24度目のキャンプを終えた福留孝介は、年齢なんかに負けるタマじゃない
2月はとにかく宇多田ヒカルのニューアルバム『BADモード』をよく聴いた一ヶ月間だった。この20年間でCDからサブスクへと音楽の聴き方は大きく変わったが、この人の才能は衰えるどころかますます磨きがかかっているようにも感じる。 「気分じゃないの (Not In The Mood)」の気だるい感じを出せるのは日本のアーティストだと宇多田ヒカルただ一人だと思うし、いわゆる売れ線とは程遠い音楽性ながらこれだけのクオリティを叩き出してくるあたりが天才の天才たるゆえんだろう。 邦楽の歴史を塗り替えた衝撃のデビューシングル『Automatic/time will tell』のリリースが1998年冬のこと。同じ…
2022/02/28 21:44