇り
クルシャ君の為に、美味しいモノを買いに出掛けました。本日、ウルタ君の13回忌。下部尿路障害対応のドライフードはあるのですが、なかなか食べてくれません。ウェットのパウチか缶詰でなければ食べたくない、ということらしくそれらの備蓄が払底しますと、いつまでも要求する。ネットで購入して配送を待っている間でも我慢できないようなので買いに出掛けるしかないのです。美味しいものしか食べたくない、と主張する程には、それらも美味しそうに食べない。睨んでますが、ウルタ君の13回忌には君も幸せであって欲しいのです。ウルタールのうる:1巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 美味しいモノを待つクルシャ
えー、前回に続きまして、クルシャ君の器用さと申しますか、工夫をして寛いでいる様子をご紹介致します。クルシャ君の小さな頭が丁度収まる窪みを見つけたようです。靴が横になっているのは、彼が転がしたわけです。普段なら、悪戯を発見されると、直ぐに退散するクルシャ君も飼主が穏やかにしていると、こうして撮影させてくれます。そろそろ様子がおかしいと気付いたようです。飼主は何も責めてはいないのに、自己の悪戯を省みた瞬間ですね。琅玕筠庭録翠一(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 靴を枕にする猫
今年は10月を過ぎても暑い日がありました。急に秋雨前線が降ってきて、冷気が列島を覆いだしてからようやく涼しくなったのを覚えています。二日間ほど、激しい雨がありました。丁度その頃。クルシャ君は玄関で靴を枕にして寝ておりました。猫にも枕は要るんですかね。わざわざ選んで、踵と足の間に首を乗せているあたり、完全に靴を枕として使っている。ウルタールのうる:8巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや まだ暑かった日
『琅玕筠庭録翡十九』が出版されました。琅玕筠庭録翡十九明鹿人丸うるたや 同巻にはアレクサンドリアハーモニカ飛行機ゴーギャンが収録されております。『随猫興説四上』も出版されました。随猫興説四上(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 表紙はクルシャ君の顔ですね。『琅玕筠庭録翡十九』についてアレクサンドリアは、当時まだ端緒を模作した頃の水中考古学についての話題をフィクションにした作品。ハーモニカは、戦前の日本で独自に発展したハーモニカとその奏法についての新たな掘り起こしに挑戦しました。飛行機は、最初期の動力飛行機にまつわる話です。現在と同じように、動力飛行機の濫觴期と呼べる時代にも苛烈な競争がありました。一日でも早く動力飛行機の実現を試みた者達の工夫とライバル同士の挑戦が描かれています。また、今回も『随猫興説四...『琅玕筠庭録翡十九』
夜中のクルシャ君。大人しく飼主が遊んで呉れるまで待っておりますが、堪え性がないので、待ち時間も10分ほどです。あまり放っておくと、部屋中の物たちに当たり散らして、鞄を噛んだり、押し入れの戸を前肢で掻いてみたり、飼主が動かざるを得ないように、あらゆる悪戯をはじめます。しかし飼主が大切にしている物については、手を出さないからそのあたりはよく弁えております。サオシュ様は、最も大切にしている物を狙って、破壊をしておりましたし、ウルタ君などはテロ行為を躊躇しませんでしたよ。とにかく、大人しくこうして待っている間に彼の心を読んで相手してあげるのが、お互いのため、ということらしいのです。随猫興説一上(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 遊び待ち
秋は祝日が多いですね、クルシャ君。祝日が多いこと自体はどうでも良いのですが飼主は、祝日に出先に向かって無人なのを見てしまってから祝日だったのを確認して無駄に時間を費やしてしまいましたよ。猫に祝日はないので、関係ありませんよ。毎日が普通の日ですよね。そんなことより、どうして間違ったんですか。学校に行くと、教室に誰も居なかった。そんなことが誰にでも一度はあると思うんですが、ああいうことです。ごく稀にある。クルシャ君は飼主の状態を心配してくれているようですがカレンダーの見間違いなのです。赤丸が着いていると、祝日だと思うではありませんか。その日に赤丸が着いてたのです。訝しげな顔をしていますね。飼主はまだ成長途中であります。失敗だと思って下さい。衰えていることもあるが。ウルタールのうる総集編:3(うるたやBOOKS...時間を間違う
他の出版作業を続けていたうるたやですが、そろそろ元来の目的であつた『ウルタールのうる』の完成の目途をつけていきたい、と思っております。東地中海やエジプトやローマの古代文書の中に「呪(まじな)い文書」が見られますが、大半は治癒を求める文書と愛を求める文書です。全体の8割方がそんなものです。真に呪詛を積極的に行う文化なんてものは、飼主が知る限り、わが日本国くらいなものです。欲を求めて行われる呪いの文書には、無効化の手段が附記されています。そんなのは愛では無い。生涯の苦しみを負うことを覚悟して、更に苦しみを昇華するよりないというのが「この世の」愛の普遍的な形でありますよ。故に、飼主はウルタ君を失ったことを生涯負い続ける。己の存在を賭けることもできない愛など、娯楽に過ぎないのです。ウルタールのうる:7巻(うるたや...愛の苦しみは一生
