有珠山2000年噴火の災害遺構@洞爺湖町 2009年5月
洞爺湖の南岸に位置する有珠山(うすざん)が最後に噴火したのは2000年(平成12年)3月31日のことでした。通称、2000年噴火と呼ばれるこの噴火から今日でちょうど20年が経過します。1600年代半ばから活発に活動する有珠山は明治時代以降、30年前後の周期で噴火を繰り返しています。長く噴火と付き合ってきた地元自治体、住民の方々の高い防災意識により、2000年噴火では洞爺湖温泉街にほど近い場所に噴火口が形成されたにも関わらず周辺の危険地帯に住む1万人の住民は事前に避難を終えていたため一人も被害者を出すことなくこの災害を乗り切りました。その後、全ての住民に対しての避難指示は解除されたのは7月に入ってからのことです。有珠山噴火による災害遺構はいくつか存在しますが、2000年噴火時の災害遺構である金比羅山麓災害遺構群を...有珠山2000年噴火の災害遺構@洞爺湖町2009年5月
2020/03/31 23:59