今日は地域有志の方々が集まり、当寺、龍宝寺開基、北条綱成公の生誕500年の墓前法要を行いました。最近は地域の方たちの郷土史への関心も高まり、市内のたくさんの小学生たちが境内にある民俗資料館に訪れるようになりました。また鎌倉市も小田原市などと連携して、全国5市で、北条五代のNHKの大河ドラマ化を実現させる運動も進めています。アニメ風のキャラクターでは、わが綱成公は右下の黄色い「地黄八幡」の旗指物を持っている武将です。キャラ紹介にもあるように、とにかく戦に強く武勇に名を馳せた武将でありました。また北条三代、氏康公に厚く信頼され、二人は義兄弟の絆で結ばれていました。綱成公、もしドラマ化したら、どんな役者さんが演じるんだろう・・・氏繁公、氏勝公は?関東一円に、民に優しい平和な治世を築いた後北条氏。NHKドラマ化を切望し...北条綱成公生誕500年墓前法要
恒例の入檀式引続き役員会が無事に円成(成功)。今年は5軒の方が入檀されました。苦手な法話もどうにかこうにか(^-^;入檀者の方々も晴れ晴れとしたお顔をされていたので、いいお勤めになったと思います。春の大行事が終わってホッと一息です・・・入檀式
今日は花祭り(釈尊降誕の日)。甘茶をかけてお釈迦さまのご生誕をお祝いいたしました。今年はこのお天気なので人影もまばらでした・・・。入園式、進級式の方は、無事に終了。明日からまた194人の子どもたちが幼稚園に通ってきます(^-^)花祭り
小雨降る中、家族総出で境内のお花摘み。今年もなんとか花祭りの準備完了!今年は染井吉野も散ってしまい、花も少なめだったけど、椿たちが活躍してくれました。花御堂に飾った花々たち。(椿、桃、雲南黄梅、紫花菜、蘇芳、雪柳、水仙、山桜、木瓜、樒)明日は花祭り!そして入園式♪気合い入れていこう!花祭り準備
『KANO1931海の向こうの甲子園』という映画を観てきました。日本の台湾統治時代、台湾の嘉義農林学校が甲子園に出場し、準優勝したという実話に基づいた映画です。突っ込みどころは多々あるものの、彼らの白球にかける熱い思いに、心がポカポカと温かくなりました。当時の台湾の人々が50年もの長い間、民族の違いを問わず日本人として生活していたこと。その事実を思想信条は抜きにして、現代を生きる日本人に知って欲しいと思います。彼らの多くが望むのは、決して謝罪ではなく、自分たちが日本人として生きたことを知って欲しい、認めて欲しいということなのだと思うのです。というわけで今夜は台湾の誇るウィスキー、KAVALANSINGLEMALTを台湾で大ブレークしたブラックサンダーとともに。春節(旧正月)なので台湾人のカミさんは娘と一緒に台湾...KANO1931海の向こうの甲子園
11.9当寺恒例の開山忌でした。無事に終わってホッとしています。今回はご随喜が多かったので、置き茶湯ではなくて伝供ができました。法要前のチャリティ寄席は、今回は、真打三遊亭遊雀師匠。私は準備があるので、聴けませんでしたが、母は、いつもよりも笑い声がよく聞こえたとのこと。今回の檀家さんの参加者は40人余り。う~ん、もちっと集まらないものか・・・若い人が集まれるような行事も思案中です。ちなみにチャリティ寄席では26,000円の寄付金が集まりました。プラス4千円はお寺で出して3万円をシャンティ国際ボランティア会(SVA)に寄付いたします。開山忌
塩野七生さんの『ローマ人の物語全43巻』読破!読み終わるまで一年半くらいかかったかな・・・もともとマルクス・アウレリウスのことをローマの文化や世界観から俯瞰して見るために読み始めたのだけど、正直これほど夢中になってしまうとは思わなかった。ローマ建国から滅亡までの栄枯盛衰はもとより、ローマ人の生き様にスポットを当てており、魅力的な人間像が生き生きと描かれている。特にキリスト教が広まる前のローマの知的エリートたちの人生観は、ストア哲学がベースになっており、きわめて自制的かつ利他的で、自己の使命に責任を持ち、冷静沈着に困難を乗り越えていく姿には感嘆を覚えずにはいられない。また多神教であったローマは、実に寛容的でリベラルな社会でもあった。奴隷の身分も固定的ではなく、奴隷からローマ市民になる道もあり、また植民地(属州)は...『ローマ人の物語全43巻』
学生の頃から成功哲学の本を読みあさるものの、実行に移せたためしがないイタイ自分ですが・・・(^_^;)オモロイよこれ!(笑)ここで説かれている成功メソッドは、どれもどこかで読んだことがあるような内容だけど、関西弁のインチキくさい神さま(ガネーシャ)が、主人公に課題を与えていくという小説スタイルが斬新でユニーク!ガネーシャのキャラが強烈すぎて、ついつい読んでいて笑ってしまう^^とはいえ単なる自己啓発のハウツー本に陥らない、軽薄なユーモアの裏に、人生哲学的な深さも持ち合わせているから、まさにこの本は「あなどれない」のである。~ネタバレ注意(最後のシーン)~「成功しても、成功せんでも、気張って目標に向かって努力しても、ついに誘惑に負けて寝てしもても、ワシ、自分(お前)のこと好きやで。~略~」「成功だけが人生やないし、...夢をかなえるゾウ
ちょっと前に読了した、藤沢周平「市塵(上下)」。貧しい浪人儒者から立身出世し、時の将軍、家宣の絶大な信頼を得て「正徳の治」と呼ばれる幕政改革に努めた、新井白石。朝鮮使節待遇の改定、貨幣改鋳、武家諸法度改定など、次々と改革を推し進めるも、家宣が薨去し吉宗の代になって遠ざけられて失脚し、市中の人に戻っていく・・・。貨幣改鋳については、経済学的に評価の分かれるところですが、横行していた収賄や汚職を廃すための勘定吟味役の設置は、高く評価できると思います。また、痛快だったのは、上から目線でいちいち難癖をつけてくる朝鮮使節に対して、彼我対等に徹し、一歩も引かない毅然とした白石の姿勢です。しかしだからと言って、朝鮮使節を軽んじることなく、客人として真心を込めてもてなす誠実の人、白石。そしてイタリア人宣教師シドッチとの対話。子...市塵(上・下)
寺報『明珠』第4号
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