思考と離れた感覚~マーク・クリフトン

思考と離れた感覚~マーク・クリフトン

コンピーター・リサーチ社なるところで人事部長をしているケネディ。会社の研究者オーエルバッハ博士は、脳が記憶を蓄えるように、未知の超自然的な力を、現実の力に変換し、貯めることができる機器を発見しています。この研究を発展させて「反重力」を手に入れようと、ペンタゴンは、幾人かの「超能力者」を送り込んで協力する手はずとなっています。そして、ペンタゴンから、最初に、スワミなる人物が連れてこられます。スワミは、未知の高みにある存在とコンタクトできる「霊能力者」として生業を立てている、いかがわしげな男性です。しかし、灰皿一つ、念動で動かすこともできないのを見て取ったケネディは、早速スワミを送り返そうとしたところ、ペンタゴンからの送り書には次のくだりが。「ケネディ殿—このスワミが贋物であることは当方もすでに承知しているが...思考と離れた感覚~マーク・クリフトン