頭痛のタイプによって適応する鎮痛剤が違う? 鎮静成分の入っている鎮痛剤の使用は慎重に!!
お客様が、『ロートデジアイ』と『キューピーコーワゴールドαプラス』をレジに持ってきて、『ロキソニン』を求められたため、薬剤師が在籍しておらず置いていないことを伝えたうえで、化学構造式の似たイブプロフェン製剤を提案したところ、他のお店でも勧められたそうだ。 どうやら緊張性頭痛で、以前は『セデス・ハイ』を使っていたというため、鎮静成分が入っていると緊張型頭痛には適さないことを話したところ、精神科の […]
自分のお気に入りの薬を持とう! その薬の特徴を知っておこう!
お客様から綿の手袋を求められ、購入されるさいにヒアリングしたところ、手荒れにハンドクリームを使ってるというため、悪い選択ではないものの治療目的には医薬品を使うことと、手袋は夜に寝るときに患部を保護するのに有効なので、代わりに『ワセリン』を塗る方法もあることをお話した。 それから、養生法としてお湯を入れた湯呑みを握っておく方法を教えた。 ばんたび飲んでいるとトイレが近くなるから飲む必要は無いけ […]
目薬の添加物や防腐剤を怖がる前に、その薬が自身に合っているかを相談しましょう
若いお客様から『アルガード洗眼』を手に効果を尋ねられたけれど、使う前に顔を洗う手間を考えると目薬の方が楽とお話したところ、エピナスチンの点眼薬を病院から処方されていると分かり、なおさら不要なとこを伝えた。 そして、同じエピナスチンの内服薬である『アレジオン』と同じく、アレルギー反応を起こさせないようにする薬であることを説明し花粉症と腸との関係もお話して、本日はお帰りになった。 花粉症だからと […]
患者さんに丁寧な話し方をしていると、ヒアリングしきれない問題
お客様から右目に白いモヤがかかるとの相談があり受診勧奨したけれど、病院は嫌と強く拒否され、「テレビの見過ぎだと思う」という。 でもそれは、昔に子供の躾のための嘘が広まったもので、むしろ昼間だからと部屋の灯りを消して薄暗いところで過ごすのが良くないとお話をすると、まさにそうしているとのことだった。 足だって、よほど酷使しなければ歩き過ぎたとしても、足が悪くなるということは無い。 むしろ、使わ […]
薬を代理で買いに来た人が、どこまで本人に聞き取りしているのか、それが問題
お客様から、ご主人がクシャミをしているとのことで飲み薬を希望され、『小青龍湯』を案内したけれど、鼻水は無いというため点鼻薬を提案し、弱い局所麻酔の入ってる分だけ鼻腔内の刺激を軽減する『スットノーズαプラス』を勧めた。 すると、鼻の痒みは無いと言われたが、鼻腔内が何らかの刺激を受けてクシャミになることを説明し、、お買い上げいただいた。 花粉症がそうであるように、クシャミや咳は異物を体内に侵入さ […]
「薬は相談してから選ぶのが良い」のは、周辺情報もセットで購入できるからです
若いお客様が胸ポケットから目薬の瓶を取り出して目薬の棚を見ていたので声をかけてみたところ、初めて花粉症になって、コンタクトをしたまま使いたいため他の店で購入してみたのが、先ほど取り出していた『スマイルコンタクトクール』だと分かった。 効き目がイマイチだから、他の目薬を探しにいらしたそうだが、そもそも痒み止めも抗炎症成分も入っていないのだから当たり前ではある。 ただ、花粉症の症状を抑える抗ヒス […]
プロの患者になるためには、自身が困っている症状や生活スタイルなどを“初対面の相手”に話す練習が必要です
お客様が風邪薬や鼻炎薬を見ていて購入するのが雑貨のみだったので、何か心配なことがあるのか尋ねると、一人暮らしをしている成人の息子さんに送るのを見ていたとのことだった。 自身は『パブロン鼻炎カプセルSα』を使っていて、効いたら1日1回しか使っていないというので、「良い判断です」と伝え、それは息子さんにもお話をするよう勧めた。 お客様は、「本当は本人に買わせないとね」とも言っていたので、「その通 […]
お客様から『アレジオン』の試供品を求められ、お渡しするさいに使用経験を尋ねると、以前に病院から処方された事があるものの、毎日の連用が効果的なことを知らなかったようだった。 『アレグラ』もそうだが、アレルギーを発症させないのが目的の薬なので、症状が起きてから服用しても効果が発現するまでに日数がかかり、花粉症の場合には雨などで花粉が飛んでいなくても毎日欠かさずに飲むのが望ましい。 そういう意味で […]
1回分や2回分の薬の試供品で確かめるのは、効果があるかどうかではありません
お客様に『アレジオン』の試供品をお渡しするさいに使用経験を尋ねると、ご主人が使ってるとのことだったけれど、毎日欠かさず飲むことを知ってるかを確認するようお話した。 お客様から『アレジオン』か『アレグラFX』の試供品をと求められ前者をお渡し、予防薬として使うのが効果的なので1回分では無意味なことを説明した。 アレルギー性鼻炎に用いる薬には、第1世代の抗ヒスタミンと第2世代とがあり、基本的に第1 […]
薬剤師の対応が必要な市販薬を、いつでも自由に買えると思ってるうちは、使うのをやめたほうが良いかも?
