本、漫画、映画など、心に残る作品を紹介するブログです。 作品は人を動かしたり、勇気づけたり、知らなかったことを知るきっかけになると思っています。 作品が社会を変えることを信じ、自分なりのメッセージを絡めて紹介します。
羊と鋼の森。 「羊」と「鋼」、そしてその「森」である、ピアノを中心に、主人公の成長や劣等感の乗り越えなど、全ての人に当てはまる悩みに寄り添うような物語です。 他人に引け目を感じたり、自分なんて、と思っている人にこそ読んでほしい一冊です。 羊と鋼の森 (文春文庫) 作者:宮下 奈都 文藝春秋 Amazon 羊と鋼の森価格: 792 円楽天で詳細を見る センスは必要か 主人公は、ある経験から調律師という仕事に魅せられ、ついに自分も調律師になりますが、学校を卒業して働くことになっても自分のセンスのなさに落ち込み、自分がどれほどできないかを先輩と比べ常に劣等感を抱いています。 私は同じような経験が多く…
過去は実際以上に輝いて見えるもの。 自分がどんなに冴えない生活を送っていた学生時代でも、あの頃はキラキラしていたな、とか、キラキラしていた人と仲良かったしな私、とか。特に、今の自分が絶望的に受け入れられない時。 でも今を生きるためには過去とは決別しないとやっていけない。過去に少なからず翻弄されている自分にそう言ってやりたくなった作品、勝手にふるえてろ。 タイトルがかっこいいと思って見始めた本作ですが、共感と教訓がたっぷり詰まったリアルな物語でした。 勝手にふるえてろ 松岡茉優 Amazon 勝手にふるえてろ (文春文庫) 作者:綿矢 りさ 文藝春秋 Amazon 勝手にふるえてろ DVD 通常…
まっすぐ生きているか。自分の軸をぶらさず生きているか。 自分の進むべき道に迷ったり、自分がしてきたことが全て無意味に思える。自分は薄っぺらい人間なのではないかと思える。 人生の中で迷いはいつでもついて回り、結果は簡単には出ない。 悩んでいる時、「なにくよくよしているんだ」と、そして、「大丈夫、楽しもうよ」と引っ張り上げてくれる、 誉田哲也さんが描く「誰も死なない青春小説」とよく語られる本3部作、武士道シックスティーン、セブンティーン、エイティーン。 武士道シックスティーン (文春文庫) 作者:誉田 哲也 文藝春秋 Amazon 武士道シックスティーン 誉田哲也/著価格: 836 円楽天で詳細を…
タイトルに騙されるなかれ。 この本は戦国時代の話ではないし、横浜で起こった事実に基づいているわけでもないのです。 横浜大戦争は、横浜を舞台にそれぞれの区にいる土地神たちが、ナンバー1を巡って「戦争」をする物語です。 横浜大戦争 (文春文庫) 作者:蜂須賀 敬明 文藝春秋 Amazon 横浜大戦争 (文春文庫) [ 蜂須賀 敬明 ]価格: 968 円楽天で詳細を見る 横浜の知識がつく(笑) ここはタイトルからも分かる通り、「横浜」を舞台にしているので、横浜の各区には何があるのかや区の成立年の前後など、横浜について詳しくなれます。 正直、横浜といえばみなとみらいと想像することが多いですが、この本を…
開き直ったつもりでも、心の奥では割り切れていないことがある。例えば恋だったり、例えば親友だったり。 割り切ろうとしているのは、自分の身を守るため。 大人になっても(20歳を超えても)自分を成長させるには自分の身を守る殻を捨てなければいけないのかもしれない。 けれど、それができたら楽しいはず。 そんな、大人になってからの成長を感じたのが、綿矢りささん原作の映画、私をくいとめてです。 私をくいとめて のん Amazon 私をくいとめて (朝日文庫) 作者:綿矢 りさ 朝日新聞出版 Amazon [rakuten:book:20295749:detail] 私をくとめては、「おひとりさま」を満喫する…
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