のぶさんとの間に流れる時間はずいぶんと穏やかになりました。 付き合い始めて13年、、やっと、、という思いがあります。 彼は男女の感情の機微に疎い人。 彼に限らず、男性の大半はそうなのかもしれません。 だから、男女のすれ違いは起きるのだと思います。 そんなすれ違いが続いて諦め...

夫との結婚式の前日。 人生で二度と恋をすることはないけど、 それでいいのね？と自分に問いかけたことを 思い出す。 もちろん。 夫が大好きだから。きっと愛してるって言える。 ずっと、一生、夫に恋をするわ。 そう、自分に言った。 配偶者とは違う異性と関係を持つこと。 その関係は...

夫が5月に受けた健康診断である項目が再検査と なりました。 昨日。 「再検査になった」と夫が話し始めました。 そうなんだ。。と言ったけれど。 こういう時は何の数値？とかいろいろ聞いた方がいいのかな。 「健診をドタキャンするような人間には話したくない？」と、わたし。 「いや。...

彼と明け方まで話していました。 少し微睡んで、翌朝は梅雨の晴れ間の快晴。 ここへ来るのは最初で最後。 そう思ったら彼の時間が許すまでベランダから広がる 海を眺めながら彼と話しました。 彼と出会った頃、わたしは元々持っていたメンタル疾患が さらに酷くなっていました。 大切な女...

彼と過ごすいつものホテルではなく、今回は 彼が友人と共同で所有している海沿いのコテージでの 一泊となりました。 彼の車を使うと奥さまに怪しまれる。 だから、わたしの車で彼を迎えに行って目的地へ。 車を3時間走らせて、彼のナビで到着。 海を見下ろせる高台にそのコテージはありま...

「みほに会いたい」 Healingの彼から届いた久しぶりのメールです。 「もし、都合付けてもらえそうならどこかで一泊は いかがですか？ゆっくり話したい」 わたしは彼との終わりを予感していました。 そうだとしても。 決めるのはわたし。 決定権は、わたしにある。 彼から届いた...

春にリタイアしたのぶさん。 勤務していた会社から届いた書類を確認して返送して、 同時に会社貸与のスマホを返却した日。 「後はハロワに行くだけ。とりあえず全部終わった。 みほは、仕事進んでる？」と、のぶさん。 仕事が好きなことを知ってるから、わたしが仕事に集中できるようにと...

Healingの彼からメールが届いていました。 みほに会いたい。 『みほに癒してほしい』 これがいつもの彼からのメールなのに。 いつもの文言ではないことに気が付きました。 次が最後なら会わない、会いたくない。 そう、彼に返信しました。 『そんなことないよ』ってすぐに...

「今年の検診、どうして行かなかった？」 先日の夕飯時、夫が突然言い出しました。 「仕事が忙しかったし、何となく面倒だし」 「そういう事じゃない」 夫が心配と不機嫌が混ざったような表情でわたしを見る。 「ごちゃごちゃ言われると余計に面倒になる。 来年は行くから」 わたしはそ...

みほさん、無理してない？ みほさん、頑張りすぎてない？ メールだけの彼からのメッセージ。 忙しいわたしを気遣うメールが届くのがうれしい。 放置してるわけじゃないけど、彼からのメールが届く方が 断然頻度が高いです。 でも。 時には、彼の元気がないメールが届きます。 今、バスの...

7月の下旬に、あるアーティストのライブがあります。 抽選方式で、ラッキーな事に当選しました。 ライブ会場は、わたしの自宅から新幹線で3時間ほどの距離。 そして、自宅と会場の間に、のぶさんの自宅があります。 ずっと仕事が多忙を極めているわたしには とても楽しみなイベントです。...

お泊まりの帰り道。 高速を走らせながら、彼との話題の中心は、、、。 『彼とのこれからのこと』でした。 彼、昨年くらいからでしょうか、、。 うまくできないことがあります。 今年に入って、それが増えています。 もうなくていいのよ、とわたし。 オレはいつもみほが欲しいんだ...

夕食は地元産の野菜をふんだんに使った懐石料理でした。 どれもこれも食べるのが惜しいくらいの素敵な盛り付けです。 ゆっくりと味わった後。 ロビーのアルコールコーナーに立ち寄りました。 彼はロックのウィスキー、わたしはピンクシャンパン。 部屋へ持ち帰り、ふたりで二次会です。 「...

のぶさんが前から行きたかったというミュージアムだったと 聞いて、ここを今回のコースに計画してよかったです。 彼が「ありがとう」と言ってくれることはうれしかったけど、 わたしの気持ちは不安でした。 あの夕日を彼と一緒に見たい。。。 でも、この日は午後から雲が広がってしまって、...

のぶさんのリタイアメントをお祝いするお泊まりに 行ってきました。 それと今月は彼のバースデー。 こちらのお祝いも兼ねて。 待ち合わせの駅でのぶさんをピック。 「どこに行くか不安？」と、わたし。 「ううん、みほとだから楽しいに決まってる」と、のぶさん。 この日のために予約した...

のぶさんとのお泊り旅行の直前に、 彼から突然の連絡が届きました。 みほ、明日会えるかな。 無理しなくていいよ。 ほんの少しだけでいいから会いたい。 この日は朝から何となく胸騒ぎがして、翌日の仕事を 片づけておいたので時間が取れました。 いつものように彼から「チェ...

月1回。 毎月同じ日。同じ時刻。同じ場所。 待ち合わせて数時間、お互いを求めあってきた関係。 名前さえ知らない間柄だったのに。。。 わたしから終わらせてしばらくして 偶然彼と再会しました。 気まぐれなわたし。 彼のことはそもそも嫌いになった訳じゃない。 都合のいい解釈をして...

ネットで送ることができるグリーティングカード。 のぶさんに『Invitation』と題してカードを送りました。 日時と待ち合わせ場所を記して。 行き先はシークレット。 持ち物は「パンツだけでいいよ」って書いて・・・。 カードを送った翌日。 のぶさんからメールが届きました。 ...

のぶさんが仕事をリタイアしました。 勤続40年くらいでしょうか。 彼が働いてきた業界は、彼曰くここ数十年で一番に 変化と進化した業界ではないかと。 わたしも同感です。 そして。 彼のバースデーは今月。 わたしは、のぶさんに『おつかれさま』の気持ちで 旅行を計画しています。 ...

不倫している。 それだけで、人としての信頼、価値、人間性。 すべてを否定されても仕方のないことと思っています。 そんなわたしだけど。 ひとつくらい、いいことをしているという自負。 経済的に困窮している子供たちに勉強を教えています。 英語、国語、場合によっては算数、数学も。 ...