免疫監視療法

免疫監視療法

今回は、『見えてきたガンの征服 生命の力が生み出したBRP療法』(佐藤一英:著、実務教育出版:1995年刊)という本をご紹介します。 この本によると、著者の佐藤一英(さとういちえい)医師は、1972年に次のような「免疫監視療法」を考案したそうです。 1.まず、がん細胞に放射線の微量照射、あるいは抗がん剤の微量投与をしてがん細胞に刺激を与え、がん細胞は体内に巣くう異物であり、免疫系が攻撃する対象物であるという目印をつけてやる。 2.そこにがん患者以外の健康人から採取した免疫の主役であるリンパ球を少量注入して、そのリンパ球に患者の体内のがんの存在は異物であると捉え、攻撃すべき対象であることを強く認…