やや高齢の夫婦のお客様が風邪薬の『改源』と『太田漢方胃腸薬II』を購入されるので、後者は内面的なストレスで向いてることを伝えると、使うのは奥さんで「合いそう」とのお返事だった。 内面的ストレスとは、起こってもいないことをアレコレと心配してしまうのを指し、その処方内容は胃を安らかにする『安中散』と水分代謝を改善する茯苓を組み合わせた『安中散加茯苓』である。 同じストレスでも、人から怒られたりし […]
病院が嫌いでも、薬を使いたくなくても、まずは現状確認をしておきましょう
やや高齢のお客様が『釣藤散』を購入されるさいにヒアリングすると、高血圧とのことだったが頭重感などの自覚症状は無く、病院も受診したことは無いという。 高血圧症は数値だけで判断するものではないとお話したところ、毎日飲む降圧剤が嫌というため、薬の処方を断っても良いから病院を受診するよう勧めた。 まずは、現状の確認が必要なんである。 同じく高血圧に用いる『七物降下湯』を紹介し、『釣藤散』も保険の適 […]
薬が効くかどうかは身体との相性があるし、正しく使っているかどうかも関係します
若いお客様から膝用のサポーターの相談を受け、仕事で長時間膝を床に付いているため、立つ時の痛みを緩和したいとのことだった。 しかし、うちのお店にあるのは厚みの無い物ばかりなので、スポーツ用品のあるお店を訪ねてみるよう勧めたのだけれど、『バンテリン膝用サポーター』を2個購入された。 お役に立てず、申し訳なし。 ドラッグストアーでは、どうしても通気性の良い薄いタイプのサポーターがメインだからねぇ […]
病院に行きたがらない患者さん、薬を損得で選ぶ患者さんには、情報を絞ることがあります
やや高齢のお客様から、マスクで唇が荒れてしまったとの相談を受け、『ロートメディカルリップメントール』と『モアリップW』を案内し、前者には殺菌剤も入ってることを説明すると、口内炎にも使えるか尋ねられた。 口の中には使えないとお話したところ、舌が痛いというため口内炎以外に舌炎の効能も記されている『トラフル軟膏』を勧めると、今度は唇に塗って良いか質問された。 成分的には唇に使っても問題は無いものの […]
レジに並んでからでは、情報の提供や相談に応じるのが難しくなります
お客様が『スマイル40プレミアムDX』を購入され、目薬の点し方を教えると「下を向いた方が良いの?」と訊かれたので、顔を起こしていると鼻から喉に流れてしまうことを説明した。 人間の身体防衛機能は優秀で、外から来た物は追い出そうとする。 花粉症になると、鼻水や涙が出るのもそう。 目薬も涙で追い出そうとするし、瞬きをすると睫毛に薬剤が持っていかれてしまう。 だから目薬を閉じ込めるために、目薬を […]
鼻炎薬、点鼻薬、効果的に使うためには患者さん自身の努力も必要です
お客様が鼻炎薬の棚で長考していたので案内を申し出るも、「大丈夫!!」と強い口調で断られ『パブロン鼻炎カプセルSα』と『ストナリニS』を購入された。 しかし成分違いとはいえ、どちらも開発の古い第1世代の抗ヒスタミン薬だから、もし同じ人が使うのであれば、あまり使い分ける意味は無い。 やはり気になるので、お会計を終えてから鼻炎薬には第1世代と第2世代がある、副作用は第2世代の方が少ないとされている […]
お客様の気分を害さないように気をつけているけれど、伝えたいこと、確認したいことがあります
