以前、本ブログの「台湾の薬草療法」という記事において、「がんや肉腫を予防するには、マツタケ・ナメコ・エノキタケ・シイタケ等の常食が有効であると思われるそうです。」と書きましたが、シイタケの抗がん作用について詳しく研究した文献を発見したのでご紹介します。 それは、『癌と免疫増強 新しい宿主抵抗増強抗癌物質の開拓』(千原呉郎:著、講談社:1980年刊)という本です。 なお、著者の千原呉郎氏は、東京大学医学部薬学科卒の薬学博士で、国立がんセンター研究所で研究室長を務めた人物だそうです。 この本によると、がんに効果があるとされる民間伝承薬を調査する過程で、各種食用菌類の熱水抽出エキスをマウスに投与する…