近い将来この津島もその名に上がっていた。変に納得する。子供の数がめっきり減った。息子の頃は十人以上も列をなし賑やかだった。 先日私立の中学校がすぐ近くにできていたのを知った。同じ高校に併設されていた。この高校はまだ津島が繊維の街として大勢の織姫さん(女工)を対象とした。当然昼間定時制で盛んだった。それが繊維が衰退して進学校に衣替え。30年も努力の結果国立や有名大学に進む方も増えた。通学する方々を見るとその数の多さに驚く。案外この街も捨てた物ではないと思う。 だが町内で子供の姿を見かけるのはまれだ。成人した跡継ぎの方は暮らしの地盤は都会にある。立派な家はそのままきれいだが人がいない。近い将来廃屋かも。更地になり新しい建物が建てばよいのだが。最寄りの駅に近い処はまだしも多くは永久緑地なので建物は建たない。 私...消える街に