『ムヒ』を探していて他の従業員に案内されてきたお客様に、『液体ムヒS』をお買い上げいただいた。 ただ、『ムヒSクリーム』とは処方が違うことは知らなかったようなので、剤形が変わると中身も変わることを説明した。 虫刺されの薬の強さを大きく四段階に分けると、一番弱いのが『ムヒSクリーム』となり、局所麻酔を加えて痒みを感じにくくする『ウナコーワクール』や『プチウナ』が一つ上に来て、さらに上は抗炎症作 […]
磁力機器が肩こりに効く根拠は不明? 薬ならば、主作用と副作用は表裏一体だけれど
お客様から『マグネループ』のサイズについて相談され、使うのはご主人だというので、男性なら少し大きめの物が良いのではと提案しつつ、そもそもの効果については不明であり、身体に直接的な害が起きないという、いわば安全だからこそ管理医療機器として認可されてるようなものと説明した。 血液には鉄分が含まれていて、それが磁力により影響を受け血行が良くなるという仕組みが、解明されていないのが現状。 もし鉄分が […]
市販薬は、3人家族だと1人は効かない? 一人ひとりに合わせては作られていません
お客様が『第一三共胃腸薬プラス』を購入されるさいにヒアリングしてみたけれど、「いつも使ってるから」というものの症状は教えてもらえなかった。 『第一三共胃腸薬』よりも健胃剤が多いことと、胃だけでなく腸の症状に傾けてあることを伝えて、お湯と水での簡易的な鑑別方法を教えた。 お湯を飲んで症状が和らいだり気持ち良くなるようだと、胃腸の血流が悪くなるような胃の冷えや疲れがあると考えられ、『第一三共胃腸 […]
市販薬の価格には、情報を持っている店員の人件費も含まれています! 持って帰らないと損ですよん♪
高齢のお客様が『パブロンSα』をレジに持ってきたけれど、咳の有無を確認すると成人のお孫さんが風邪っぽいと言ってるというものの、具体的な症状は不明だったため、起きていない症状を抑える成分がテンコ盛りの総合風邪薬を無闇に使うことのリスクを説明した。 咳止め成分の副作用が咳で、鼻炎薬の成分の副作用が鼻炎であるうえ、解熱鎮痛成分はいわば身体が病気と戦うのを邪魔する物だから、総合風邪薬を使うのは起きてい […]
総合風邪薬は副作用の集合体!? クスリはリスクを少なく使いこなすのが肝心です
お客様が『新ルルAゴールドDX』をレジに持ってきたさいにヒアリングしたところ、いつも使ってるとのことだったけれど、主訴は鼻水だけで咳は無く、家に病院から処方された『アレロック』があるというので、花粉症であればそちらを先に使ってはと提案してからお買い上げいただいた。 咳止め成分のリスクをお話して、鼻の症状は胃と関係するため、食欲があっても消化に良い食事をと勧めた。 鼻水だけとか、喉の痛みだけと […]
ガスを出そうとしたら《中身》も出ちゃうのは、筋肉だけじゃなくて胃腸機能の低下かも
やや高齢で常連の、私のことを「社長!」と呼ぶお客様から、『六君子湯』は良い物かと尋ねられた。 なんとも、ザックリした質問である(苦笑) 胃腸が疲れてる時に向いていると伝えたところ、ガスが出た時に水のような物も出てしまい、病院で処方された『六君子湯』を使ってみたら良い感じだったとのことだった。 ははぁ、そういう使い方もあるのか。 低下した機能を回復させるんだな。 覚えておこう_φ(・_・ […]
患者も医療の発展を支える1人です! 効かなかったら、副作用が現れたら、相談 or 報告を
以前から『スットノーズαプラス点鼻薬』をまとめ買いされる若いお客様が、今回も3個購入された。 点鼻薬に含まれている炎症を抑える成分には血管を収縮する副作用があり、繰り返し使っていると狭くなった血管内を血液が通ることにより内壁が擦られたり、栄養が行き届かなかったりして炎症を起こしてしまう。 実はこれは、内服の鼻炎薬も同じ。 点鼻薬の副作用が鼻炎なのだ。 それは前回にも伝えたのたが、改めて休 […]
