アナルコ保守主義(04)
さて、ここまで21世紀の共同体なるものに可能性があるのかどうかを考えてみようというところまで到達した、つもりである。すると、共同体(性)とはなにか、ということになる。しかし、これをどのように定義すればいいのか、もしくはどのようなイメージが豊穣な結果を生み出すのか、それが小生にはよくわからない。しかし、縄文時代の遺跡発掘にたずさわればすぐに感じられることではあるけれど、そこに共同(協働、協同)の成果をすぐに見つけられるのはたやすい。例えば、竪穴式住居の柱を立てるための穴を掘っていれば、住居の建築が一人で行われたものでないことはすぐに理解できよう。柱穴は中央にはなく、四隅に掘られているからだ。その作業を行った複数人の集団が共同体とするならば、ある作業を共同(協働、協同)する集団のことを共同体と称してもよさそうだ。と...アナルコ保守主義(04)
2019/08/26 18:37