【土曜講座】「『維摩経』を学ぶ」第一期(6回)『維摩経』は、初期大乗仏教の代表的な経典の一つです。経典の主人公は、現代的にいうと創作上の人物で維摩詰(ヴィマラキールティ)といい、ゴータマ・ブッダと同じ時代の居士つまり在家の仏教徒です。在家の大商人でありながら、ブッダの弟子たちよりもはるかに深い覚りの境地にあったとされています。彼が病気で寝ているというので、ブッダに命じられて弟子たちが見舞いに行き、維摩詰と問答をするという筋立てを通して、大乗仏教の基本的主張である「智慧と慈悲」がどのようなものかが印象深く語られています。聖徳太子も注釈書を書かれたと伝えられる『維摩経』をご一緒に学んでいきましょう。なお、この講座は今期6回のあとも長期に続きます。※同時視聴日より1か月程度YouTubeにて視聴可能となっていま...2024年9月サングラハ講座のお知らせ