ブログ始まって以来の試みであります。今までは必ず、掲載する写真の印象からでも話題を取り出してタイトルや主題にしておりました。この度は違うのです。ふと浮かんだ言葉をタイトルにして、ブログ記事にしております。クルシャ君は族長なので、おしり族の端くれでもなんでもなく代表であり指導者なので、はしくれ、でもなんでもないのです。飼主の方があらゆる意味ではしくれなのかもしれませんね。しかし、組織に属さないので、末席という意味でのはしくれではない。ベランダで、本日、月桂樹さんに水やりをしていましたら、どこから飛来したのか分かりませんが、秋桜の花弁のはしくれが落ちておりました。そんな、はしくれ。ウルタールのうる総集編:3(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや はしくれ
トイレの戸の隙間、机の足下の下から猫が手を出してじゃれてくる事があります。こちらは浴室の床で腹を冷やしていた頃のクルシャ君が戸の隙間から覗かせている前肢の先を捕らえた写真。こうしてみても、前肢が小さいのに、目の大きき(割合)が個性的です。その気になれば、落ちている人毛でもおもちゃにする。狭いところから覗いて、前肢を差し込む、それだけでも楽しいようです。随猫興説一上(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 手遊び
しばらく会っていないアリアン。最近弱っていると聞きました。ウルタ君に見守られながら微睡んでいるクルシャ君もアリアンのことは覚えていると思います。ズーム撮影すると、クルシャ君が両目に涙を溜めています。偶然か。彼も具合が悪いのか。具合が悪いなら、いつものアレルギーなので、目薬を与えようと思いましたが、数時間後には涙が引いていました。水のソーテール1:洗礼の天人(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 最近のアリアン
クルシャ君が見ているものを撮ります。丁度、世界中が瑠璃色になっている模様の空を眺めていました。今年のクルシャ君は、彼の仕事を為すことも殆どありませんでした。飼主が家に繋がる開口部をみっちり閉じて、隙間をなくしたので侵入してくるものたちが居なかったのです。それで、瑠璃色の空となって動き出すものたちの気配でも聞いているしか無い。ゴッホの「星月夜」の空の色だねクルシャ君。空も見飽きたようです。瑠璃色の空は、すぐに紺色に変わりました。不可思議立体(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 瑠璃色の空を見る
『琅玕筠庭録翡十八』が出版されました。琅玕筠庭録翡十八明鹿人丸うるたや 同巻にはリゴー楽茶碗ドガサージェントレイトンについての創作が含まれております。作者の好みで申しますと、本作の出来ではなく主題とされた対象としては、レイトンが魅力的でした。コラムにも書きましたが、一度は忘れ去られてしまった天才。しかも早熟の天才と呼ぶべき画家であり、同時代に於いて極めて高い評価を得たにも関わらず、時代を経て忘れ去られ後に再発見される、という珍しい作家です。時代的にも、ほんの百年ほどの間に。明鹿は彼の画風と題材も好みです。おそらく19世紀の装飾的な表現に溢れた作品たちの間に彼の作品も埋もれていったのだと思われます。本作に於いても、アムルタート様によるご助力を頂いて出版に至ったことをここに明記し、感謝いたします。人丸関係の情...『琅玕筠庭録翡十八』
クルシャ君の首回りに、外れやすいように巻いている鈴ですか、この鈴は二個目の鈴です。一つ目の鈴は、何処かに挟んで潰してしまったので二つ目の鈴に換えたのですが、ある日、失くしていました。それでこの三つ目の鈴を着けたのです。挑発的な顔つきをしてますね。これ以上近寄ると、殴ってきます。しばらく離れていよう、というわけで駅前に出掛けまして、戻りますと三つ目の鈴も失くなっていました。これが何処を探しても見当たらない。鈴だけ消えていて、紐は落ちていました。そしてこの紐に、とにかくじゃれつく。失われた鈴の在処を飼主はいつか見出すことでしょうが、今は新たな四つ目の鈴を着けているクルシャ君なのです。螢火白楊(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 鈴を失くす(四度目)
階段を降りていくクルシャ君。このとき、身体を屈して尻尾を立てていると、尻尾の先が自分の頭に触れることがあります。身体も長いが尻尾も長い。そこで尻尾の長さを改めて測ってみますと、丁度一尺ありました。脚は短くないのですが、身体と尻尾が長いので、どうも短足に見えます。おしりを常に鍛えていると、体幹だけで、大抵のことができてしまうクルシャ君です。ウルタールのうる総集編:1(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 一尺様
