Yogaとは?悟りや解脱とは?タントラを中心に学術的視点を踏まえて探求しています
京都、滋賀でインストラクター活動後、禅師につき修行中。
世界のYOGA業界に多きな衝撃を与えた1冊といえば、2010年発刊のMark Singleton『Yoga Body: The Origins of Modern Posture Practice』ですが、日本でも2014年に発売され、大きな話題となりました。 ヨガ・ボディ: ポーズ練習の起源 www.amazon.co.jp 3,080円 (2023年01月05日 00:27時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する この書籍が示したのは、現代のアーサナ(身体姿勢)中心のスタイルが、必ず
現代において、“タントラ”という言葉が本来の伝統的文脈から逸脱し、特に性愛や感情の解放といった意味で使われるようになった背景には、オショー=バグワン・ラジニーシの影響が大きいと言えます。 以下、本題に入る前に、オショーに関する基本情報です。 ●バグワン・シュリー・ラジニーシ 生没年 1931年12月11日 – 1990年1月19日 出身地 インド・マディヤ・プラデーシュ州 名前 (Bhagwan Shree Rajneesh)のちにオショー(Osho)と改名 職業 哲学教授 → 霊的導師(グル) 活動地 インド(プネー)、アメリカ(オレゴン州ラジニ
『解脱型』と『神人化型』 ここからは、話が徐々に複雑になってくるので、努めて簡潔にまとめてみたいと思います。 今まで、精神修養のタイプにはその目的別に大まかに4つのタイプがあると書いてきました。 その中で、『解脱型』と『神人化型』の二つが、いわゆる悟り(覚り)だとか解脱だとかに繋がるものです。そして、ここから、さらに最終解脱となっていきます。 最終解脱が何を指すのかというのが、またまた難しく、その宗教、思想の背景が様々なので横並びに同列で語ることができません。 これが学びとして聴いても「何回聴いてもわからん!」となるところです。 そして、『解脱』というの
タイトルに「タントラ」とついていると目を引きやすいのか沢山の方に読んで頂いているようで、ありがとうございます。 その中には、現代的なスピリチュアルをお仕事にしている方もおられ、‘’タントラヒーリング’’というものがあると知り、ChatGPTに詳細を尋ねてみました。 以下はその回答です。 本回答では、「タントリックヒーリング(Tantric Healing)とは何か?」を、伝統と現代の両面から明確に解説します。 【1】本来「タントリック・ヒーリング」は存在しない インドやチベットの伝統的タントラには、「タントリック・ヒーリング」という用語や概念その
タントラとはなんぞや?①でも書いたように、タントラは元々あったものが、仏教やヒンドゥー教に吸収されたものです。 そこで、今回はタントラとタントラを取り入れた密教、そして顕教との関係をみていきます。 後半では、現代でのタントラが持つ問題にも触れますよ。 --- 【顕教 → 密教 → タントラの関係】 ● 顕教(śrāvaka-yāna / mahāyāna): 開かれた経典に基づいて教えを広く説く教法で、公けにされている一般的な教えです。 倫理・戒律・経典学習など、言葉や理性に基づき、論理的な思索や修行(戒・定・慧)を重視して、戒律と出家生活による解脱を理想
早くもタントラから少し脱線しますが…… 今回も興味深い内容です。 前回の分類分けが非常に楽しかったのですが、インド周辺が中心だったのでね。 今回は 世界の精神修養 を次の4つに分類してみました。: ◉ 1. 解脱型(Liberation-Oriented) ◉ 2. 神人化型(divinization / theosis) ◉ 3. 守護・霊術化型(Spiritual-Magical Empowerment) ◉ 4. 現世利益型(Worldly-Benefit-Oriented) --- ◉ 1. 解脱型 目的: 苦しみの終焉、輪廻の超越、無我、空、覚り、還元的
今回から少しタントラについて掘っていきたいと思います。 タントラ(tantra)とは、 インド発祥の超越的知識と実践技法の体系で、宗教宗派を問わず存在し、ヒンドゥー教・仏教・ジャイナ教などに展開されました。 タントラというと="密教"と誤解されがちですが、仏教密教は仏教の中に一部タントラの教義を移植した、という事です。 「ん?ヒンドゥー教から産まれてるんじゃないの?」と思ってしまいそうですが、近年の研究では、おおよそ紀元3〜6世紀ごろ、インド各地で複数宗教から生じたものが、仏教なりヒンドゥー教なりに移植されたそうでございますよ。 タントラと一括りにいっても、目的が違うと
インドの著名な覚者、それぞれの修行の道を、ChatGPTにまとめてもらいました。 オマケで+イエス·キリスト マールガの説明はのちほど 1. ラーマクリシュナ (Rāmakṛṣṇa Paramahaṁsa) プレマ・マールガ(Prema) シャクティ・マールガ(Śakti) 神に対する燃えるような愛と憑依現象の両方が融合 女神カーリーを母として愛し、泣き・歌い・踊り・憑依される神化の道の典型 --- 2. ラマナ・マハルシ (Ramana Maharshi) ジュニャーナ・マールガ(Jñāna) ドリシュティ・マールガ(Dṛṣṭi) 「私は誰か?」
「ブログリーダー」を活用して、ハーナヨーガさんをフォローしませんか?