痔は身体の外側と内蔵の両方にできる疾患なのに、痛みは外側でしか感じません
若いお客様から痔の薬の売り場を尋ねられ、案内するとそれ以上は何も訊かれなかったけれど、念のため『ボラギノールA』が一番強い薬で、痒み程度なら『ボラギノールM』でも充分であり、痛みの他に出血がある場合には止血剤の入った『プリザエース』が適しているということを説明したところ、しばらくご自分で選んで『ボラギノールA』の軟膏を購入された。 ただ、少し長引いているようなので、早めに病院に行った方が日帰り […]
薬を選ぶのには、薬の側の効能だけではなく、使う側の人の生活スタイルなどの情報が必要です
若いお客様が『ドリエル』を購入されるさいにヒアリングしたところ、使うのは初めてで、病院からは睡眠薬を処方されていたことがあり、今は使い切っているとのこと。 覚えていた薬の名前を教えてもらうと非ベンゾジアゼピン系で、脳の活動を抑制して入眠障害に使われることの多い睡眠導入剤だった。 お客様は、今回はそのを使うほどではないと考えて選んだそうだ。 ただ、非ベンゾジアゼピン系は肉体的な依存性が少なく […]
水虫の原因となる真菌は、患部以外にも繁殖しているかもしれません
水虫の棚で次々とお客様が薬を見較べていたので気にかけていたところ、『ブテナロックVαスプレー』をレジに持ってきたため、薬剤が飛び散る分だけコストパフォーマンスが悪い事をお話した。 殺菌剤だから、拭き散らかすより密着するよう塗布する方が有効性が高い。 そして持っも大事な点として、水虫であることが確定しているか尋ねると、病院は受診していて次までの繋ぎというので、液剤とクリーム剤手の水虫の場合の使 […]
「ブルーベリーが目に良い」はイギリス軍の偽情報!? ホットアイマスクの低温火傷に注意!
お客様から目のサプリメントをと注文され、売り場を案内したうえで医薬品のビタミン剤を勧めた。 サプリメントは成分に効果があるかどうか以前に、消費者庁からは製品ごとの落差が大きく、体内で充分に溶けずに排泄されてしまう製品が少なくないとして警告されているから、その点をクリアしているという意味でも医薬品のほうが信頼性がある。 お客様からは目に対するブルーベリーの効果を尋ねられため、第二次世界対戦でイ […]
まずは相談する習慣を! 調剤薬局は処方された薬とは別件でも健康相談に応じてもらえます
お客様が『ダスモック』(清肺湯)を購入されるさいに使用経験を尋ねると、以前に私から案内されたそうだ。 覚えていなくてすいません(^_^;) 合っていたようで、なにより。 やや高齢のお客様から『龍角散』を求められ売り場に案内したところ、以前には『龍角散ダイレクト』を使っていたそうで、ダイレクトの方には患部を癒やすニンジンと清涼感を増すアセンヤクが加わっていることを説明すると、「煙草やめればい […]
お店への要望は店員に喰ってかかるより、投書箱へ! 日本製にこだわっても、良いことはありません
若いお客様がフェルビナク製剤の『フェイタス5.0』を購入されるさいにヒアリングすると、当初は肩こりというお話だったけれど、鎮痛剤としては真ん中くらいの強さとお話したところ、痛いくらいというため適応すると思われることを伝えた。 ただ、皮膚から浸透しやすい成分ではあるため、持病とか他の内服薬と影響し合うこともあることをお話して、薬を選ぶ時には、立ってる者は親でも使えという言葉があるように、立ってい […]
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