カメラは猫を緊張させます。大方の猫は緊張あるいは警戒するものですが、猫を警戒させない写真家もお出でになります。撮り手の問題かも知れません。飼主も猫を自然に撮る技を会得したいし、もしあらゆる猫にストレスを与えるのがカメラならば、やはりストレスを与えない技を会得したいわけであります。緊張している証拠。命の危機を感じるほど、緊張を越えて恐怖に戦いている場合猫は涎が止まらなくなるそうです。クルシャ君が涎を垂らしているのは見たことありませんが、叱られて小さな声で鳴いているのは二度ほど見ました。一度は、命に関わる悪戯をして、飼主が叱ったとき。一度は、遊びに来た猫に触れて、他猫から叱られたとき。ヒトの悲しむときの泣き方とは違うのです。隠れて、みん、みん、と鳴きます。クルシャ君の泣き方を見てからは、飼主も後悔いたしました...くつろぎ中に緊張する
飼主のようにかつては、ネオ仙人の称号を持っていた即ちアウトサイダーであった者に対してでも、この円安インクルージョンの状況に於いては、治安の低下が影響しております。どこから電話番号を拾ったのか知りませんが、あからさまな詐欺電話が掛かって参りましたよ。使用していないサービス料金の請求に関して、法的措置を講じるという拙い脅迫電話なのですが、法的措置の連絡に関しては一般に文書で通達するものですからね。皆様も、憶えのない架空請求電話には、毅然と対応するか相手側の組織や所属、担当者名を聞き出しながら、電話の録音を致しましょう。二度と掛かってきません。それだけで撃退できます。こうした詐欺電話の応答に関しては質問に答えないか、嘘を吐くので、相当見くびられていると思って宜しい。キックしないんですか?猫キック?電話越しにはで...景気と治安
前回に続き、玄関の床で寝ているクルシャ君。何か妙な夢でも見たような顔つき。ええと、変な夢でした。白猫になってました。あなたは宮殿でゴージャスな白い猫として目が覚めました(プレイリスト)|カタルシスきっとこんな夢ですね。ええ、そんな感じです。こんな家では無くて贅沢で立派な部屋でした。動画の猫はラガマフィンでしょうか。きっと、『ウルタールのうる』に出てくる高教府の高皇居室にでも潜り込んだのでしょうかね。こんな家、と表現したのは撤回しますよ。十分に動画の猫の気持ちと同じような日々ですから。ウルタールの猫たちは君よりちょっとサイズが違うし、着衣してますよ。ヒトと出会うより、異様かも知れない。まだ夢うつつで、ぼんやりしてますね。本当に、あんな場所に行ってしまったらどうすべきかひとつ忠告します。決して尻尾を立てて歩か...クルシャ君の夢
たまに水拭きして常に清掃している玄関の床ですがここでクルシャ君が過ごしていた夏でした。寝起きの顔をしていますね。そう。クルシャ君は玄関の床を寝床にしているのです。できるだけ涼しげな場を求めた結果、ここに至ったというわけです。困るのは、出先から戻ったときに、彼と直ぐに出会ってしまうことですね。以前のように隙を見て脱出しはしまいか、と心配しながらドアを開ける夏の日々でありました。水のソーテール1:洗礼の天人(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 玄関開けたら、すぐクルシャ
京都タワー地下へよく行っております。秘密基地、いや飲食店ブースが詰まっているからです。人を写真に入れない為に、天井ばかり撮影しております。さてOnlyPeopleWithSpiritualGiftsExperienceTheseStrangeThings何十年も前に流行していた物語は何度も繰り返されます。七割方ユング思想である、この断片的な主張も、実はユングより更に前の世代の断片を含んでいます。甲殻類や昆虫が脱皮するように、我々も自然に変容しますが変容が派手な場合や、生活を破壊するほど強烈な神秘体験を経る事があるのですが、そのために既成宗教がある、即ちこうした体験を各個に指導する役割を聖職者が果たすべきだったわけです。『ウルタールのうる』に出てくる「ウルタール高教」も子猫たちが無自覚に起こす派手なリーピン...神秘体験、変容、霊的錯乱の嵐からの帰還でさえ目的ではありません
『琅玕筠庭録翡十七』が出版されました。琅玕筠庭録翡十七明鹿人丸うるたや現在の表紙は違いますが、差し替え作業は済みましたのでKindleに於ける表示変更待ちとなっています。 アートと歴史、アンティークと偉人達の生涯について毎回驚くべき発見を、調査の中で学ばせて頂きました。資料代は原稿料に勝ることさえありました。そもそも、あり得ないほど原稿料が廉かったので数万円の資料を何冊か求めてしまうと、稿料を越えるということになるのです。特に専門的な書籍の場合、資料として再利用することもないというので、人丸に下げ渡されることもあって、資料の保持も偶に許されていました。テーマ毎に好きなだけ研究することも出来た環境ではありました。とはいえ、締め切りがありましたので、三日で七冊読み切って付箋だらけにするという作業は必須でしけれ...『琅玕筠庭録翡十七』